2006年5月16日
ICANN理事会が、.XXXスポンサー付トップレベルドメイン契約案を否決
2006年5月10日
Marina del Rey、2006年5月10日:ICANN理事会は、 本日、提案されていた.XXXスポンサー付トップレベルドメイン(sTLD)の契約案を否決しました。 この申請は、ICM Registry社より出されていました。
この申請に対しては、多くのパブリックコメントが寄せられ、ICANN理事会では、
詳細な議論がなされました。
この申請によって派生した様々な見解を反映し、本日の会議での理事会の議論は、
sTLDのための判断基準、特にスポンサーシップと、ICM社の提案による契約条項について焦点が当てられました。
これには、公共政策的懸念から提起される重要な条件を遵守することができるかという問題も含まれていました。
ICM社は、ICANNの政府諮問委員会からの指摘を受けて、特に3月のウェリントン会議で、追加条項を提案しました。
http://www.icann.org/announcements/announcement1-18apr06.htm
ICM社は、ICANN理事会に対して、提案されていた契約を本会議中に採決するよう求めていました。
ICANN理事会は、提案されていた契約を9対5で否決しました。 .XXXレジストリ契約に賛成票を投じたのは、以下の理事会メンバーです:Veni Markovski、Susan Crawford、 Peter Dengate Thrush、伊藤穣一、及びMouhamet Diopです。 反対票を投じたのは、Vint Cerf(チェア)、Alejandro Pisanty(副チェア)、Raimundo Beca、Demi Getschko、 Hagen Hultzsch、Njeri Rionge、Vanda Scartezini、Paul Twomey(事務総長兼CEO)、及びHualin Qianでした。 投票に関する詳細は、今週後ほどICANNより公表されます。
ICANNは、国際的に組織された非営利の組織であり、インターネットプロトコル(IP)アドレス空間の配分、 プロトコル識別子の問題、分野別(gTLD)及び国コード(ccTLD)トップレベルドメイン名システムの管理、 ルートサーバーシステムの管理に責任を負っています。 民間による公的活動により、ICANNは、インターネットの操作上の安定性の維持、競争促進、 グローバルなインターネットコミュニティを広く代表すること、 ボトムアップのプロセスを通じてその使命に適うポリシーを開発すること、 コンセンサスをベースにしたプロセス、といった事柄に取組んでいます。
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ICANNからのアナウンス(2006年5月10日)
"ICANN Board Votes Against .XXX Sponsored Top Level Domain Agreement"
以上