ICANN Releases Beta TLD Verification Tool
翻訳文
社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター
最終更新2007年2月2日
この文書は2006年12月3日に公開された
http://www.icann.org/announcements/announcement-03dec06.htm
を翻訳したものです。
JPNICはこの翻訳を参考のために提供しますが、その品質に責任を負いません。
ICANNがベータ版のTLD検証ツールをリリース
2006年12月3日
ICANNは本日、 トップレベルドメイン(TLD)検証ツールのベータバージョンをリリースしました。 この検証ツールは、gTLDレジストリから報告された問題や、 幾つかの既存のTLDで受け付けられなかったエンドユーザへの対応として作られたものです。 これらの問題は、 現行の幾つかのアプリケーションにおいて以下の理由から発生しています。1) それらが3文字より長いTLDを認識しないため、あるいは、2) それらは、com/net/orgおよび幾つかのccTLDのみが有効であるとの古い情報に依存しているため。
そうした誤ったTLDの判断結果に依存するアプリケーションは、 ユーザにとって一貫していないものとなり、単独で、 グローバルな相互作用が可能なDNSの恩恵から外れるものです。
このTLD検証ツールは、 アプリケーションに現在のルートゾーンデータを組み込む手段をアプリケーション開発者やプロバイダに付与するものであり、 これにより、全てのTLDの受け入れを促進するものです。
検証ツールは、下記のリンクからダウンロードすることができ、 オープンソースライセンスの下、リリースされています。
- TLD総合受入検証ツールキット(Beta 2、.tar.gz)
- TLD総合受入検証ツールキット(Beta 2、.zip)
このコードは、 DNSプロトコルを使用してトップレベルドメイン名の有効性を問い合わせる、 あるいは、トップレベルドメインをIANAが管理している公式のリストに確認するよう、 デザインされています。 このツールはJava、Perl、 Pythonで利用可能な関数のライブラリとしてリリースされています。 サンプルコードもまた、Cで開発されています。 追加の選択肢は必要に応じて開発されるかもしれません。
ICANNは、この問題の影響を受けるインターネットサービスプロバイダ、 Webサイトのデザイナー、ソフトウェアアプリケーションの開発者、 そしてその他のインターネットコミュニティのメンバーを対象とする研修キャンペーンを通じて、 検証ツールの有効性について広くお知らせしていく予定です。
ICANNは、 この検証ツールのベータバージョンにおける実験とフィードバックを奨励しています。 ツールに関するコメントや質問は、 verification-tool-comments@icann.org にお送りいただけます。
コメントは、 http://forum.icann.org/lists/verification-tool-comments/ でご覧いただけます。