2007年1月16日
報道関係各位
VoIP/SIP相互接続検証タスクフォース
「第1回 国際間相互接続性検証試験」のご報告
拝啓 時下、ますます御健勝のこととお喜び申し上げます。 平素は当タスクフォースの活動におきまして格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。 標記の件につきまして、下記の通りご案内申し上げます。
敬具
記
概要
この度、VoIP/SIP相互接続検証タスクフォース (主査:東京大学 江崎 浩 教授、 事務局:社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター、 株式会社三菱総合研究所)では、 下記要領にて日本-タイをまたがる国際間SIP (Session Initiation Protocol)相互接続性のUNI(User Network Interface)検証試験を実施し、 SIPに関する相互接続性と技術的課題を確認いたしました。 今回の検証実験を皮切りに、今後は国際的NNI(Network Network Interface)検証試験を含めた実証実験を継続的に実施し、 新しい国際間接続ビジネスの創造に資する国際協調活動を推進する予定です。
======================================================================= 1.試験名称:「第1回 国際間相互接続性検証試験」 2.実施期間: 2006年12月19日 3.実施場所: VoIP/SIP相互接続検証TF Lab. 4.実施内容: IP電話端末(TE=Terminal Equipment)間での発着信試験 (レジストレーション・発着信・発信キャンセル) ※「国際間相互接続のパターン」は下図をご参照下さい。 今回は図中のパターン2を実施しました。今後はパター ン1と3も実施予定です。特にパターン3の NNI 接続 は重要課題だと認識しております。 5.参加者(50音順): <事業者(ISP)> (株)ユーエフネット <端末(TE)ベンダ>岩崎通信機(株)、SIProp、True(タイ) <技術サポート> NTTアドバンステクノロジ(株)、JGN2、 WIDEプロジェクト =======================================================================
VoIP/SIP相互接続検証タスクフォースについて
VoIP(Voice over IP)システムは、家庭、企業、 プロバイダのすべての領域において急速に普及し始めていますが、 ベンダおよびプロバイダが、それぞれ独自に開発、 サービスを提供してきたことから必ずしも相互接続性が確立しているとは言えない状況にあります。 VoIPシステムが現在の「電話」と同様に本格的に普及し、 さらに、VoIP技術を核にしたマルチメディアサービスの展開が伴い、 産業社会活動において広く利用されるためには、ベンダ間のみならず、 プロバイダ間で基本的な相互接続性が実現されなければなりません。
こうした背景から、 IPネットワーク上で電話の呼設定を実現するためのプロトコルである SIPを利用したVoIPシステムの相互接続性実現のために本タスクフォースを設立し、 技術検証を通してその確立に向けての一助となる事を目指します。 なお、インターネットの需要が急拡大しているアジア地域を初めとする各国各地域との協働体制確立やそれによる種々の関連ビジネス隆盛に向けて積極的に貢献していくことも重視します。
VoIP/SIP相互接続検証タスクフォースに関するお問い合わせ先
- VoIP/SIP相互接続検証タスクフォース事務局
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E-mail: voip-tf-info@nic.ad.jp
URL: http://www.nic.ad.jp/ja/voip-sip-tf/
担当 澤部(三菱総研) TEL : 03-3277-5739
担当 根津(JPNIC) TEL : 03-5297-2311
以上