ICANN successfully concludes Cape Town Meetings
翻訳文
社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター
最終更新2004年12月14日
この文書は2004年12月6日に公開された
http://icann.org/announcements/announcement-06dec04.htm
を翻訳したものです。
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ICANNがケープタウン会議を成功裡に終了
2004年12月5日
南アフリカ、ケープタウン。 ケープタウンICANN年次会議は、91ヶ国から735人以上が参加して成功裡に終了した。 会議には、技術界や産業界の指導者たち、 アフリカおよび世界中のインターネットユーザー、大臣や政府の代表などが参加した。 またアフリカの25ヶ国からICANN利害関係者が参加した。
- アフリカのAt-Largeコミュニティのメンバーたちは、アフリカにおけるインターネットの展望およびアフリカの利害関係者が直面している課題への理解および認識を深め、アフリカコミュニティのさらなるICANNプロセスへの一体化を進めた。
- ICANNの利害関係者たちは、インターネットガバナンスに関する国際的な議論の成り行きについてコミュニティに最新情報を提供するために第3回目のWSISワークショップを開催した。ワークショップでは、開発途上国におけるインターネットコミュニティの多くの重要な問題を推進するアフリカの指導者たちから成るパネルによりスピーチが行われた。その他には、インターネットガバナンス・ワーキンググループ(WGIG)新議長で世界情報社会サミット(WSIS)事務総長特別顧問のNitan Desai、およびWGIG事務局長で上級調整役のMarkus Kummerらがスピーチを行った。ICANN構成組織は、インターネットガバナンスに関する議論において幅広く配布される合同の白書に記載されるインターネットガバナンスに関する合同決議を作成・署名することで合意した。
- ICANN政府諮問委員会(GAC)の第20回目の会議がケープタウンにおいて開催され、多くのGACメンバーが出席した。アフリカ地域からは、南アフリカ、ジブチ、セネガル、スーダン、ガンビアおよびタンザニアの代表が出席した。この地域フォーラムの結果はGAC公式コミュニケに盛り込まれ、ウェブサイト上で公開される。
- 国コードドメイン名支持組織(ccNSO)は、ccTLD原則に関する議論において前進し、適切なワーキンググループを通じてccTLD原則に関するGACの文書の見直しを行うつもりであることを発表した。さらに、ccNSOおよびGACは、共通の利益に関わる問題を特定するために合同のリエゾングループを設置した。
- 第2回目のIDNワークショップでは、専門家たちの参加の下で、各言語を世界的なインターネットへ一体化させるための議論が行われた。アフリカの言語が焦点となり、専門家たちは、多くの言語がインターネット上で日常使用できるようにするために克服されるべき文化的・技術的な問題の範囲について審議した。参加者たちは、さらなる議論が必要な議題を確認し、今後のフォーラムにおいて作業を継続する予定である。
- ケープタウン会議において新しいICANNオンブズマン、Frank FowlieがICANNコミュニティに紹介された。Fowlieはオンブズマンの任務の枠組みに関する彼の文書をICANNウェブサイト上に掲載すると発表した。新オンブズマンの任命は、世界的なインターネットコミュニティへのICANNの説明責任を保証するためにICANNが一層献身していることを示すものである。
- ICANN理事会は、.NET後継レジストリ指名のための提案募集要綱の最終版を承認した。現在の.NETレジストリ契約は2001年5月に署名されたもので、2005年6月30日に終了する。VeriSignは後継レジストリの選考の対象となる資格を有する。後継レジストリの選考手続は、一般の人々による検討や意見提出の機会を段階ごとに取り入れながら、開かれ、透明なプロセスを通じて策定された。.NET提案書の提出期限は、2005年1月までとなる。提案は、ICANNのボトムアップ型の合意形成による政策策定の仕組みを通じて事前に準備された基準に基づき、独立した第三者によって評価される。審査を通過した提案の明示は2005年3月に予定されている。