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JPドメイン名の登録についての調査報告(1999年12月申請分)

目次

  1. 調査概要
  2. 第1章 申請に至るプロセス評価
    1. 1-1 ドメイン名登録に関する情報収集
    2. 1-2 JPNIC認知度
    3. 1-3 情報収集・申請手続きのわかりやすさ評価
  3. 第2章 申請以降の対応評価
    1. 2-1 申請から通知を受けるまでのプロセス評価
    2. 2-2 JPNICの対応評価
    3. 2-3 総合評価
    4. 2-4 自由回答にみるJPNICへの評価・期待
  4. 資料1 自由回答
  5. 資料2 集計表(時系列データ)
  6. 資料3 調査票

調査概要

【調査目的】

1999年12月にJPドメイン名の登録申請を行った組織に対して、 申請業務全般についてのアンケート調査を行い、 その結果から今後のJPNICのサービスを改善するヒントを得る。

【実施時期】

2000年1月25日~2月14日

【実査方法】

電子メール(一部郵送)によるアンケート調査

【調査対象数】

JPNICへの直接申請 500組織
JPNIC会員プロバイダの仲介による申請 500組織
計1000組織を無作為抽出

【有効回収数】

JPNICへの直接申請 144組織(有効回収率28.8%)
JPNIC会員プロバイダの仲介による申請 26組織(有効回収率5.2%)

注1.本調査は過去5回実施(1994.11申請、1995.11申請、 1996.11申請、1997.11申請、1998.12申請)しており、 今回は第6回となる。

注2.3回前までは、 ドメイン名申請者とIPアドレス申請者を対象に行っているが、 前々回よりドメイン名申請者のみを対象としている。

第1章 申請に至るプロセス評価

今回回答のあった組織のうち、 ドメイン名申請がはじめてという組織は、 「直接申請」全144件のうち94件(65.3%)、 「会員経由申請」全26件のうち19件(73.1%)であった。 申請に至るプロセス評価についてはこの初申請組織のみを対象とした。

1-1 ドメイン名登録に関する情報収集

ドメイン名登録の必要性

インターネット接続のためにドメイン名の登録が必要であることを知った経路として、 直接申請組織の場合は、 「人から聞いて」との回答が42.6%で最も多い。 次いで、 「インターネットプロバイダーへ問い合わせて」が18.1%となっている。 会員経由申請組織でも、 直接申請同様「人から聞いて」が31.6%で最も多い。 以下、「書籍」「雑誌・新聞」の紙媒体がともに21.1%で続く。

グラフ:ドメイン名登録必要性の認知元
■ドメイン名の登録が必要であることを何から知ったか(複数回答)

インターネットに関する不明点の調べ方

インターネットに関してわからないことがある時の情報源として、 直接申請組織では「人に聞く」という回答が最も多く54.3%、 次いで「書籍」の45.7%であった。 会員経由申請組織でも、 直接申請同様「人に聞く」が57.9%で最も高く、 「書籍」が42.1%で続いている。

グラフ:不明点の調べ方
■インターネットに関してわからない点をどのようにして調べたか(複数回答)

1-2 JPNIC認知度

会員経由申請者のJPNIC認知度

会員経由で申請を行い、 今回ドメイン名の申請が初めてという19組織のうち、 JPNICを知っていたのは13組織(68.4%)で、 これは昨年(68.9%)とほぼ同率であった。

JPNICの認知経路

JPNICをどのようにして知ったかという問いに対しては、 直接申請組織では「人から聞いて」が 37.2%で最も多く、 次いで「インターネットプロバイダーから」(22.3%)となっている。 一方、会員経由組織では、「雑誌・新聞」が30.8%で最も多い。 次いで、 「書籍」「インターネットプロバイダーから」がともに23.1%で続いている。

グラフ:JPNICをどのようにして知ったか
■JPNICの存在をどのようにして知ったか(複数回答)

JPNIC活動内容の認知度

JPNICの活動内容に関しての認知をみると、 直接申請・会員経由ともに「IPドメイン割当」が突出して多く、 85%前後となっている。 「JPドメイン名割当て」以外の業務では、 直接申請が「ドメインネームサーバの運用・管理」「IPアドレス割振」がとおに3割弱の認知率。 会員経由では、「IPアドレス割振」が6割強、 「ドメインネームサーバの運用・管理」が4割弱となっている。

グラフ:既知のJPNIC活動内容
■JPNICの活動内容について知っているものは(複数回答)

1-3 情報収集・申請手続きのわかりやすさ評価

申請にいたるまでの手続きや情報収集のわかりやすさを5段階評価してもらった。 「すぐに分かった」「分かりやすかった」「煩雑とは感じなかった」といったプラス評価を5点、 「わからなかった」「分かりにくかった」「煩雑に感じた」等のマイナス評価を1点とした加重平均も算出した。

申請に必要な情報の取得方法のわかりやすさ(初申請者全体)

直接申請、会員経由とも評価のばらつきがみられた。 加重平均でみると直接申請、会員経由ともに2.8であった。

申請に必要な文書の置き場所のわかりやすさ(初申請者・WWWや電子メールでの情報入手者)

申請に必要な書類を、 WWWや電子メールで入手した組織にその文書の場所がすぐに見つかったかとの質問に対しては、 直接申請では「すぐに分かった」「分かりやかった」の合計と、 「わからなかった」「分かりにくかった」の合計が同じ比率となっている。 加重平均では3.1であった。

申請に関する全体的なわかりやすさ(初申請者全体)

申請に関する全体的なわかりやすさについては、 会員経由に比べて直接申請の方が「分かりにくかった」とする回答が多く、 加重平均では直接申請2.9、会員経由3.4となっている。

申請業務は煩雑だと感じたか(初申請者全体、会員経由は全体)

申請の煩雑さに関する評価は、直接申請、 会員経由ともに大差のない評価となっているが、 若干直接神聖の方が「煩雑と感じた」割合が高い。 加重平均では直接申請3.1、会員経由3.3であった。

グラフ:情報取得方法のわかりやすさ
■申請に必要な情報の取得方法のわかりやすさ
グラフ:文書置き場所のわかりやすさ
■申請に必要な文書の置き場所のわかりやすさ
グラフ:全体的なわかりやすさ
■申請に関する全体的なわかりやすさ
グラフ:煩雑だと感じたか
■申請業務は煩雑だと感じたか

第2章 申請以降の対応評価

第2章では、直接申請組織、会員経由組織の全回答者を対象として、 申請してから最終的に通知を受けるまでの主にJPNICに対する評価をまとめた。

2-1 申請から通知を受けるまでのプロセス評価

ドメイン名登録の申請方法

直接申請は、今回、回答のあった144組織中、 94組織(65.3%)が電子メールによる申請、 34組織(23.6%)が郵送によるもの。会員経由申請に関しては、 26組織のうち電子メールは10組織(38.5%)、 郵送は13組織(50.0%)である。

申請から最終通知までにかかった日数

申請から最終通知までにかかった平均日数は、直接申請が14.1日、 会員経由が15.9日であるが、 日数が極端にかかったケースも含めた単純平均によるものである。 分布をみると、直接申請では「8~14日」、 会員経由では「15~21日」が最も多い。 1ヶ月近くかかっているケースも1割強存在している。

グラフ:手続き期間分布
■申請から最終通知までにかかった日数の分布

業務への影響

申請から最終通知を受け取るまでの期間中、 業務へ何らかの支障を来したかどうかを尋ねた。 直接申請、会員経由ともに、 最も多かったのは「特になかった」で、 ともに65%程度となっている。 処理期間中「業務に大幅な支障を来した」または「業務に支障を来した」と答えた組織の合計は、 直接申請、会員経由ともに7.7%であった。

希望ドメイン名の登録

希望ドメイン名を登録できた組織は、直接申請では81.9%、 会員経由申請では88.5%である。

手続きは順調に進んだか

申請から最終通知(登録、不承認などの通知)までの手続きは、 会員申請では「そう思う」が 42.3%を占めるが、 直接申請では26.4%にとどまっており、評価のばらつきが見られる。 加重平均でみると、直接申請3.5、会員経由が4.2である。

グラフ:手続きは順調に進んだか
■申請から最終申請までの手続きは順調に進んだか

2-2 JPNICの対応評価

申請中におけるJPNICとの連絡の有無

申請中にJPNICと連絡をとったのは、 直接申請では37組織(25.7%)、 会員経由申請では3組織 (11.5%)であった。 以下その際のJPNICの対応評価についてたずねた。

問い合わせに対する回答にかかった日数

直接申請では「即座に来た」が56.8%を占め、 「24時間以内に来た」(27.0%)を合わせると8割を超える。 昨年より更に迅速化している。 会員経由申請では、「即座に来た」、「24時間以内に来た」、 「3~6日で来た」がそれぞれ1組織ずつの回答であった。

グラフ:回答が来るまでの日数
■問い合わせに対する回答が来るまでの日数

JPNICの対応に対する評価

問い合わせに対するJPNICの対応が親切だったかとの問いには、 直接申請、会員経由とも「親切だった」(5段階評価で5、 4)との回答が多い。 加重平均では、直接申請4.1、会員経由4.0 と、好評価を受けている。 また、JPNIC職員の知識についても、直接申請、 会員経由ともに「十分だった」(5段階評価で5、4)との回答が多い。 加重平均では、直接申請4.2、会員経由4.3で、 こちらも好評価となっている。

グラフ:対応は親切だったか
■JPNICの対応は親切だったか
グラフ:知識は十分だったか
■JPNIC職員の知識は十分だったか

2-3 総合評価

今回のドメイン名申請におけるJPNICの総合評価

総合的な評価について、「良かった」を5点、 「良くなかった」を1点とする5段階評価でたずねた。 「良くなかった」(5段階評価の1、 2)との回答は直接申請組織で1割弱、 会員経由の場合は3.8%に過ぎず、良好な評価だったといえる。 加重平均でみると、直接申請3.7、会員経由が3.9であり、 ほぼ前回(同3.6、3.9)とほぼ同じ水準となった。

グラフ:総合評価
■JPNICに対する総合的な評価

2-4 自由回答にみるJPNICへの評価・期待

申請に関してわかりにくかった点

  • 送付書類のうち、どれが申請書なのかわかりにくい、欲しい情報がすぐに得られない
  • 申請書の記入項目や書式が理解できない・わかりにくい

との意見がみられた。 これは、前回とほぼ同様の意見である。

JPNICの対応に関して特に良かった点、悪かった点

良かった点としては、

  • わからなかったところを親身に聞いてくれた
  • 対応が迅速

などの意見がみられた。一方、悪かった点として、

  • 専門用語が難しい
  • 申請に関する変更があった場合に連絡がこなかった、問い合わせに返事がこない

などがあげられている。

JPNICが改善すべき点/JPNICに期待する点

全般に、 申請手続きをよりわかりやすく・簡略化して欲しいとの意見が多い。 具体的には、

  • 申請書の記入例(サンプル)を提示する等、記入方法についての説明をもっとわかりやすく
  • 申請時、同じ項目を何度も入力せずにすむようPGMを改善
  • 印鑑証明や郵送での申請が大変

などである。 他には、申請期間の短縮化や、 登録料が割高な点について改善を求める意見もみられた。


Recruit Research Co,.Ltd.

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