IDN Laboratory Testing Progress
翻訳文
社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター
最終更新2006年11月8日
この文書は2006年10月19日に公開された
http://www.icann.org/announcements/announcement-19oct06.htm
を翻訳したものです。
JPNICはこの翻訳を参考のために提供しますが、その品質に責任を負いません。
IDN実験環境でのテストの進捗状況
2006年10月19日
ICANNは国際化トップレベルラベル(IDN) に対応する実験環境での文字列のテストに向けて進み続けています。 この実験環境でのテストの目的は、 今年ICANNにおいて早くに行われたモロッコでのICANN会議の中で提示され、 IDNのためのICANN事務総長諮問委員会のガイダンスに基づいて計画され、 進行してきました。
ICANNは、実験環境でのテストの展開、実施、 結果報告へのAutonomica ABの関与を発表できることを大変喜ばしく思います。 テストには、実験環境で複製された『ルート』へのPunycodeの挿入も含まれています。 これらのテストの目的は、 ルートゾーンにトップレベルドメインを表わすPunycodeを挿入する際に起り得るあらゆる問題を、 もしあるとしたら明確にし、ドキュメント化することです。
ICANNの主たる価値の中にはDNSの技術的安全性及び安定性があります。 従って、国際化されたトップレベルラベルの存続性やそれが DNSに与えるかも知れない影響についての実験環境での技術的テストは、 そうしたラベルのルートサーバへの挿入の前に行われます。 実験環境でのテストの実施の後及び、 利害関係のある機関との適切なコンサルテーションの後に、 実際のルートテストが開始されます。 実際のルートテストのプロセスとテストへの正式な参加については、 IDNのための事務総長諮問委員会で話合われています。 それが終わったら、委員会はすぐにこの点について勧告を公開します。 これらのテストへの参加は強制ではなく、 また、IDNのTLDが指定される際、 参加が有利な立場を生じさせることはないことを明記することが重要です。
Autonomicaによってテストの計画と枠組みが作成されたら直ちに http://www.icann.org/topics/idn/ においてオンラインで見ることができるようになるでしょう。 ICANNは、テストの反復や一般のレビューや比較の機会のために、 どのような結果もオンラインでの掲載を歓迎します。
ICANNとAutonomicaとの間の契約では、 サンパウロ会議までに実験環境でのテストを完了させ結果を報告することを予定しています。 その報告の後、 ルートゾーンにPunycodeの文字列を直接挿入するテストは技術的に適切と思われるか否かについて、 協力的な方法によって決定がなされます。
テストの目的に使用される基準と文字列のリストはIDNのための事務総長諮問委員会の小グループで作業が進められており、 その発案について記載しているペーパーは近く公開されるでしょう。
更なるIDN関連の情報及びアナウンスについては、 http://www.icann.org/topics/idn をご覧下さい。
Autonomica ABについて: スウェーデンのストックホルムに所在しており、 Autonomicaはドメイン名システム、 電子メール及びインターネットエクスチェンジの分野において技術的サポートを提供しています。 事務所のスタッフはしばしばIETFやIABにアドバイスを提供しています。