JPNICにおけるセキュリティ管理のあり方に関する調査委託 企画コンペ実施要領
企画コンペ実施要領
- 1.委託業務名
-
JPNICにおけるセキュリティ管理のあり方に関する調査委託
- 2.業務の目的・内容等
- 別紙の通り。
- 3.提出書類
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企画書 3部 概要見積書 1部 会社概要(すでに受領している場合には不要) 1部 認証関連のシステム開発、コンサルティングの実績一覧 1部 - 4.企画書の記載事項
-
企画書には、以下の事項を合計数ページ以内で記載することとする。
- (1)基本方針
- (2)アプローチ・分析方法
- (3)スケジュール
- (4)作業体制
- (5)見積内訳
- (2)アプローチ・分析方法
- (1)基本方針
- 5.説明会
-
本件についての説明会を以下の日時にて執り行う。参加希望者は
下記の要領にて、参加申し込みを事前に行っておくこと。
日時: 平成10年10月12日(月) 15:00~17:00 場所: 東京都千代田区神田小川町1-2 風雲堂ビル3F JPNIC 事務局会議室A 申込方法: 参加希望組織名、参加希望者人数を明記の上、 「セキュリティ調査委託業務説明会参加希望」と記述した電子メールを koubo@nic.ad.jp 宛に送付する。 - ※ただし、説明会に出席しない場合でも応募は可とするが、その場合は連絡先を 明記の上、「企画書提出希望」と記述した電子メールをkoubo@nic.ad.jp 宛に 送付すること。
- ※ただし、説明会に出席しない場合でも応募は可とするが、その場合は連絡先を 明記の上、「企画書提出希望」と記述した電子メールをkoubo@nic.ad.jp 宛に 送付すること。
- 6.企画書提出方法
-
「セキュリティ業務企画書在中」と朱で表記のうえ、下記まで、郵送また
は宅急便にて送付(当日必着)。
- 101-0052東京都千代田区神田小川町1-2 風雲堂ビル3F
- 日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC) 事務局宛
- 7.企画書提出期限
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平成10年10月26日(月)
- 8.採用業者の選定
-
企画の内容を審査し、必要に応じてヒアリングを行った上で、採用業者を決定し、通
知する。
- 9.その他
- (1)提出期限までに企画書が提出されない場合は、棄権とみなす。
- (2)提出された書類は返却しない。
- (3)企画コンペの参加に係る費用は、参加者の負担とする。
- (2)提出された書類は返却しない。
別紙
委託仕様書
- 1.委託業務名
-
JPNICデータベースに関する認証業務のあり方に関する調査委託業務
- 2.背景
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JPNICでは、インターネット・ユーザの利便性を図るため、JPNICがIP・ドメインネー
ム取得申請等において収集した各種データをデータベース化し、インターネット上で公
開してきた。
しかし、情報の中には、個人の自宅電話番号等、個人情報に関わるものも含まれてお り、一部の情報は適切なアクセス管理が必要となっている。また現状では、各種データ の更新(技術担当者の交代等)に関しては、プロバイダ等からの電子メールに基づいて 行っているが、この際になりすましによる虚偽の申請を排除できるよう、適切な本人認 証が必要となっている。
JPNICでは、このような状況を鑑み、IP、ドメイン等の情報のアクセス・更新に際し、 何らかの方法で本人認証を行う方法を検討しているところである(現在、セキュアWeb を利用したJPNICデータベースへのアクセス・更新についてテストを実施中)。 ただし、認証の対象となる機関は、JPNIC会員(約250組織)及びその他の登録者(約 8万5千組織または個人)と数多く、それらの本人確認をどのように行うかについては 充分な検討が必要である。また、個人や企業の登録者の委託を受けたプロバイダが代行 してデータ更新を行うことも可能とする必要がある。
そこで、JPNICが管理するIP、ドメイン等のデータベースへの既存登録者のアクセス・ 更新時における認証システムとしてどのような選択肢があるのか、またそれらをJPNIC の実情を基に評価した場合、それぞれどのようなメリット・デメリットがあるのかに ついて、検討を行うこととした。
-
3.委託業務の内容
- (1)JPNICデータベースに対する認証技術の適用形態の検討
- 新規申請者及び既存の登録者の本人確認を行い、公開鍵証明書を発行し、JPNICデータ ベースの運用において認証を行う方式に関し、現状で考え得る方法を洗い出し、それぞ れについて情報システム、体制を含めた運用イメージを作成する。
- (2)各運用方式の比較評価
- 上記(1)で示された各運用方式に関し、それぞれの利点、欠点、想定コスト等の評価 指標を設定し、比較評価を行う。
- (3)会議への出席
- JPNICが本件に関し、開催している検討会議(月1~2回程度開催)に担当者 (1~2名)を出席させ、アドバイス等の支援(その場で対応できるレベル)を行う。
- 4.用語の定義
-
用語については統一し、必要があれば定義すること。ただし、以下の用語については
以下の定義を使用すること。
- (1)新規申請
- IPやドメインの新規取得に係る申請であり、プロバイダ等、既に登録を行ってい る者が第三者の委託を受けて、代行申請を行う場合もこれに含める。
- (2)更新申請
- 既に登録されているIPやドメイン等の情報の更新に係る申請であり、委託を受け た第三者のデータの更新も含まれる。
- (3)代行申請/代行新規申請/代行更新申請
- 第三者の委託を受けて行う、新規申請/更新申請。
- (4)既存の登録者
- 既にIPやドメインを登録している者(JPNICデータベースの自己のデータを参照 する 者を指す場合等に使用)。
- (5)ユーザ更新データ
- 既存の登録者が、直接、更新することができるデータ。
- (6)JPNIC更新データ
- 既存の登録者の更新申請内容をJPNIC担当者が確認を行った上で更新するデータ。 なお、新規申請においては、全てのデータがこれに該当する。
- (7)JPNIC管理データ
- JPNIC担当者が管理する情報で、既存の登録者には更新権限がないデータ。
- 5.委託期間
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契約締結の日から平成10年12月22日までとする。
- 6.成果品
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JPNICデータベースに関する認証業務のあり方に関する調査報告書20部
- 7.実施上の注意
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本委託業務の実施に当たっては、つぎのことに留意すること。
- (1)本業務で知り得た情報及び報告書を、許可なく第三者に提供しないこと。
- (2)本業務を受託しても、JPNICにおける今後の委託事業を受託する上で、なんら有利 にはならない。
- (1)本業務で知り得た情報及び報告書を、許可なく第三者に提供しないこと。
注)なお、JPNICデータベースの内容が変更されても整合性に問題が生じないように、 本調査ではJPNICデータベースの詳細まで踏み込まないこととする。JPNICデー タベースのデータを報告書の中で取り上げる場合には、特性に応じて下記4. の(5)~(7)の用語で代替、または必要に応じて定義した用語を使用すること とする。
以上