各位
一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター
IANAに返却済みIPv4アドレスの再割り振りについて
2014年5月20日、 LACNIC(南米を受け持つ地域インターネットレジストリ(RIR))より、 自身が管理するIPv4アドレスの在庫が/9(8,388,608アドレス)を下回った旨のアナウンスがありました。 LACNICでは、在庫が/11(2,097,152アドレス)となるまで、 現在の方法でIPv4アドレスの分配が続けられます。
LACNIC's IPv4 Address Pool Now Down to a /9
ICANNでは、 全世界に五つあるRIRのうちのいずれか一つのRIRが管理するIPv4アドレスの在庫が/9を下回った場合、 IANAに既に返却済みのIPv4アドレスを各RIRに再度割り振るポリシー*1を定めています。
LACNICにおけるIPv4アドレスの在庫が/9を下回ったことから、 このポリシーに基づき、 IANAから各RIRにIPv4アドレスの割り振りが行われることになります。 今回の割り振りサイズは/11となります。
IANAからの割り振りを受け、 アジア太平洋地域を受け持つRIRであるAPNICでは、 「APNICにおける最後の/8ブロック(103/8のブロック)」とは別に、 1組織につき/22(1,024アドレス)を上限として上記IPv4アドレスの分配を行う予定です*2。
なお、JPNICにおいても、 APNICと同様にIPv4アドレスの割り振りを行えるよう準備を進めています。 準備が整いましたらあらためてお知らせいたします。
以上