NETmundial+10会合が初期プログラム案を公開し、意見聴取を開始

2024年3月19日に公表した通り^*1、ブラジルインターネット調整委員会(CGI.br)が、 NETmundial+10と称する会合を2024年4月末に開催するべく、準備を進めています。その準備の一環として、 CGI.brが同年3月26日付けで初期プログラム案^*2を公開し、成果文書案起草に向けた意見聴取(コンサルテーション)を開始しました。

*1 NETmundial+10会合が4月にブラジルで開催～JPNICの前村がハイレベル実行委員として参画～
　https://www.nic.ad.jp/ja/topics/2024/20240319-03.html

*2 NETmundial+10: Program
　https://netmundial.br/program

CGI.brからのアナウンス^*3によると、 NETmundial+10の狙いは、インターネットガバナンスやデジタル協力の特定の課題に関して議論をするための努力を再び行うことではなく、マルチステークホルダーアプローチに関するメッセージとコミットメントを協働して作り上げる場をコミュニティに提供することだとしています。その上で、会合を設定した2日間にわたり、意見聴取を元に起草される成果文書案に関する議論を行うセッションを合計3回持った上で、文書案を最終化するとのことです。

*3 CGI.br: NETmundial+10 announces program and opens online consultation on the governance of the digital world
　https://cgi.br/noticia/releases/netmundial-10-announces-program-and-opens-online-consultation-on-the-governance-of-the-digital-world/

それとともに、 1日目冒頭で「デジタル世界のガバナンスに関するグローバルな課題」と題した会合のキックオフとなるパネルディスカッション、 2日目にはグローバルデジタルコンパクト(GDC)、世界情報社会サミット20周年レビュー(WSIS+20)、インターネットガバナンスフォーラム(IGF)などの関連イベント・プロセスとの調整に関するセッション、成果文書の活用に関するセッションを配置し、閉会式で成果文書を公表する、というプログラムの概要を示しました。

意見聴取は以下のURLから案内に従って入力する方式で、意見聴取に掛かる設問に関して、別途ドキュメントが公開^*4され、事前検討のために提供されています。