ICANN Successfully Conducts Laboratory Tests of Internationalised Domain Names
翻訳文
社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター
最終更新2007年6月6日
この文書は2007年3月7日に公開された
http://www.icann.org/announcements/announcement-4-07mar07.htm
を翻訳したものです。
JPNICはこの翻訳を参考のために提供しますが、その品質に責任を負いません。
ICANNが国際化ドメイン名の実験環境でのテストを成功裏に遂行
2007年3月7日
2006年10月、 パブリックルートに対する国際化トップレベルドメインの組み込みの実験環境におけるテストを進め、実施し、 そしてその結果報告のためにスウェーデン、ストックホルムの AutonomicaABをICANNは関与させました。その報告書から引用すると、
Autonomica ABはICANNとの契約に基づき、 エンコードされた国際化文字列(いわゆるIDN)を含むトップレベルドメインの追加が、 委任を行うルートネームサーバの運用あるいは情報検索を行う際に使用される反復モードのリゾルバに影響を与えるかどうかについて調査を行いました。 全く何の影響も見い出されませんでした。 関与した全てのシステムは完全に予想どおりに作動しました。
国際化ドメイン名(IDN)はASCII文字群に基づかない文字群を含んでいるドメイン名です。 ASCIIではないそうした文字は、右から左方向のスクリプト(例、アラビア語)および、 アルファベットではないスクリプト(例、北京語)を含んでいます。 これらをトップレベルにて利用可能とする、 すなわちドメイン名の全てがローカルな文字によって表示できるようにするための試みに、 ICANNは積極的に関与しています。 IDNがグローバルに展開すれば、人々が自身の言語で情報の共有や情報へのアクセス、 あるいはサービスを利用することができるようになることで世界中の広い地域でのローカルなインターネットに関する経験の質は高まることでしょう。
実験環境での技術テストは、 国際化トップレベルラベルをルートゾーンに最終的に挿入するために不可欠な条件のうちの一つです。 このテストは国際化トップレベルドメイン名の実施可能性および、 DNSに与え得る影響を判断することを目的としています。 作業はルートサーバ環境を複製することによって行われました。 テストはエンドユーザーの視点、 あるいは実際のルートのテストは意図的に含んでいませんでした。
Autonomicaはほとんどのルートサーバ運用者によって使用されている二つのメジャーなサーバの実装、 BINDおよびNSDを使用して挿入は成功したと報告しました。
テストのデザインは、 パブリックコメント期間に続いて2006年の12月に完成しました。 他の方がテストを再現できるよう、 テストの手順は 公開 されています。
テストのデザインおよびデザインは こちら からご覧いただけます。
テストの結果の詳細は こちら (PDF、73KB)でご覧いただけます。
テストのデザインと結果の更なる詳細についてのご質問あるいはリクエストは、 tina.dam@icann.org 宛でTina Damにコンタクトしてください。
ICANNのIDNの計画をめぐる詳細については、 http://www.icann.org/topics/idn をご訪問ください。
ICANNからのアナウンス(2007年3月7日)
"ICANN Successfully Conducts Laboratory Tests of Internationalised Domain Names"
以上