2013年2月22日
各位
社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター
ICANN事務総長Fadi Chehadé氏が、JPNICを訪問
~日本および世界におけるICANNの活動強化に向けた意見交換を実施~
2013年2月19日、 インターネット資源管理とDNSの技術調整をグローバルに行うICANN (The Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)*1 の事務総長であるFadi Chehadé氏が、 他の役員とともにJPNICを訪れました。 Chehadé氏は2012年9月に事務総長に就任した直後から、 全世界のステークホルダーとの関係強化を最重要課題に掲げており、 今回、日本を含むアジア諸国を訪問しています。
JPNICからは、 後藤滋樹理事長らが一団を出迎え、 JPNICの活動全般や日本のインターネットの状況、 発展途上国のインターネット振興に向けた日本からの取り組みなどを紹介し、 ICANNとの連携、ICANNへの期待も含め意見交換を行いました。
ICANNからは、着任後5ヶ月となるChehadé氏の、 ICANN事務総長としての基本的な考え方が語られ、 グローバルな公益に対する高い意識と、 それに向かって現状を上回る高いレベルの責務の遂行が重要だという認識が示されました。
日本におけるステークホルダーとの関係強化を議論する過程で、 JPNICが財団法人インターネット協会(IAjapan)と共催で開催している 「ICANN報告会」*2には特に高い評価が示されました。 また、ICANN会議の今後の日本開催の可能性についても話題が及びました。
ICANNは、現在米国ロサンゼルスを本拠地として業務を遂行していますが、 今後シンガポールとトルコ・イスタンブールの2拠点を加え、 3拠点を本拠地とする体制とすることを予定しています。 今回その上で、 東京や北京などにも窓口を置きたいという意向が新たに示されました。 JPNICは、ICANNの取り組みに対し、協力を惜しまない旨を申し入れ、 会談は終了しました。
後列左より | Xiaodong Lee氏(ICANN職員)、Kuo-Wei Wu氏(ICANN理事)、後藤滋樹(JPNIC理事長)、 Fadi Chehadé氏(ICANN事務総長)、Sally Costerton氏(ICANN職員)、 George Sadowsky氏(ICANN理事)、Christopher Mondini氏(ICANN職員) |
前列左より | 藤崎智宏(JPNIC理事)、林宏信(JPNIC事務局長)、前村昌紀(JPNIC職員)、 石田慶樹(JPNIC理事)、山口英(JPNIC理事) |
http://www.nic.ad.jp/ja/icann/meeting/
http://www.nic.ad.jp/ja/materials/icann-report/
以上