IPアドレス管理指定事業者各位
PIアドレス・AS番号割り当て先組織各位
一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター
IPv4アドレス新規割り振りサイズ変更のお知らせ
現在JPNICにて受け付けているIPv4アドレスの新規割り振りに関して、 2点お知らせいたします。
本件に関してご不明の点は、下記の窓口までお問い合わせください。
記
「/8相当の最後のAPNICにおけるIPv4未割り振り在庫(103.0.0.0/8)」からの新規割り振りサイズ変更について
2019年2月25日~28日に開催されたAPNIC 47カンファレンスにおいて、 「prop-127:最後の/8相当のIPv4未割り振り在庫(103/8)からの最大割り振りサイズを/23(512アドレス)へ変更する提案)」がコンセンサスとなりました。
APNICにおけるポリシー策定プロセスに従い、引き続き、 ポリシーSIGメーリングリストにおいて、 本提案に対するコメント募集期間が4週間設けられます。
上記結果および今後のプロセスの進め方を踏まえ、 APNIC理事会からは、本在庫から今後新たに割り振りを行うIPv4アドレスのサイズを、 以下の通りとする旨が発表されました。
-
2019年2月28日12:00(日本時間)以降に受け付けたIPv4割り振り申請は、
最大割り振りサイズを/22(1,024アドレス)から/23へ変更します。
ただし、現在有効なポリシーにあわせて、
/23を別途予約しておくこととします。
- コメント募集期間を経て、本提案が却下された場合には、 予約されていた/23を申請者に割り振ることとします。
- コメント募集期間を経て、 本提案がAPNIC理事会の承認を得られた場合には、/23の予約を解除し、 他の申請者に割り振ることとします。
APNICでの対応にあわせ、JPNICにおいても同様に対応いたします。
「JPNICに返却済みIPv4アドレス在庫」からの新規割り振り終了について
「/8相当の最後のAPNICにおけるIPv4未割り振り在庫」から上限となるまで割り振りを受けた組織を対象に、 APNICでは「IANAから再割り振りされた返却在庫」から、 JPNICでは「JPNICに返却済みIPv4アドレス在庫」から、 いずれも/22を上限とする割り振りを行っています。
APNICの持つ「IANAから再割り振りされた返却在庫」はすでに0となっており、 この在庫からの割り振りを希望する組織は、 待機者リストに掲載される状況になっています。
このたび、APNIC 47カンファレンスにおいて、 「prop-129:IPv4アドレス返却プールからの割り振り待機者リストの廃止提案)」がコンセンサスとなりました。 本提案では、上記待機者リストを廃止し、 「IANAから再割り振りされた返却在庫」は、 今後「/8相当の最後のAPNICにおけるIPv4未割り振り在庫」と同じ方針で扱うこととされています。
本提案に関する対応としてAPNIC理事会からは、 以下の通りとする旨が発表されました。
- コメント募集期間中においても、 申請と待機者リストへの掲載を受け付けることとします。 ただし、本提案がAPNIC理事会の承認を得られた場合には、 割り振りを受けられない可能性があることに注意してください。
JPNICの持つ「JPNICに返却済みIPv4アドレス在庫」は、 現時点では0となっておりません。 しかしながら、APNICでの対応にあわせ、 JPNICにおいては以下のように対応いたします。
- コメント募集期間中においても、 申請の受付および「JPNICに返却済みIPv4アドレス在庫」からの割り振りは継続いたします。
- コメント募集期間を経て、 本提案がAPNIC理事会の承認を得られた場合には、 申請の受付および「JPNICに返却済みIPv4アドレス在庫」からの割り振りを終了いたします。
参考情報
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APNICからのアナウンス:[Apnic-announce] Changes to APNIC IPv4
maximum delegation size and IPv4 Recovered Pool waiting list
(メーリングリスト掲載記事のアーカイブ) - https://mailman.apnic.net/mailing-lists/apnic-announce/archive/2019/02/msg00004.html
- JPNICブログの記事:APNIC 47でのIPアドレス・AS番号分配ポリシーに関する提案ご紹介
- https://blog.nic.ad.jp/blog/apnic47-policy-proposal/
お問い合わせ窓口
JPNIC IPアドレス担当:ip-service@nir.nic.ad.jp
以上