2013年6月5日
ネームサーバ管理者の方々へ
一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター
ISC BIND 9に関する脆弱性について(2013年6月)
2013年6月4日(現地時間)、 BIND 9の複数のバージョンに存在する脆弱性の情報が、 BINDを開発しているISC (Internet Systems Consortium)から公開されました。
具体的には、 遠隔からDNSキャッシュサーバへ特殊なゾーンの再帰問い合わせを送付することで、 キャッシュサーバを停止させることが可能となります。 本脆弱性のISCによる深刻度はLow/Middle/High/Criticalの分類のうち「High」とされております。 この問題について、現在、 ISCから修正版のソフトウェアが公開されています。
ご参考までに、アナウンスの原文へのリンクを以下に掲載します。 管理者の皆様におかれましては、 ネームサーバソフトウェアのご確認など適切な処置をお願いいたします。
記
ISCによって公開された脆弱性情報
影響のあるバージョン
- 9.6-ESV-R9
- 9.8.5
- 9.9.3
参考:BINDバージョンごとの脆弱性対象を整理した "BIND 9 Security Vulnerability Matrix"
回避策
修正済みのバージョンへソフトウェアを更新する必要があります。
修正されたバージョン
- 9.6-ESV-R9-P1
- 9.8.5-P1
- 9.9.3-P1
ISC
JPRS
(緊急)BIND 9.xの脆弱性(DNSサービスの停止)について(2013年6月5日公開)
以上