2002年7月1日
各位
社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター
JPNIC IPv6アドレス割り振り取次ぎサービスにおける
新ポリシーの適用について
拝啓 平素は社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)の活動およびIPアドレス管理業務にご理解とご協力をいただきまして誠にありがとうございます。
APNICにおいて新IPv6ポリシーが2002年7月1日より施行されることは、2002年6月25日にお知らせしました。これに伴いJPNICにおいてもこの新ポリシーの適用を開始することにいたしました。
これは、7月1日以降受け付ける申請に関して、現行のJPNICのルール[*]に代えて暫定的にAPNICの新ポリシーを適用することとし、9月1日に新ルールを施行して正式な新ポリシーによるサービス開始とするものです。
新ポリシにー関して、即日適用となります。皆様におかれましては、ご理解とご 協力のほどよろしくお願いいたします。
本件に関する問合わせにつきましてはipv6-support@nic.ad.jpまでお願いいたします。
敬具
記
新ポリシーでのサービス開始日
暫定サービス期間 :2002年7月1日~2002年8月31日
正式サービス開始日:2002年9月1日
取次ぎ手数料
暫定サービス期間 :50,000円(税別・変更なし) 正式サービス施行後:決定後別途お知らせします。
新ポリシー
暫定サービス期間は、JPNIC文書[*]の規定に代えて以下のポリシーを適用します。
- 原文 :「IPv6 Address Allocation and Assignment Policy June, 26 2002」
- http://ftp.apnic.net/apnic/docs/ipv6-address-policy
- 参考翻訳文:「IPv6アドレス割り振りおよび割り当てポリシー 2002年6月26日」
- http://www.nic.ad.jp/ja/translation/ipv6/20020626-01.html
(注)6月25日にお知らせした内容から若干の用語の修正が行われております。
その他
- 手続き文書等について JPNIC の取次ぎサービス内容については変更ありませんが、新ポリシーにあわせた手続き文書等は現在準備中です。ポリシーの変更にともない、申請フォームも変更されます。今後Web等でお知らせしていく予定です。
- /35割り振りのアップグレード新ポリシーでは、従来のIPv6最小割り振り(/35)を保有しているメン バーには、そのアドレス空間を新しい最小割り振り(/32)まで拡大するという選択肢があります。JPNICの取次ぎサービスを利用して、既に、/35の割り振りを受けられているIP指定事業者には、別途手続き等をお知らせする予定です。
[参考] 主なポリシー概要
- 割り振りサイズ
- 新ポリシーでは、最小割り振りサイズが従来の/35から/32へ拡大されます。
- 初回割り振り基準
-
申請に関しては、初期割り振りを受けるには以下の基準を満す必要があります。
- LIRであること
- エンドサイトでないこと
- /48を割り当てた組織に対し、IPv6インターネットへの接続性を 提供する計画があること。その際、インターネットに対する経路広告は、割り振られたアドレス一つに集成すること
- 2年以内に最低でも200の/48の割り当てを行う計画があること
- 以前に受けた/35割り振りのアップグレード
- 新ポリシーでは、従来のIPv6最小割り振り(/35)を保有しているメンバーには、 そのアドレス空間を新しい最小割り振り(/32)まで拡大するという選択肢があります。
[*]「JPNICにおけるIPv6 Sub-TLA(Top Level Aggregator)割り振り申請について」
以上