ニュースレターNo.34/2006年11月発行
Internet Week 2006 いよいよ開幕!
今年で10回を迎えるInternet Week 2006を、2006年12月5日(火)から8日(金)の4日間、今年もパシフィコ横浜 会議センターで開催いたします。当日受付もございますので、皆様ぜひご参加ください!
Internet Weekとは?
インターネットの基盤技術を中心として技術者の皆様に基礎知識や最新動向を学んで帰っていただき、ご自分のフィールドで生かしていただくことにより、インターネットの普及・促進・発展を目的としたイベントです。
プログラムは大きく分けてカンファレンスとチュートリアルで構成されます。カンファレンスは、参加団体がそれぞれの専門分野について開催するセッションです。会期4日間にわたり開催する各カンファレンスは、全体としてストーリー性をもって展開するのが今年のInternet Weekの特徴の一つとなっています。
また、チュートリアルは、3時間の講義形式で、インターネット技術の最新動向などを学ぶことができます。今年は、高度な知識や多数のノウハウ、さまざまな経験を有する最先端の技術者を迎え28講座を開講します。
Internet Week 2006のテーマ
今年で10年目を迎えるInternet Week 2006のテーマは、「これまでの10年を振り返り今後の10年を考える」です。
ご参加いただく皆様にとって、インターネットの歩んできた10年を振り返り、これからの10年を見据えて何をすべきかを考える場となって欲しいという願いを込め、Internet Week 2006を展開します。
会期中は、このテーマの下に各カンファレンスが開催される予定です。
- 問題提起
- 12月5日(火) IP Meeting 2006
- テーマ毎により深く問題を考え議論する
- 12月6日(水) DNS DAY/「インターネット上の法律勉強会」/Web 2.0 ワークショップ
12月7日(木) Security DAY 2006 あなたの出番です! ~市民権を得たセキュリティ対策~ 第11回JPNICオープンポリシーミーティング - 総括
- 12月8日(金) インターネットフォーラム・ジャパン
詳しくは「今年のカンファレンス」をご参照ください。
http://internetweek.jp/program/index.html#conference
JPNIC主催プログラムご紹介
IP Meeting 2006 [12月5日(火) 10:00-18:00]
Internet Weekが開催10周年の節目を迎える今年、Internet Week 2006中で開催される全てのカンファレンスで「今までの10年、これからの10年」を考えることになっています。IP Meetingは、そのオープニングとして、各カンファレンスで「これからの10年」を考えるための問題提起を行うという役割を受け持ちます。具体的には、以下のようにプログラムを構成します。
2006年 Technical Issue [午前の部 10:00-13:00]
ネットワーク基盤に関わる技術的テーマについて、2006年のトレンドをまとめ、今後のビジョンを語ります。これに参加すればこの 1年のインターネット技術動向をクイックに把握することができます。
- 1)ネットワーク基盤技術
- 2)レジストリ+ガバナンス
- 3)オペレーショナルセキュリティ
- 4)NGN(Next Generation Network)とインターネット
「Internet 2.0 に向けて- 変貌するネットワーク社会を見極める -」 [午後の部 15:00-18:00]
この10年を振り返ると、通信業界にはいまだかつてないほどの大きなパラダイムシフトが起こっています。例えば、電話(音声データ)や映像等は、IP網上でコンテンツやアプリケーションの一つとして利用されはじめました。また、携帯電話と固定電話は使い分けなくてもよいサービスの仕組みが提案されはじめています。このように今までは全く別物であった概念が融合(convergence)されて出現する世界が、「Internet 2.0=インターネットの第2フェーズ」です。
初日のIP Meetingでは、さまざまな切り口から「Internet2.0」の世界を捉え問題提起を行い、最終日のインターネットフォーラムでは、これまでの議論を総括します。
- 基調講演「放送とインターネット」(仮題)
- 慶應義塾大学 古川 享氏
- 講演
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- 「携帯のIP化と The Internet」
KDDI(株) 技術統轄本部技術開発本部長
工学博士 渡辺 文夫氏 - 「インターネットの真の国際化とは」
JPNIC理事 前村 昌紀
- 「携帯のIP化と The Internet」
- パネルディスカッション 「Internet 2.0 の世界」
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モデレータ: 後藤 滋樹 [JPNIC理事長] パネリスト: 浅羽 登志也[(株)インターネットイニシアティブ]
近藤 邦昭[JANOG]
谷脇 康彦[総務省]
外山 勝保[日本電信電話(株)情報流通プラットフォーム研究所]
前村 昌紀[フランステレコム・JPNIC理事]
渡辺 文夫[KDDI(株)]
DNS DAY [12月6日(水) 15:00-18:00]
DNS DAYでは、インターネットの基盤であるDNSに関する話題や最新情報を提供し、DNSの運用手法などについて議論します。プログラム前半では、JP-DNSサーバおよびMルートサーバの運用レポートを行います。また、DNSに関する世界的な最新動向をご紹介します。後半は、『DNSにおけるセキュリティ再考』と題して、512バイトを超えるDNSパケットの取り扱いについて、またキャッシュサーバでのセキュリティ事情について解説を行います。
- [前半] DNS updates
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- JP-DNS report
- root DNS report
- DNS最新動向
- [後半] DNSにおけるセキュリティ再考
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- コンテンツデータ肥大化の問題とその対応
- DNSプロトコルの落とし穴
- 質疑応答
第11回JPNICオープンポリシーミーティング [12月7日(木) 10:00-17:50]
JPNICオープンポリシーミーティングはIPアドレス、AS番号の分配ルールについて公募された提案をもとに参加者が議論を行うミーティングです。ここでポリシーに関する提案に対して参加者によるコンセンサス(総意)が確認された場合、その後定義されたプロセスを経て、JPNICのポリシーに反映されます。
また、必要に応じて本ミーティングでの議論に基づきアジア太平洋地域のIPアドレスポリシーを検討する場であるAPNICミーティングで報告・提案が行われることもあります。
プログラムはプレゼンテーションを公募のうえ選定し、2006年11月頃に決定次第Webにてご紹介いたします。
- 参考:第10回JPNICオープンポリシーミーティング
- http://venus.gr.jp/opf-jp/opm10/opm10-program.html
今回ご紹介した以外にも、一つのテーマについて興味を持った人たちが集まって議論するBoF(ボフ)や協賛企業によるソリューションセミナー、懇親会を開催予定です。プログラムの全容につきましては、Webページでご確認ください。
- Internet Week 2006 Webページ
- http://internetweek.jp/
今年もクリスマスのイルミネーション輝く横浜で皆様のお越しをお待ちしています。
(JPNIC インターネット推進部 飯塚有紀子)
Internet Week 2006 概要
【会期】 | 2006年12月5日(火)~12月8日(金) |
【会場】 | パシフィコ横浜 会議センター |
【URL】 | http://internetweek.jp/ |
【主催】 | 社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC) |
【共催】 | 財団法人インターネット協会(IAjapan) 有限責任中間法人JPCERTコーディネーションセンター (JPCERT/CC) 社団法人日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA) 財団法人日本データ通信協会 Telecom-ISAC Japan 特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA) 日本UNIXユーザ会(jus) |
【協力】 | 日本ネットワーク・オペレーターズ・グループ (JANOG) モバイル・コンテンツ・フォーラム (MCF) WIDEプロジェクト (WIDE) |
【後援】 | 総務省、文部科学省、経済産業省 |
【登録期間】 | 2006年10月2日(月)~11月22日(水) |
【お問合せ】 | Internet Week 2006 事務局 (JPNIC内) E-Mail: iw2006-info@nic.ad.jp |