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IPアンナンバードの設定に関するFAQ

このFAQはAPNICのWebに掲載されているFAQを翻訳したものです。 参考訳としてご参照ください。

原文:  Using the IP unnumbered configuration FAQ
http://www.apnic.net/info/faq/ip_unnumb.html

Q. IPアンナンバード(IP unnumberd)についてAPNICはどのような立場をとっているのですか?
A. IPv4アドレス空間の節約につながるため、 APNICはIPアンナンバード機能を推奨しています。 「Policies for address space management in the Asia Pacific region」の8.2項をご参照ください。
Q. IPアンナンバードとはどういうものですか?
A. IPアンナンバードを使用することにより、 ルータのベンダーによってはPPPリンクに対して特定の IPアドレスを割り当てることなく、 シリアルインタフェース上でIP処理を行うことが可能となります。 これは静的にルーティングされているシングルホームの顧客に適用されますが、 BGPを行っている顧客へは適用されません。
Q. シリアルインタフェースが有効なのか確認することは可能ですか?
A. はい。ただし、 インタフェース名により定義されたインタフェースが有効化される際 (インタフェースのコマンドディスプレイに"アップ"として表示されます)、 インタフェース(レイヤ1) の物理的な状態はプロトコルの動きとは連動していないことをご留意ください。
Q. "ping"コマンドを使用してインタフェースが有効なのか確認を行うことは可能ですか?
A. はい。 インタフェースにアドレスが割り当てられていなくとも、 イーサーネット上のIPアドレスへpingを打つことにより、 インタフェースが有効なのか確認を行うことが可能です。 もしもシリアルインタフェースが有効であり、 イーサーネットのインタフェースが機能していない場合、 シリアルインタフェースはイーサーネットのIPアドレスに代用され、 ルータはシリアルインタフェース上で受け取ったpingへ返答します。
Q. インタフェースのステータスをリモートで監視するためにSNMPを使用することはできますか?
A. いいえ。 ただし、 多くのISPはインタフェース監視のために独自のツールを開発しています。
Q. アンナンバードのインタフェース(IPがアサインされていないインタフェース)でルータの実行可能なOS(Runnable image)をネットワーク越しにブートすることができますか
A. いいえ。 ただし、頻繁にアップグレードを行うと安定性に影響を及ぼすため、 多くのオペレーターは年に1、2回はこの方法を利用します。
Q. アンナンバードのインタフェースはIPセキュリティ機能に対応していますか?
A. はい。 ほとんどのセキュリティ機能はアンナンバードのインタフェースに対応しています。 これらセキュリティ機能にはフィルタリング、トネリング、 IPsec等も含まれています。 もしも対応していない機能がある場合、 info@apnic.net までその例をお送りいただけますと幸いです。
Q. IPアンナンバードの設定についてより詳細な情報はどこで得ることができますか?
A. シスコシステムズの"Understanding and Configuring the ip unnumbered Command."をご参照ください。

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