各位
一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター
APNICが統治機構強化に向けた計画を発表
APNICは2023年7月12日、 理事会議長Kenny Huang氏の名前によるブログ記事2編と、定款改定案を公開し、 統治機構強化に向けた取り組みと今後の計画を明らかにしましたので、 お知らせします。
- Updating APNIC's governance structure(APNICの統治構造の更新)
- https://blog.apnic.net/2023/07/12/updating-apnics-governance-structure/
- Giving APNIC Members power to change the APNIC By-laws(APNIC会員にAPNIC定款を変更する権限を付与)
- https://blog.apnic.net/2023/07/12/giving-apnic-members-power-to-change-the-apnic-by-laws/
以下、その主な要素を示します。
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APNICの活動母体となる豪州法人、APNIC Pty Ltdに関して、APNIC事務局長(Director
General; DG)のPaul Wilson氏を単独の取締役とする今までの構成から、
APNIC理事会(Executive Council, EC)のメンバーすべてを取締役とする構成に変更する
(現在豪州での取締役登録が済んでいる松崎さんのみ登記されており、 今後後随時追加) -
APNICは、APNIC Pty Ltdの理事会特別委員会として定義されている状態であり、
この特別委員会の規則であるAPNIC定款(By-laws)は、APNIC Pty
Ltdの専権で変更可能であるため、
今後取締役となる現ECメンバーの了承とともに、現取締役会の決議として、
APNIC定款に対して以下の変更を実施し、
APNIC会員の意思による定款変更が現実的に可能である状態に変更
旧: 定款変更には総会員票数の2/3の賛成が必要
新: 定款変更には投じられた票数の2/3の賛成が必要 - 統治機構強化に向けたさらなる定款変更に関しては、 その改定案を提示し、7/26(水)日本時間10時、 7/27(木)日本時間15:30の2回コミュニティコンサルテーションを行うとともに、 apnic-talkメーリングリストでも議論を招請
- 9月に京都で開催されるAPNICカンファレンスの総会で、 定款変更の採決を行う(そして2024年選挙までに新たな定款が発効する)
JPNICではこれらの検討に積極的に参加するとともに、 皆様にも引き続き情報提供を行ってまいります。
以上