Accountability Framework Assistance Project Preliminary Framework
翻訳文
(社)日本ネットワークインフォメーションセンター
最終更新 [2002年8月21日]
この文書は2002年7月29日に公開された
http://www.icann.org/committees/evol-reform/afap-report-29jul02.htm
を翻訳したものです。
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説明責任の枠組みの支援計画:暫定の枠組み
2002年7月29日
説明責任の枠組みの支援計画
暫定の枠組み
序
ICANNの発展と改革に関する委員会(ERC)は、説明責任を扱う(6月20日に公開された) 「青写真」のいくつかの特定の面を実施することについて、勧告の形での支援を求め た。これらの勧告は、オンブズマン室の規約に関する提案、訴えられた規則違反に対 する独立した調査仲裁の手続き、及びICANNの再審査手続きの適切な修正を含む。この 支援計画の勧告は「ICANN-改革に向けての青写真」(青写真)と題された報告書にお いて発展と改革に関する委員会によって述べられ、また、6月28日にルーマニアのブカ レストで「青写真」を受理し、承認をしたICANN理事会決議の中で同じく述べられた 「核となる価値」に従う。この「核となる価値」は、ICANNに次のような手続きに従い 行動するように要求している。(1)影響を受ける関係者によるボトムアップ型のポリ シー策定を促し、(2)影響を受ける関係者が十分な情報に基き広く参加をすることを促 してインターネットの機能的、地理的、文化的な多様性を反映し、(3)公開され、透明 であり、(4)ICANNはその決定による影響を最も受ける団体に対して説明責任を果たして いると保証し、(5)文書化されたポリシーの中立的で客観的な適用を保証する手続き。 支援計画への参加者は(1)公開性と透明性というICANNの「核となる価値」を促進するた めの現在の手続きに対する改善と、(2)公正さを保証し、かつ些細な訴えを制限するため のICANNの組織と上訴手続きの改善、に関して勧告を作成するために取り組む。
この取り組みは、ICANNはその使命と責任を明確にし、限定すべきであり、また透明性 と説明責任に貢献し、インターネットに利害関係を持つ全ての者の意見を聞くことを 可能にするよう政策決定の過程を改革すべきであるとのアメリカ商務省と政府諮問委 員会からのコメントを考慮に入れる。私はこの取り組みを支援するよう多くの人に頼 んだ。彼らは豊富な背景と意見を持ち、この計画に対する重要な専門的知識を持つ。 数日後に、作業部会の参加者を発表できればと考えている。
概観
- 主要な課題
計画の参加者に以下の前提で話を進めるように頼んだ。- ICANNがその決定によって影響を受ける当事者に対して説明責任を果たせると 保証する単一の仕組みはない。
- 説明責任を果たすためには、ICANNの活動を一般の人々が理解し、ICANNの ポリシー策定およびその他の政策決定の努力へ一般の人々が適切に参加すること を促進するための明確な手続きを必要とする。
- 「一般参加についての管理者」の役割は、ICANNの活動に対する一般の理解を 高め、参加を促進することによってICANNのスタッフ及び理事会との対立を予防 することである。
- 上記以外の説明責任の制度は、ICANNの理事会及びスタッフとの対立を公正かつ 効果的に公表し、解決するために設計されるべきである。
- 「青写真」にある説明責任を果たすことを保証する仕組み(オンブズマン、 再審査、独立した再検討)は異なる状況で説明責任を果たし、それらの 状況に合わせて個別に調整されるべきである。
- 同時に、説明責任を果たすための仕組みは、ICANNの決定によって実 質的に影響を受ける全ての人が、適切な上訴手続きを利用できることを保証し、 それにより、些細な訴えは制限しつつ、公正さを全体的に保証しなければならない。
- 提出物
我々の最終勧告は求められている設立綱領、職務記述書と、ERCの「青写真」に説明され ている各説明責任を果たすための仕組みの実施に関する指針を含む。
謹んで提出する
Becky Burr
Wilmer, Cutler & Pickering