1999年2月15日
(社) JPNIC
皆様にはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。また、
平素は(社) 日本ネットワークインフォメーションセンター
(JPNIC)の活動にご理解とご協力をいただきまして誠にありがと
うございます。
さて、JPNICでは、「ドメイン名 用語集作成のための仕様書」
に基づき 用語集の作成業者を公募いたします。
公募期限 | 1999年2月24日 |
提出資料 | 見積書、提案書または企画書 応募業者の実績を示 す資料 |
応募方法 | 応募業者名、担当者名、電話番号に 提出書類を加 え、郵送または FAXで、お申し込みください。 |
送付先 | 〒101-0052 東京都千代田区神田小川町1-2 風雲堂ビル3F
(社)日本ネットワークインフォメーションセンター
事務局宛 (「ドメイン名 用語集作成業務企画書在中」と朱書のこと) |
FAX番号 | 03-5297-2312 |
ご不明な点がございましたら query@domain.nic.ad.jp 宛まで、 お問い合わせください。
1999年2月15日
(社)JPNIC
◆本文書について
本文書は、「ドメイン名 用語集」作成に関する仕様書である。
◆ドキュメントの定義
「ドメイン名 用語集」は、以下のようなカテゴリの、主にドメイン名に関す
る用語を列挙し、それぞれに解説文章(定義)を付与したドキュメントと定め
る。
- ドメイン名の一般概念に関する用語
- ドメイン名登録規則に含まれる用語
- ドメイン名登録申請に関する用語
- JPNICデータベースに関する用語
- JPNICに関する用語
- その他の用語(IPアドレス、AS番号などに関する用語)
「ドメイン名 用語集」は、それ単独で用語集として活用できるように、解説
文章を作成しなければならない。
◆ドキュメントの対象読者
対象読者としては、ドメイン名登録申請希望者や、ドメイン名についての一般
的な知識を学びたい人など、JPNIC外部の読者を想定する。対象読者には、イ
ンターネットの仕組みや登録申請に係わる法律などに関する知識があるとは限
らない。
◆ドキュメント作成の背景・ニーズ
現在、JPNICとして管理・公開している用語集は存在しない。
「ドメイン名 用語集」を作成・公開することによって、次のメリットが考え
られる。
- 「ドメイン名 用語集」を公開することよって、JPNIC事業(コンピュータネットワ ークの利用に関する教育・普及啓発)の一助となる。
- 作成した「ドメイン名 用語集」を、今後作成するJPNIC外部に対するドキュメント の素材として流用できる。
- JPNICへの問い合わせに対し、回答を行う際に使用する用語を「ドメイン名 用語集 」で定義し、公開することによって、問い合わせ者の理解を助けることができる。
- 「ドメイン名 用語集」作成の過程・参考資料などの情報を記録しておくことにより 、今後の改訂作業を容易にできる。
◆ドキュメントが満たさなければならない条件
今回作成する「ドメイン名 用語集」は、次の条件を満たすものでなければな
らない。
- ドメイン名登録規則など、JPNICが公開している文書の内容を反映させた説明としな ければならない。
- JPNICが公開している文書で使われている用語については、「ドメイン名 用語集」 との間で食い違いが生じて、誤解の原因とならないように、特に注意を払う必要があ る。
- 統一された文体・表現による文章を使用しなければならない。
- 分かりやすい文章を使用しなければならない。
- 対象読者を想定した、一般的な記述としなければならない。
- 「ドメイン名 用語集」作成時に、既存の出版物を参照するケースもあると考えられ るが、その場合は著作権を侵害しないよう、十分留意しなければならない。
◆作業進行
「ドメイン名 用語集」作成にあたっては、次の作業進行が考えられる。ただ
し、具体的には、ドキュメント作成に実際にあたる業者が決定すべき事柄であ
り、本文書が拘束するものではない。
- 「ドメイン名 用語集」に含める用語を、各種資料からピックアップして、リスト 化する。
- 用語のリストについて、DOM-WG、および事務局担当者のレビューを受ける。
- レビュー結果を反映させて、用語を確定する。
- 用語に対する解説文章を作成し、「ドメイン名 用語集」のドラフトを作成する。
- DOM-WG、および事務局担当者から、ドラフトのレビューを受ける。
- レビュー結果を反映させる。
- 納品物としてまとめる。
- DOM-WGの検収を受ける。
なお、用語をピックアップする際は、少なくとも、下記文書を参照すること。
- ドメイン名登録等に関する規則
- ドメイン名登録等に関する技術細則
- JPNICデータベース登録ガイド
- IPアドレスの割当に関するガイド
- AS numbers in JAPAN
◆納品物のボリューム
「ドメイン名 用語集」のボリュームは、ピックアップする用語の量に依存す
るが、たとえば、次のようなものが考えられる(仮に、A4換算、40字×30行と
する)。
- 用語の量としては、少なくとも100語程度。
- 1ページに約5用語を格納。
- 内容によるが、1用語あたり、4~7行で説明する。
- 全体をまとめて、A4換算で約20ページに。
◆納品物の形態
納品物としては、次のものを用意すること。
- 「ドメイン名 用語集」を格納したTXTファイル
JPNICのWebページは、TXTファイルでの公開が原則になっているので、TXTファイルが
必須である。
- 「ドメイン名 用語集」を格納したHTMLファイル
TXTファイルと同じ内容で、HTMLファイルも作成する。参照文書がある場合は、その文
書へのリンクを張る。簡単な検索メニューを付けることが望ましい。
- 「ドメイン名 用語集」の作成過程・参考資料をまとめた記録文書 「どのような観点で用語をピックアップしたか」、「解説文章作成にあたり、どのよ うな資料・出版物を利用したか」などの概要をまとめたもの。改訂作業の際の参考資 料とする目的のもので、公開はしない。文書の形式も特に定めない。
◆使用ツール
使用ツールについては、本文書では定めない。
主たる納品物がTXTファイルとHTMLファイルであるので、使用ツールについて
特に制限は設けないが、両ファイルのメンテナンスが容易となることを念頭に
おいて、使用ツールを選定すること。
また、改訂作業をJPNIC事務局で行うケースも考えられる。使用ツールの可否
については、作業開始前に、JPNIC事務局に確認すること。
◆検収条件
「ドメイン名 用語集」の検収は、JPNIC DOM-WGが行う。
DOM-WGは、提出された用語リスト、および「ドメイン名 用語集」のドラフト
について、メーリングリストなどによってレビューを行い、部会で検収を行う。
◆サンプル
作業の進め方の例を示すために、サンプルを添付する。具体的には、ドキュメ
ント作成に実際にあたる業者が決定すべき内容であり、本文書が拘束するもの
ではない。
ドメイン名登録原簿 ドメイン名管理のために必要な情報が格納されている、JPNICが管理している原簿です 。登録申請したドメイン名が承認されると、ドメイン名登録申請書に記載した内容に 基づいて、ドメイン名登録原簿への登録が自動的に行われます。ドメイン名登録原簿 については、whoisを使用して、記載事項を確認することができます(一部の情報は非 公開です)。ドメイン名登録原簿の記載事項に変更があった場合は、届け出が必要で す。
以上