2010年4月1日
各位
社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター
経路ハイジャック情報通知実験の実験期間延長のお知らせ
拝啓 時下益々ご清祥の事とお慶び申し上げます。 平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。
JPNICでは、 2008年度より実施しております経路ハイジャック情報通知実験 (以下、本実験)について、より多くの実例から有効性の検証を行うため、 2010年3月31日までの実験期間を2011年3月31日まで延長いたします。
本実験では、
Telecom-ISAC Japan注1
の運営する経路ハイジャック検知システム
「経路奉行」注2とJPIRRが連携を行い、
JPIRRを用いた経路ハイジャック検知手法の有効性を検証します。
詳細は以下のWebページをご覧ください。
http://www.nic.ad.jp/ja/ip/irr/jpirr_exp.html
正確なJPIRR登録情報は経路ハイジャック情報の検知精度向上につながります。 実験にご参加いただいてないメンテナーのご担当者様におかれましては、 ぜひとも参加をご検討ください。 本実験に関して不明な点は、 経路ハイジャック情報通知実験担当(電子メールアドレス: jpirrhj@nic.ad.jp) までお問い合わせください。
敬具
(注1)Telecom-ISAC Japan(テレコム・アイザック・ジャパン)
2002年7月、国内の主要通信事業者(ISP)7社他が発起人となり、 「インシデント情報共有・分析センター」(任意団体)を設立。 2005年に、財団法人日本データ通信協会へ編入。 現在の会員数は18社。 主な活動は、
- ISP・通信業界の問題点解決に向けたワーキンググループ活動
- 経路情報収集・分析システムの運用(経路奉行)
- サイバークリーンセンター(総務省・経済産業省協賛:ボット対策プロジェクト)の運用
- その他:セキュリティ技術の啓発、外部機関との連携(総務省、内閣官房、JPCERT/CC他)
(注2)経路奉行
Telecom-ISAC Japan 経路情報共有ワーキンググループ(BGP-WG) にて運用中の経路ハイジャック監視システム。 会員ISPをはじめとする日本国内ISPから提供されるBGP経路情報を元に、 インターネット運用に支障をきたす異常な経路情報の発生を監視する。 2005年から運用開始。 現在の参加ISP数は12社。
以上