JPNICの差出人アドレスを偽造したSPAMメールについて 1999年8月26日 (社)日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC) システム部システム課 1999年8月7日頃から、JPNICの差出人アドレス(xxxx@nic.ad.jp: xxxxは乱数 で生成されたさまざまな文字列)を偽造し、JPNICとは無関係の第三者のオープ ンリレーサーバ(*1)を不正使用したSPAM(*2)メールがインターネット上で大量 に発送されていることが観測されました。メールの内容は、すべて英文のコマー シャルとなっております。これらのメールは、(社)日本ネットワークインフォ メーションセンターとは一切関係ございません。 当方では本件について JPCERT/CC に報告を行うとともに、別途エラーメール のログ等の調査をすすめております。これらのメールに記載された内容につき ましては、当方では一切の責任を負うことができませんので、あらかじめご了 承下さい。 (*1)オープンリレーサーバ 外部の第三者によるメールの中継が可能となっているサーバ。sendmail や qmail 等、現在インターネットで使用されているメール配送プログラ ムの最新バージョンでは、メールの不正中継を許可しないように設定が可 能であるが、古いバージョンの使用あるいは設定の不備等により、オープ ンリレーサーバとなってしまっている場合があるので、注意が必要である。 (*2)SPAM 一方的かつ無差別に大量の電子メールを送ること。ダイレクトメールなど の営利目的の情報発信に使われることが多い。
以上