2001年7月9日
各位
社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター
「IPv6アドレス割り振り規則」および「Proposal New IPv6 Policy」に関するご意見募集について
拝啓 皆様にはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。また、 平素は(社)日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)の活動にご理解とご協力をいただきまして誠にありがとうございます。
さて、この度 JPNIC では、アジアパシフィック地域のレジストリの一員として、 表題のとおり以下の2件の提案についてご意見募集いたします。
- IPv6 アドレス割り振り規則
- IPv6 アドレス割り当てにおける Bootstrap 期間の延長について
- Exchange point への Global アドレス割当てについて
- Proposal New IPv6 Policy
IPv6 アドレスの割り振り割り当てに関するポリシは、未規定の部分が多く、 IPv6アドレスの普及に力を注いでいる日本として APNIC 等の上位レジストリに対し積極的に提案していきたいと考えております。
JPNIC といたしましては、8月下旬に台北で開催される APNIC Open Policy Meeting [*1]などで、日本からの意見として APNIC に対して提言すべく、 皆様からのご意見を募集し、とりまとめをすることにいたしました。 ご忌憚のない意見を是非お寄せください。
敬具
記
ご意見送付窓口
v6-opinion@nic.ad.jp
- IPv6アドレス割り振り規則 に関するご意見をお送りいただく場合は、 メールの Subject に『IPv6 割り当てに関する APNIC へのコメント』 とご記入のうえ、上記窓口までお送りください。 (APNIC へ直接お送りいただくことも可能です。その場合は、 APNIC のホームページをご参照ください)
- Proposal New IPv6 Policy に関するご意見をお送りいただく場合は、 メールの Subjectに『Proposal New IPv6 Policyに対する意見』 とご記入のうえお送りください。
JPNICにおけるご意見募集期間
2001年7月9日(月)~2001年7月18日(水)
短い期間で大変恐縮ですが、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
ご意見募集内容
以下の2件に対するご意見、コメントを募集いたします。
1.IPv6アドレス割り振り規則
こちらは、現在 APNIC にて以下の2点のご意見募集が行われております。
- IPv6 アドレス割り当てにおける Bootstrap 期間の延長について
http://www.apnic.net/mailing-lists/apnic-announce/0105/msg00001.html - Exchange point への Global アドレス割当てについて
http://www.apnic.net/mailing-lists/apnic-announce/0106/msg00003.html
※それぞれ、APNIC の Top Page (http://www.apnic.net/) からもたどれます。
(a) は、IPv6 subTLA割り振りの割り振り基準 (詳しくは http://www.nic.ad.jp/jp/regist/ipv6/doc/ipv6stla-process.html よりたどれる文書をご参照下さい)におけます、 初期割振り規則が適用される期間[*2]の延長に関してのものです。 ARIN/RIPE におきましても延長するかどうかの議論が行われております。
(b)は、昨今世界的に数が増えてまいりました、 IPv6 の Exchange point へ Global アドレスを割り当てるかどうかについての意見照会です。
- IPv6 exchage point には Global アドレスが必要か
- 必要だとすれば、との程度の数を割り当てるか
- 割り当てるとすれば、どの領域(subTLA のAPNIC管理下領域等)から割り当てるか?
- Exchange point の定義は?
等が問題となっております。
2. Proposal New IPv6 Policy
http://www.nic.ad.jp/jp/materials/ip-users/200106/NewIPv6Policy-2.pdf
去る6月6日に幕張メッセにおきまして、IP-USERS BOF [*3]を開催した際に、 IPv6 アドレスの割り振り、割り当てに関するポリシの提案が行わました。 こちらは、IP-USERS BOF等でいただいた意見を反映させた資料です。
本件に関する問い合わせ窓口
ipv6-support@nic.ad.jp
[*1]「APNIC Open Policy Meeting」とは、アジア太平洋のインターネットコミュニティに影響する、IPアドレスの技術、ポリシについて議論するフォーラム
[*2]「初期移行期間」とは以下のように規定されています。
- 全世界での sTLA 取得組織数が 100 に達するまで。
- この条件を満たした後は一般基準が適用される。
- ただし、ARIN、RIPE-NCC、APNIC それぞれの RIR 管轄地域において、 sTLA 取得組織数が 60 に達した地域は一般基準を適用する。
[*3]「IP-USRS BOF」とは、IPアドレスの割り当てと運用に関わる世界的な状況についての情報交換と、 それを踏まえた日本国内でのアドレスの割り当て方針等に関してIPアドレスのユーザーの意見交換を行うミーティングです。
以上