ICANN gTLD Registry Data Escrow Report
翻訳文
社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター
最終更新2007年5月31日
この文書は2007年3月5日に公開された
http://www.icann.org/announcements/announcement-05mar07.htm
を翻訳したものです。
JPNICはこの翻訳を参考のために提供しますが、その品質に責任を負いません。
ICANN gTLDレジストリのデータエスクロー報告書
2007年3月5日
要約
2006-2007年のICANN運用計画 (http://www.icann.org/announcements/operating-plan-22jun06.htm) は、 ICANN戦略計画 (http://www.icann.org/announcements/strategic-plan-22jun06.htm) に基づく一連のプロジェクトおよび達成予定成果について記載しています。 運営計画によればICANNは、 『レジストリ運用者の財政的、技術的、 あるいは営業上の機能不能の際に実施されるべき包括的な計画を立てるものとし、 ここにはデータエスクローの要件を完全に遵守することおよび、データ修復実験が含まれるものとする』 とされています(Section 1.1.2をご覧ください)。
加えて運営計画は、 『ICANNはgTLDレジストリデータエスクローの要件のレビューを行う予定であり、 ここにはエスクローエージェントの設立および品質保証計画、 レジストリの運用が物理的にあるいは営業上機能不能となった場合のレジストリの切り替えについての調査、運用の継続の保証を含むものとする』 としています。
この 報告書 は、レジストリの切り替えに関するプロジェクト( project # 1C、 http://www.icann.org/announcements/operating-plan-status-30nov06.pdf) の一環として gTLDレジストリのためのICANNの既存のデータエスクロー要件のレビューを補完し、 上記の達成予定成果に寄与するよう作成されました。 レビューの一環としてICANNは、現在の要件が十分なものかどうか、 あるいは改善の必要があるかどうかを決定するためにいくつかの gTLDレジストリとともにエスクローのデポジットによるデータ調査作業を行っています。
勧告
ICANNのgTLDレジストリのスタッフは、 データエスクローの要件におけるレジストリの経験についてさらに情報を入手するため、 gTLDレジストリ運用者およびスポンサーと協議中です。 彼らの経験および勧告はデータエスクローのレビューの最終バージョンに組み込まれる予定で、 2007年4月30日までにICANNのWebサイトで公開される予定です。 さらにICANNのスタッフはデータエスクローの目的を明記し、 新たな運用者がgTLDレジストリの運用を引き受ける必要が生じた場合に後継の運用者が必要とするデータおよびデータの項目に ICANNがアクセスを有するべき状況を定義付けするために、 データエスクローのサービス提供者およびコミュニティからフィードバックを求めています。
ICANNのgTLDレジストリデータのエスクロー要件のレビューにおける次のステップは、 データのサンプルを検討し、データエスクロー要件に関する意見交換にレジストラ、 データエスクロープロバイダおよびコミュニティを関与させることにあります。 その意見交換の結果、 ICANN gTLDレジストリのスタッフは既存のデータエスクロー要件の改善分野について更なる勧告を行う予定です。
この報告書に関するコメントは2007年4月6日太平洋標準時5:00まで registryescrow@icann.org 宛に提出することができ、 http://forum.icann.org/lists/registryescrow にてご覧いただけます。
ICANNからのアナウンス(2007年3月5日)
"ICANN gTLD Registry Data Escrow Report"
以上