ニュースレターNo.3/1995年3月発行
4. JPNICの情報サービスの概要 English Page
JPNICでは、JPNICの持っているリソース(JPNICデータベース, その他の公開文書ファイル)を分かりやすい形で、 ネットワーク経由で提供することを目的としたサービスを行なっています。 また、ネットワーク情報や日本の代表的な情報を、さらに整理・作成したり、 他の組織の保持する情報へのポインターもこれから提供して行く予定です。
これらの目的達成のため、 94年度より情報サービス作業部会(IS-WG)が組織されました。 情報や機能を増強していく予定ではありますが、 ボランティアに依存するところもまだ多く、サービス充実のための御意見、 あるいはデータ、労力など提供し協力して下さる方はis-wg@nic.ad.jpまで、 メイル頂けると幸いです。
現在提供している情報を簡単に紹介します。 利用方法は13節にまとめました。
4.1 情報の種類
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DB-WG (Database management working group)で管理しているデータ
(whois.nic.ad.jpで提供されるものを実験でmail-server, www, x.500でも提供)ネットワーク管理運用に関する個人情報 (一般的な人探しに使用するものではない)ドメイン情報(ドメイン名)、 ネットワーク情報(IPアドレス)、ホスト情報(ネームサーバ)、 プロジェクト情報(ネットワークプロジェクト)NOC 情報 (ネットワーク運用センター)など -
JPNICの公開文書
(mail-server, ftp, gopher,wwwなどで利用可: ftp.nic.ad.jp:/pub以下の文書)-
JPNIC関係の文書 (ftp:/pub/jpnic, jpnic-pub)
(JPNIC規約、申請書、運営委員会議事録、Q & A集、 日本ドメイン一覧等)ドメイン一覧は毎日更新されています。 -
JPNIC会員(ネットワーク・プロジェクト)情報(ftp:/pub/会員directory)
この情報の内容に関しては、 各ネットワークプロジェクトから提出されたものを提供しています。 - その他(jcrn, jepg-ip 等)(ftp:/pub/jcrn, jepg-ip)
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JPNIC関係の文書 (ftp:/pub/jpnic, jpnic-pub)
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インターネットに関する他のサイトからのミラー/コピーになっている情報
(ftp,gopher,wwwなどで利用可)
InterNIC/RIPE NCC/ISOC/IETF等(ftp:/pub/internet) -
ポインター情報(gopher/wwwなどで利用可)
JPNIC会員のさらに詳しい情報など、 コンピュータ ネットワークの発展のために有益な情報サービスへのポインターを提供しています。 - その他、JPNICの情報サービス利用統計(access-log)等
4.2 今後の課題
安定した運用のために、利用する計算機の割当の見直し、 データディレクトリの整理を行なっているところです。 このJPNICニュースレターの既刊号の日本語版をまもなく提供します。 また、海外からのアクセスに備え、 英文での情報の充実を行なう必要があり、 ニュースレターなどの翻訳を依頼しました。 利用統計情報については、 サービスにより形式の異なる利用記録ファイルから必要な情報を抽出する仕組みを構築中です。