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                  JPNICにおける IPv6 の対応について


                    1999年5月26日
                           日本ネットワークインフォメーションセンター


  IPv6 (インターネットプロトコル バージョン 6) は、現在広く使われてい
るバージョン 4 に比べて、広いアドレス空間をもち、自動設定機能に優れ、
さらに、バージョン 4 では一部のホストにしか組み込まれていなかったさま
ざまな機能があらかじめ組み込まれているという特徴を持ったプロトコルです。

  IPv6 は、RFC2460 などによって基本仕様が決まっており、また、6bone (*1)
などによる本格的な実験運用も行なわれています。さらに、APNIC では、IPv6
アドレスの割り当て・割り振りポリシードキュメントのドラフト (*2) を公開
しており、本格的な IPv6 アドレスの割り当て・割り振りもまじかに迫ってい
ます。

                                *1: http://www.6bone.net/
                                *2: http://www.apnic.net/drafts/ipv6/

  JPNIC は、IPv6 を、これからのインターネット発展のための重要な技術と
捉え、国内での普及活動や JPNIC 業務への取り込みなど、積極的に対応して
いきます。当面は、

  * IPv6 関連の情報の収集・翻訳と公開
  * 国内関係者の意見交換会の開催

を行なうとともに、

  * JPNIC データベース・DNS への IPv6 アドレス・フィールドの追加
  * JPNIC サーバの IPv6 網への接続

を検討いたします。実際にサービスを開始する際には別途アナウンスを行ない
ますので、それらをご参照下さい。

  なお、IPv6 アドレスの ISP への TLA ID の割り当ては、アジア太平洋地域
では APNIC が担当します。申請方法につきましては、APNIC に直接お問い合
わせくださるようお願いいたします。

以上

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