NETmundial+10会合が4月にブラジルで開催
～JPNICの前村がハイレベル実行委員として参画～

ブラジルインターネット調整委員会(CGI.br)が、 NETmundial+10会合と称する会合を、2024年4月29日(月)・30日(火)に、ブラジル・サンパウロで開催するべく、準備を進めています(*1)。

これは、 2014年4月に同地で開催された「今後のインターネットガバナンスに関するグローバルマルチステークホルダー会合」(NETmundial)(*2)の10周年を記念して開催される会合です。 NETmundialの正式名称が示すままの目的で、それから10年経った今の環境の中で、改めてインターネットガバナンスのあるべき姿や今後について、事前に示される草稿を全世界からの参加者によって議論し、ステートメントをまとめるものです。

国際連合では、2024年9月に開催される未来サミットにおけるグローバルデジタルコンパクト(GDC)の検討(*3)、 2025年12月の国際連合総会に向けた、世界情報社会サミット20周年レビュー(WSIS+20)(*4)と、国際連合の中でのデジタル政策の検討が進む中、 NETmundial+10は国際連合の外のマルチステークホルダーによる検討として、その成果が期待されています。

この会合は、サンパウロのグランドハイアットホテルを会場とし、遠隔参加も可能なハイブリッド形式で開催されます。参加の関心表明を3月22日(金)まで受け付けています(*5)が、現地参加の人数は限られているため調整が入る見通しです。

JPNIC政策主幹、前村昌紀は、 NETmundialではマルチステークホルダー実行委員会(Executive Multistakeholder Committee; EMC)の一員として会合に関与したのに引き続き、 NETmundial+10ではハイレベル実行委員会(High Level Executive Committee; HLEC)の一員として、プログラム編成や起草作業に関与します。

JPNICでは前村を中心に本件に注視し、情報提供してまいります。