2003年10月21日
「.edu」Whois情報の正確性向上プロジェクトについて
教育機関用ドメインの「.edu」を管理しているEDUCAUSEは、現在、 米国商務省と共同で、 Whois情報の正確性向上のためのプロジェクトを実施しています。
「.edu」ドメイン名の全登録者は、EDUCAUSEからの通知に従い、 Whois情報の確認・更新を行わなければならず、 指定の期日までに確認作業を行わなかった場合には、 登録ドメイン名が削除される危険性があるということです。
- 削除予定ドメイン名のリスト:
- http://www.educause.edu/edudomain/no_logins.asp
このプロジェクトは、以下の6つの段階順に実施されており、 2003年中に完了する予定とのことです。
「.edu」Whois情報の正確性向上プロジェクト詳細
<第1段階>
EDUCAUSEのウェブサイト上でアナウンス。
また、「.edu」ドメイン名の全登録者に電子メールを送付し、
Whois情報の確認・更新を要請。
(※2002年8月中旬に終了)
<第2段階>
第1段階での通知から約10週間経過後もWhois情報の確認作業を行っていない登録者に対し、
再度郵便にて通知。
さらに、郵便での通知から3週間経過後もまだ確認作業を行っていない登録者に対し、
電子メールにて通知。
(※2002年11月中旬に終了)
<第3段階>
第2段階での通知から90日経過後もWhois情報の確認作業を行っていない登録者に対し、 以下の処置を実施。
- 当該ドメイン名のメールシステムの管理者(postmaster)宛に電子メールを送付
- 当該ドメイン名に関係するウェブサイトが存在するか確認し、存在する場合は、サイト上に記載されている電子メールアドレス宛に通知
- 当該ドメイン名に関係するDNSサーバの登録者に連絡
(※2003年春に終了)
<第4段階>
第3段階での通知から90日経過後もWhois情報の確認作業を行っていない登録者に対し、 以下の処置を実施。
- EDUCAUSEのウェブサイト上に、第1~3段階で応答のなかった登録者のリストを掲載し、登録が削除される危険がある旨を通知
- 応答のなかった登録者団体の校長/学長宛に配達証明付き郵便を送付し、90日以内に登録が削除される危険がある旨を通知
<第5段階>
第4段階での通知から90日経過後もWhois情報の確認作業を行っていない登録者に対し、 登録ドメイン名を無効化。 (ドメイン名からIPアドレスへの名前解決が行われず、 ウェブへのアクセスや電子メール配送などが機能しなくなる)
<第6段階>
第5段階で無効化されたドメイン名は、30日間の猶予期間に入る。 この期間内にEDUCAUSEに対し届け出を行った登録者は、 罰金なしでドメイン名を復活させることができる。 無効化されたドメイン名は、30日間の猶予期間後、他者により再登録可能となる。 猶予期間中に届け出を行わなかった登録者は、 規定の登録要件に基づき、ドメイン名登録の再申請を行うことができる。
■EDUCAUSEウェブサイト:
Whois情報の正確性向上プロジェクトに関するページ
http://www.educause.edu/edudomain/whois-accuracy.asp
以上