2005年2月23日
IPアドレス管理指定事業者各位
社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター
IPv6アドレスのサービスの拡張について
拝啓 時下益々ご清祥の事とお慶び申し上げます。 平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。
JPNICでは2005年5月より、IPv6アドレスのサービスを拡張し、 現在提供しておりますIPv6アドレス取り次ぎサービスを廃止して、 新たにIPv6アドレスの割り振り/割り当て申請を含む全ての申請を JPNICで受け付けることにいたします。 JPNICでのIPv6サービス提供については、 以前よりIP指定事業者様からのご要望をいただいており、 当センターでシステム対応を進めてまいりました。 今般、システムの準備が整ったことによりサービス拡張を実施いたします。
現在の取り次ぎサービスでは、 IP指定事業者のIPv6アドレスの割り振り申請などの一部の申請については JPNICへ申請していただき、 割り当て情報などデータベース登録に関しては、 APNICへ直接申請いただいております。 サービスの拡張後は、既存のIPv4アドレスサービス同様、 データベース登録を含むIP指定事業者からの各種申請の窓口はすべてJPNICとなり、 あわせてJPNIC WHOISでのIPv6アドレス割り当て等に関する情報検索が可能になります。
また、サービスの拡張にあわせて、 JPNICの取り次ぎサービスによって既にIPv6アドレスの割り振りを受けられた IP指定事業者におかれましては、 その割り振られたアドレス空間を JPNICの管理下へ移管していただくようお願いいたします。
詳細につきましては、 下記をおよび2005年1月24日開催の第15回IPアドレス管理指定事業者連絡会の資料をご参照ください。 今後本サービスに関わる手続き文書等は近日中に順次公開させていただきます。
皆様におかれましてはご理解を賜りますようお願い申し上げます。
敬具
記
1. サービス開始日
2005年5月16日(月)
2. 拡張後のサービス概要
拡張後のサービスについては、IPv4アドレスと同様に、 割り当て報告など データベース登録を含めた IPv6アドレス関連の全ての申請および問い合わ せをJPNICで受け付けます。
- JPNICへの割り当て情報の申請は、web申請システムによって行っていただきます(電子メールによる申請は出来ません)。
- 割り振られたアドレスブロックの逆引き空間の委譲はAPNICより直接IP指定事業者に対して行われます。
- 再割り振りを行う場合は、データベース登録は全てIP指定事業者より行っていただくことにります。
3. JPNICの取り次ぎサービスを利用して、割り振りを受けられたIP指定事業者の皆様へ
3.1. 今後について
サービスの拡張後は、 既に割り振られているアドレスブロックをJPNIC管理下に移管していただくようお願いいたします。 移管後は、各種手続きをJPNICに対して行っていただくことになります。
もしJPNIC管理下への移管が難しく、 APNIC管理の継続を希望される場合は、 直接APNIC会員となり割り振りを受けていただくことも可能です。 その場合のお手続きについてはAPNICにお問い合わせください。
3.2. APNICのデータベースに登録されている情報
JPNIC管理下へ移管される場合は、 既にAPNICに登録されている情報をJPNICデータベースにデータ移行させていただきます。 なおその際は、 移管を希望する各IP指定事業者様とデータ移行時の登録情報の取り扱いに関して確認をさせていただきます。
3.3. 移管に関するご回答
JPNIC管理下へ移管するか、 およびJPNIC管理下へ移管された場合のAPNICの登録情報のデータ移行に関して、 4月上旬までにIP指定事業者様に対してご案内し、ご確認させていただきます。
3.4. その他
JPNICにおいて行うデータ移行の方法については、 第15回IPアドレス管理指定事業者連絡会でご説明させていただいた際の資料に記載させていただいておりますので、 あわせてご確認ください。
4. お問い合わせ先
5. 参考情報
-
第15回IPアドレス管理指定事業者連絡会
IPv6アドレスにおけるサービスの拡張について - http://www.nic.ad.jp/ja/materials/ip/20050124/IPv6.pdf
- 「JPNIC におけるIPv6アドレス申請取り次ぎサービスについて」
- http://www.nic.ad.jp/doc/ipv6-alloc-process.html
以上