ニュースレターNo.30/2005年7月発行
JPNIC新旧理事長からのご挨拶
2005年6月17日付で村井純に代わり後藤滋樹がJPNIC理事長に就任しました。
なお、村井純は引き続き理事として留任いたします。
新旧理事長からご挨拶させていただきます。
理事長就任の挨拶
後藤滋樹 早稲田大学理工学部コンピュータ・ネットワーク工学科教授
この度、社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター理事会において、理事各位のご推挙により、理事長に就任いたしました。
私は1993年よりJPNIC運営委員としてJPNICの活動に関わって参りましたが、この度理事長という任務を拝命し、皆様の協力をいただきながら進めていきたいと気持を新たにしております。
当センターは、その前進の1984年のJNIC発足以来、日本のインターネットの発展に深く寄与してきました。その後、インターネットが情報通信基盤としてその公益性が高まる中、JPNICと改組し任意団体を経て社団法人となり、より一層の社会的な責任と役割を担うようになってまいりました。
昨今、情報通信はインフラストラクチャとして益々重要度を増しております。JPNICは、インターネットの安定的な運用への貢献はもちろんのこと、IP電話の相互接続の問題への具体的な取り組みやインターネットセキュリティ技術に関する研究など、インターネットに関わる新たな取り組みにも積極的に関わってきております。引き続き、会員の皆様のお声を聞き、ご協力を仰ぎつつ、インターネットの発展に貢献できますように、微力ながら尽力いたす所存であります。
理事長退任の挨拶
村井 純 慶應義塾大学環境情報学部教授
この度、6月17日をもちまして理事長の職を辞すこととなりました。
JPNICの発足当時から理事長を務めさせて頂きましたが、職務を全うすることができましたのは、ひとえに、会員の皆様、また、関係者各位の深いご理解とご協力の賜物であり、心より感謝申し上げます。
JPNICは、その前身のJNICの発足から数え14年目を迎えましたが、その発足時よりグローバルインターネットの日本における拠点として役割を果たしてきました。インターネットが社会の重要なインフラと位置づけられるようになり、その課題も幅広くなってきており、JPNICに期待される役割も大きくなってきています。私は、理事長職を辞しますが、引き続き、理事としてJPNICの活動に尽力していく所存でおりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。