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2010年12月1日

各位

社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター

IPv4アドレスのIANA在庫、あと/8を2ブロック残すのみ

 2010年11月30日未明に、IANA中央在庫からARINとRIPE NCCに対し、 /8ブロックそれぞれ二つ分ずつのIPv4アドレス(23/8と100/8がARINへ、 5/8と37/8がRIPE NCCへ)が新たに割り振られました。 これにより、全IPv4アドレス256ブロック中、残りは7ブロックとなり、 全アドレスブロックの3%を切りました。

 なお、この中央在庫7ブロックのうち最後の5ブロックには、 5ブロックになった時点で五つのRIRに同時に分配するポリシーが適用されるため、 現在の方法で分配可能なIPv4アドレスとしては、 実質的にわずか2ブロックを残すのみとなり、次回、 他RIRからの申請が行われた場合、一度に消費されるサイズとなります。

 これによりIPv4アドレス在庫枯渇時期は、 この研究を行っているAPNICのチーフサイエンティストであるGeoff Huston氏が、 2010年11月に予測していたIANA在庫枯渇時期、 2011年3月頃よりも前倒しになる可能性も見えてきました。

 JPNICは引き続き、在庫枯渇時期の状況を注視し、 適切な情報提供を心がけて参ります。 また、IPv4アドレス在庫が枯渇すれば、 新規のアドレス分配はできなくなりますので、 関連各位におかれましては、それに向けたご準備の程、お願いいたします。

以上

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