APNIC Reverse DNS Delegation Form
翻訳文
(社)日本ネットワークインフォメーションセンター
最終更新 2003年12月8日
この文書は
http://ftp.apnic.net/apnic/docs/reverse-dns
を翻訳したものです。
実際に使用できる申請書ではありません。
JPNICはこの翻訳を参考のために提供しますが、その品質に責任を負いません。
APNIC Document identity Short title: reverse-dns Title: APNIC 逆引きDNSデリゲーションフォーム Document ref: APNIC-077 Version: 003 承認: 非適用 有効: 2002年7月31日 次回改訂: 非適用 廃止: すべての旧バージョン ステイタス: アクティブ 注: WEBからのオンライン申請書も有り
APNIC 逆引きDNSデリゲーションフォーム
本申請書は、in-addr.arpaおよびip6.arpaドメインのサブデリゲーションを可 能にするために必要な情報を、APNICに提供するためのものです。 in-addr.arpaおよびip6.arpaドメインは、IPアドレスとドメイン名のマッピン グを可能にするものです。
そのような委譲を受けるには、この申請書の提出の前にネームサーバを設定し ておかなければなりません。
この申請書の記入方法については末尾の説明をご参照ください。この申請書は コンピュータで処理されるため、フィールド名または#[で始まる行を変更する と、エラーが返される恐れがあり、その場合申請は処理されませんのでご注意 ください。
以下に逆引きDNSデリゲーションフォームの提出方法について望ましい順に記 します;
- 1. 下記URLより、WEBベースの申請書に記入の上提出
- http://www.apnic.net/db/domain.html
- 2. このテキストベースの申請書に記入の上、電子メールで下記に提出
- auto-dbm@apnic.net
- 3. 活字印刷の英語で記入した申請書をFAXで下記に提出
- +61-7-3858-3199
(注:FAX利用は出来る限りご遠慮ください) - 4. 活字印刷の英語で記入した申請書を郵便で下記に提出
- APNIC Pty Ltd
PO Box 2131
Milton QLD 4064
Australia
(注:これは最後の手段としてご利用ください)
この申請書について質問があるときは、dns-admin@apnic.net に電子メールを 送るか(最も望ましい方法)、上記の電話番号にファックスを送るか、上記の宛 先に郵便を送るか、または、東部オーストラリア標準時の午前9時から午後5時 までの間に電話(+61-7-3858-3100)により照会してください。電話による逆引 きDNS委譲の申請は受け付けていませんのでご注意ください。
電子メールによる申請の処理には最大1週間、その他の形式による申請の処理 には最大1ヶ月の余裕を見てください。
注意 : 申請書には、ここまでの前置き部分およびこの書式の末尾にある説明を含める必要はありません。
- - - - - - - - - - - - - 切り取り線 - - - - - - - - - - - - - - - #[DOMAIN TEMPLATE V4.0]# domain: [mandatory] [single] [primary/look-up key] descr: [mandatory] [multiple] [ ] country: [optional] [single] [ ] admin-c: [mandatory] [multiple] [inverse key] tech-c: [mandatory] [multiple] [inverse key] zone-c: [mandatory] [multiple] [inverse key] nserver: [mandatory] [multiple] [inverse key] remarks: [optional] [multiple] [ ] notify: [optional] [multiple] [inverse key] mnt-by: [mandatory] [multiple] [inverse key] mnt-lower: [mandatory] [multiple] [ ] changed: [mandatory] [multiple] [ ] source: [mandatory] [single] [ ] #[TEMPLATES-END]# - - - - - - - - - - - - - 切り取り線 - - - - - - - - - - - - - - -
1. 逆引きDNS委譲の受け方
この申請書は、すべての必須(mandatory)フィールドに適切な値を記入して提 出してください。記入済みの申請書は、auto-dbm@apnic.net に提出してくだ さい。申請書はそこで処理されて、委譲の手続きを進めるかどうかが決定され ます。
委譲の手続きを進めるためには、リストされている全てのDNSサーバがインター ネットにとって確認でき、かつ設定がされていなければなりません。さらに、 委譲を受けようとしているネットワークが、APNIC登録データベースに登録さ れていることが必要です。これらの条件が満たされていない場合は、申請書は 受理されません。
この申請書に関する質問や意見がある場合は、いつでもdns-admin@apnic.net にご連絡ください。
2. DOMAIN TEMPLATE の記入方法
domain:
委譲を希望するin-addr.arpaあるいはip6.arpaドメインを記入します。複数のサブドメインの委譲を希望する場合は、書式の複数のコピーを提出する必要があります。これらを1通の電子メールで提出することも可能です。
例: 1.202.in-addr.arpa あるいは
0.0.0.2.0.1.0.0.2.ip6.arpa
ip6.intの使用は現在支持されていませんのでご注意ください。既存のip6.intドメインオブジェクトでIPv6アドレス空間を保有する組織は、ip6.arpa逆引きドメインを作成し、ip6.arpaオブジェクトとip6.intオブジェクトの両方を維持することが必要となります。クライアントソフトウェアの安定性が高まり、ip6.intの前にip6.arpaでの検索を行うようになれば、ip6.intドメインオブジェクトを維持する必要はなくなるでしょう。
descr:
該当のIPレンジにおいて予定している利用法の簡潔な説明
例: Reverse DNS for <My organisation>
country:
admin-cの国名。ISO 3166 国別コード2文字(大文字)。
国別コードのリストはISO 3166 Maintenance AgencyのWEBページから見ることが出来ます。
http://www.din.de/gremien/nas/nabd/iso3166ma/
admin-c:
サイトにいる運用責任者
tech-c:
技術連絡担当者
zone-c:
ゾーンに対する権限を持つ人のNICハンドル
nserver:
ドメインオブジェクトに対するネームサーバの記述;少なくとも2つの記入が必須です。IPアドレスではなく、絶対ドメイン名(FQDN)を記入してください。
remarks:
一般的な備考。URLやRFC822アドレス("mailto:"を伴う)を書くことが出来ます。
notify:
オブジェクトの変更があったときに通知が送られる電子メールアドレス
mnt-lower:
権限授与と認証に使用される、登録済みAPNIC mntnerオブジェクトのID
mnt-lower:
階層的な権限授与と認証に使用される、登録済みAPNIC mntnerオブジェクトのID
changed:
前回このオブジェクトを変更した人とその日付
オブジェクトを更新したひとの電子メールアドレス
日付の形式は YYYYMMDD あるいは YYMMDD にて記入
source:
このオブジェクトに対する権限のあるデータを持つDBのID。APNIC DBにあるオブジェクトならAPNICと記入します。(大文字)
3. 補足注意事項
3.1 in-addr.arpa/ip6.arpa ドメインとは
インターネットでは、アドレスとドメイン名のマッピングをサポートするため に、逆アドレス体系(in-addr.arpa および ip6.arpa)、または逆引きネームサー ブと呼ばれる特殊ドメインを使用しています。逆アドレス体系は、IPアドレス を持つ組織が、そのアドレスに対応する名前を取得したい場合に必要になりま す。現在インターネットで使用されている多数のサーバが、逆アドレス体系を 利用して、各サーバに接続しているホストのドメイン名を取得しています。こ れらのアプリケーションではログファイル用にこの情報を使用しているため、 多くの場合、逆引きネームサーバから該当の名前が提供されない限り、サービ スが拒否されることになります。
in-addr.arpa および ip6.arpaドメインは、ネットワーク番号を逆に使用して 表されます。たとえば、ネットワーク123.45.67.0に対するin-addr.arpaドメ インは、DNSの中で67.45.123.in-addr.arpa と表されます。ネットワーク 2001:0200::/35 に対するip6.arpaドメインは、DNSの中で 0.0.2.0.1.0.0.2.ip6.arpa と表されます。
ip6.intの使用は現在支持されていませんのでご注意ください。既存の ipv6.intドメインオブジェクトでIPv6アドレス空間を保有する組織は、 ip6.arpa逆引きドメインを作成し、ip6.arpaオブジェクトとip6.intオブジェ クトの両方を維持することが必要となります。クライアントソフトウェアの安 定性が高まり、ip6.intの前にip6.arpaで検索を行うようになれば、ip6.intド メインオブジェクトを維持する必要がなくなるでしょう。
3.2 クラスレスネットワークの使用
委譲はバイトバウンダリ上で行われるため、DNS、特にin-addr.arpaツリーは、 クラスフルアドレス体系の最後の砦の1つです。たとえば、202.0.0.0~ 202.255.255.255のクラスA相当ネットワークの場合は202.in-addr.arpa、 202.12.0.0~202.12.255.255のクラスB相当のネットワークと202.12.28.0のク ラスCネットワークの場合は12.202.in-addr.arpaに対して、委譲が生じます。
したがって、たまたまクラスフルの境界に当てはまらないクラスレスアドレス の委譲は、少々取り扱いがやっかいになります。一般に、クラスレスネットワー クの個々のクラスフルコンポーネントを委譲しなければなりません。たとえば、 /17の場合、その/17を形成しているすべてのクラスCネットワークを委譲する 必要があります。RFC 2317に、クラスフルな委譲にとって役立つ技術に関する 説明を収めてあります。
4. 参考文献
DNS設定に関する参考情報が必要な場合は、下記の資料から有益な情報を得る ことができます。
DNS and Bind, Paul Albitz & Cricket Liu, O'Reilly & Associates,
ISBN 1-56592-010-4
TCP/IP Network Administration, Craig Hunt, O'Reilly & Associates,
ISBN 0-937175-82-X
P. Vixie, et al, "BIND Source Distribution, version 8.2.2", 5/11/1998,
URL: ftp://ftp.isc.org/isc/bind/src/cur/bind-8/bind-8.2.2-src.tar.gz
RFC 1886 S. Thomson, C. Huitema, "DNS Extensions to support IP version 6",1/12/1995,
URL:
http://ftp.apnic.net/ietf/rfc/rfc1000/rfc1886.txt
RFC 1912 D. Barr, "Common DNS Operational and Configuration Errors",2/1/1996,
URL:
http://ftp.apnic.net/ietf/rfc/rfc1000/rfc1912.txt
RFC 2317 H. Eidnes, G. de Groot, P. Vixie, "Classless IN-ADDR.ARPA delegation". 3/1/1998,
URL:
http://ftp.apnic.net/ietf/rfc/rfc2000/rfc2317.txt
APNICのドキュメント(市販されている書籍を除く)は、APNICのドキュメントス トアにおいて、該当URLに示されているディレクトリから入手できます。APNIC ドキュメントストアへは、ホストarchive.apnic.netからanonymous FTPを経由 してアクセスすることが出来ます。
ftpアプリケーション(通常単に'ftp'と呼ばれる)を使用し、自分の電子メールアドレスをパスワードとして使用してホストarchive.apnic.netに接続します。RFCの場合は、「ディレクトリ変更」コマンド(一般に'cd')を使用して、' /ietf/rfc'に変更します。APNICドキュメントの場合は、'/apnic/docs'に変更します。次に「取得」コマンド(一般に'get')を使用して、特定ファイルを検索します。
あるいは、WEBブラウザにhttp://ftp.apnic.netと指定し、APNICドキュメントストアへアクセスすることも出来ます。
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