ハンズオン DNSSEC基礎
講師
JPNIC 技術部 小山 祐司
概要
DNSはインターネットにおいて重要なシステムの一つであるため、 その信頼性を確保することは重要です。 近年になりセキュリティの向上をめざし、 DNSSECによるルートゾーンや TLDでの鍵署名、 サーバの実装も進んできておりエンドユーザーが鍵署名を行うことも可能になってきました。
本講座では、DNSSECについてその概念や設定方法などについて解説するとともに、 実際にネームサーバの構築を行いながら、DNSSEC署名や検証方法など、 DNSSECを利用するにあたって必要な事項について紹介します。
対象
- DNSサーバの運用経験がある方
- DNSSECに興味のある方
前提
- DNSに関する基礎的な事項やBIND9の設定に関する基礎知識
- digやviなどといったコマンドラインツールの業務における利用経験
※なお、DNSSECに関する基礎知識について不安のある方は、 DNSSECの座学講座「DNSSEC入門」の受講もお勧めします。
ご用意いただきたいもの
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本ハンズオン受講用のPC (Windows OS、MacOS、Linux OSを搭載した端末)
- SSHクライアント(TeraTerm、Putty等)が利用可能であること
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TCP 22022ポートでの通信が可能であること
(ハンズオンサーバにSSHでログインし操作していただきます)
- また、Zoomで投影されたスライドを見ながら作業いただきますのでデュアルディスプレイでの受講をお勧めします。
専門性の度合い
★★★★★
学習内容
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DNSSECの概要
- DNSのセキュリティ
- DNSSECとは
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DNSSECの有効化
- キャッシュサーバ
- 権威サーバ
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再署名と鍵更新
- ZSKの鍵更新
- KSKの鍵更新
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その他
- トラブルシュート
- DNSSECを利用したアプリケーション
参加者の声
- DNSSECの概念や実装について説明を受けられたので良かったです。
- 複雑な技術ですが、資料も説明も大変わかりやすいと思います。
参加費
一般価格 40,800円(税込)
JPNIC会員/指定事業者等 :20,400円(税込)