2010年12月15日
各位
社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター
IPv4アドレス在庫枯渇予測に関するAPNIC理事会の声明について
2010年12月14日に、 APNIC EC(Exective Council:理事会)からAPNIC会員に対し、 IPv4アドレス在庫枯渇時期予測等について、 声明*がなされました。
ポイントは以下の通りです。
- IANAの未割り振り在庫は、/8サイズが7ブロックのみである。うち2ブロックは、間もなく現状のポリシーに従い分配され、残りの5ブロックは各RIRに一つずつ分配される。
- APNICのChief ScientistであるGeoff Hustonが、IANAとRIRにおける在庫枯渇時期予測を提供しているが、枯渇時期が近づくにつれ、正確な時期予測は、困難度を増している。
- いかなる方法、綿密な分析を用いても、予測は実際の未来とは異なることを前提に、あくまで予測として解釈されるべきである。
- APNIC ECとして確実に言えることは、APNICが持つIPv4アドレス在庫が2011年の第4四半期までには、消費されるという点である。
- APNICでは、IPv4アドレス在庫が/8サイズで一つになった時点で実質的に「枯渇」とみなし、その後、「1会員(新規および既存)につき、/22を1ブロック」という、非常に限定された割り振りは継続する。
- APNIC会員には、この状況を十分に理解した上、事業計画、スタッフの教育、ユーザーへの周知を進めることを期待する。
- IPv4アドレス在庫枯渇後にも、インターネットサービスを継続する方法はさまざまであるが、IPv6が唯一の長期的な対策につながる。
JPNICは現在、APNICの在庫から分配を受けているため、 APNIC地域の在庫枯渇は、JPNICにおける在庫枯渇も意味します。
APNICのアナウンスでは、 APNICにおけるIPv4アドレス在庫の完全な枯渇時期は、 「2011年第4四半期まで」と表現されていますが、 声明で述べられている通り、予測が非常に困難であることを踏まえ、 JPNICでは「2011年後半」には、 1指定事業者(新規および既存)につき1ブロックの/22に限定した分配以外の、 新規のIPv4アドレス分配はできなくなることを前提に、 関連各位に準備と対応を進めていただきたいと考えております。
JPNICは、IPv4アドレス在庫枯渇期を目前に控えた新たな局面においても、 引き続き、皆様との適切な情報共有を図ってまいります。
なお、APNIC ECからのアナウンス原文は、以下をご覧ください。
- * APNIC EC statement on IPv4 projections
- http://www.apnic.net/publications/news/2010/ec-statement
以上