各位
一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター
JPNICが「マルチステークホルダー主義を支持する技術コミュニティ連合」(TCCM)に加入
2024年から2025年にかけて、 主に国際連合(国連)でインターネットに関する重要な意思決定(グローバルデジタルコンパクト(GDC)、 世界情報社会サミット20周年評価(WSIS+20))が予定されています。 これらの場において、 民間主導のマルチステークホルダー主義によるグローバルインターネット基盤の運営が、 政府の姿勢や政府間機関の検討において正しく理解されず、 あるべき内容の意思決定がなされない懸念があります。
このような懸念に対処すべく、志を同じくする、 インターネットの技術調整に取り組む技術コミュニティの団体が、 インターネットガバナンスの将来に関する国連での継続的な検討に対して、 技術コミュニティの声を一つにまとめる動きが、 ここ数ヶ月で見えるようになりました。 これがTCCM (Technical Community Coalition for Multistakeholderism)です。 このたび、JPNICはこのTCCMに加入しました。
TCCMは、技術コミュニティの諸団体が連携して、
国連における一連の動きを注視し、
文書案が公開されるなどの機会には、
その内容を共同で検討して、
意見表明を行うことで、
国連の検討に参加している加盟国に対して、
マルチステークホルダー主義によるグローバルインターネット基盤の運営に関する正しい理解を促していくものです。
参加団体には、
.jpのレジストリである株式会社日本レジストリサービス(JPRS)をはじめとするccTLDレジストリを中心として、
他にRIRからはAPNIC、gTLDレジストリ、
レジストラ事業者など計16の団体が名前を連ねており(2024年6月11日現在)、
意見交換を行っています。
TCCMの設立目的に関する声明および参加団体の一覧は以下からご覧いただけます。
https://www.nic.ad.jp/ja/topics/2024/tccm.pdf(54.6KB)
以上