2011年11月17日
ネームサーバ管理者の方々へ
社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター
ISC BIND 9に関する脆弱性について(2011年11月)
2011年11月16日にISCから、 ISC BIND 9に再帰的名前解決の処理中にサーバがクラッシュして停止する脆弱性が存在することが発表されました。
現在、原因の解明中ですが、 ISCから影響を回避するパッチが公開されており、 BIND 9.8.1-P1、9.7.4-P1、9.6-ESV-R5-P1、 9.4-ESV-R5-P1のいずれかへ更新することで本脆弱性を修正することができます。
ご参考までに、アナウンスの原文およびISCによる日本語参考訳、 JPCERT/CC、JPRSの注意喚起へのリンクを以下に掲載します。 管理者の皆様におかれましては、 ネームサーバソフトウェアのご確認など適切な処置をお願いいたします。
記
ISC
- BIND 9 Resolver crashes after logging an error in query.c
- https://www.isc.org/software/bind/advisories/cve-2011-4313
- Japanese version of notice for CVE-2011-4313
BIND 9キャッシュサーバがquery.cでエラーログを出してクラッシュする - https://www.isc.org/advisorycve20114313JP
JPCERT/CC
- ISC BIND 9 サービス運用妨害の脆弱性に関する注意喚起
- http://www.jpcert.or.jp/at/2011/at110031.html
JPRS
- (緊急)BIND 9.xのキャッシュDNSサーバー機能の実装上の問題によるnamedのサービス停止について
- http://jprs.jp/tech/security/2011-11-17-bind9-vuln-crash-after-logging-an-error.html
以上