本文書は draft-hubbard-registry-guidelines-02.txt を日本語に訳したもの であり、原文と語彙あるいは解釈の相違が生じる場合は原文を正しいものとする。 訳者および日本語訳に関わった全ての関係者は、本文書によって読者が被り得る 如何なる損害の責任をも負わない。 IP-users ボランティア ========================================================================= INTERNET-DRAFT K. Hubbard InterNIC M. Kosters InterNIC D. Conrad APNIC D. Karrenberg RIPE J.Postel IANA 1996 年 6 月 インターネットレジストリのIPアドレス割り振りに関する指針 draft-hubbard-registry-guidelines-02.txt このメモの位置付け 「このメモはインターネットコミュニティーに対する情報提供を行なうもので ある。このメモはいかなるインターネット標準を規定するものではない。この メモの配布は無制限に行なって良い。」 この文書は Internet Draft である。Internet Draft はInternet Engineering Task Force (IETF) やそのエリアあるいはワーキンググループの作業中の文書 である。その他のグループが作業中の文書を Internet Draft として配布する こともある。 Internet Draft は最大6ヵ月間有効な暫定文書である。Internet Draft はい つでも更新されたり、置き換えられたり、あるいは他の文書が取って変わった りする可能性がある。Internet Draft を参考文献として用いたり、あるいは作 業中文書として以外に引用するのは適切ではない。 ある Internet Draft の最新の位置付けに関しては ``1id-abstracts.txt'' というファイルをチェックされたい。このファイルは、ftp.is.co.za (アフ リカ)、nic.nordu.net(ヨーロッパ)、munnari.oz.au(太平洋地域)、 ds.internic.net(アメリカ東海岸)、あるいは ftp.isi.edu(アメリカ西海 岸)の Internet Draft のディレクトリに置かれている。 概要 この文書は世界的に一意なインターネットアドレス空間の配布を行う登録シス テムおよび登録作業に関して記したものである。特に、アドレス空間の配布を 管理するルールおよび指針について述べられている。 この文書はRFC1466と置き換わるものである。この置き換えには、経験にもとづ いて追加されたものや変更が加えられた全ての指針や手続きも含まれる。 この文書は閉じたインターネットのためのアドレス空間やマルチキャストアド レス空間については関与しない。また、世界的なルールや指針を、地域的にあ るいはローカルに対応させたものについても述べていない。 この文書は全てのレジストリが割り当て作業を行う際の基本的な指針であると 考えられる。各レジストリは適切な追加ルールを持つこともある。 1. はじめに この文書に述べられる登録手続きの大部分は、現在の経路制御やルータ技術の 持つ特質や制限に基づいて定義されている。この文書の前の版に対してさまざ まな側面から再吟味し議論した結果、この文書の著者、この文書を再吟味した IETFのワーキンググループ、ならびにIESGは、これらの制限に打ち勝つための 現在実施可能な技術はここに述べられているもの以外には無いという結論に達 した。経路制御やルータの技術が進歩し、十分な経路情報の集約が他の方法で 達成可能になるか、ルータがより大量の経路情報とより頻繁に変化する経路表 とを取り扱えるようになった場合には、他の登録手続きが適切になるかもしれ ない。 インターネットのアドレス空間は次の3つの目的によって配布されている: 1) 節約: エンドユーザや、このアドレス空間を利用しているネットワークを 運用するインターネットサービスプロバイダの、運用上の必要性に基づいた世 界的に独立なインターネットアドレス空間の公平な配分。インターネットアド レス空間の寿命を最大にするために備蓄を防止する。 2) 経路制御の可能性:経路制御の規模拡張性のため、世界的に独立なインター ネットアドレス空間の階層的な配布。この規模拡張性はインターネットの経路 制御の適切な運用に必要なものであるが、IPv4 アドレスの割り振りあるいは 割り当ては、経路制御可能であるという保証があるわけではないということは 強調しておく。 3) 登録:アドレス空間の割り振りおよび割り当てを証明するレジストリの提供。 これは独立性を確保し、各レベルのインターネットのトラブル対策に必要な情 報を提供する。 上記の目標を追求することは、インターネットコミュニティ全体によって重要 である。しかし、"節約" することと、"経路制御可能性" は矛盾している場合 もある。また各項目は、個々のエンドユーザやインターネットサービスプロバ イダの希望に反していることもある。それぞれの場合に適切な妥協点を見出す ためには、注意深い解析および審査が必要になる。 インターネットレジストリシステム 上の目標を達成するために、インターネットレジストリ(IR)の階層構造が定 義されている。 インターネットレジストリの階層構造は、上から順に、IANA、地域 IR、ロー カル IR となっている。 IANA IANA -- The Internet Assigned Numbers Authority -- はインターネットで用 いられるすべての番号空間に関する権威を持つ。これには、インターネットア ドレス空間も含まれる。IANA はそれぞれの確定した要求に応じて、地域 IR に インターネットアドレス空間の一部分を割り振る。 地域 IR 地域 IR は大陸のような大きな地政学的な地域に対して機能している。現在3 つの地域 IR がある。InterNIC は北アメリカ大陸を担当し、RIPE NCC はヨー ロッパ、APNIC はアジア太平洋地域を担当している。この3つでは全部の地域 をカバーしていないため、地域 IR は担当以外の地域も受け持つこともある。 地域 IR の数は将来とも比較的小さく、サービス地域は各大陸のレベルである。 地域 IR は IANA の承認のもとに設立されている。これには、その地域のイン ターネットコミュニティのコンセンサスが必要になる。地域 IR の役割を果た すためには、その地域のインターネットサービスプロバイダのコンセンサスが 必要になるだろう。 各地域 IR は、その地域内の全てのローカルIRに対する調整を行い、またそれ らの代表として機能する職務を負っている。 ローカル IR ローカル IR は地域 IR および IANA の承認のもとに設立されている。ローカ ル IR は、指定された地理的領域内において、地域 IR と同様の役割と責任を 受け持つ。この領域は、国単位であることが多い。 2. 割り振りに関するフレームワーク 2.1 インターネットサービスプロバイダ(ISP)に対する指針 この文書は IP アドレスの「割り振り(allocation)」とIP アドレスの「割り当 て(assignment)」を区別する。アドレスは地域レジストリからISPに割り振られ、 そしてそれらの顧客に対して割り当てられる。 複数の地点で他の ISP と経路情報の交換を行うプロバイダで、default 経路の ない経路制御を実施するものは、それらの地理的エリアの地域レジストリに直 接アドレスを請求することができる。指定された地域レジストリのない ISP は、 どのレジストリにコンタクトしてもよい。そのレジストリは、それ自身で請求 を処理するか、他の適当なレジストリに転送するかする。 クラスレスドメイン間経路制御(CIDR)を用いた階層的なアドレス体系を促進 するため、その他の全ての ISP は上流プロバイダに対してアドレス空間を要求 するべきである。ISPは、その時点での要求に基づき連続するブロックが割り振 られた場合に、インターネットでの経路制御性が十分に高いと考えられ、かつ 以下の条件を一つ以上満足している場合に限り、地域レジストリに直接請求す る。 a) ISP が主要な相互接続点に直接接続している。(この文書において は、主要な相互接続点とは、4つ以上の独立したISPが接続された、 OSI参照モデルの第2層での接続を行なう中立な相互接続点であると定 義される。) b) ISP がマルチホーム、すなわち、世界的なインターネットに対して 複数の接続を同時に行い、どれか一方をメインにするという使い方 をしない場合。 直接 IR から発行された(接続ブロバイダに基づかない)アドレスは、インター ネット上で最も経路制御性が低いことに注意されたい。 以下の各項が ISP に対する IP アドレス割り振り指針である: 1. CIDR アドレスは ISP にブロックで割り振られる。このブロックはそ のまま使用することが望ましい。CIDR ブロックを細分化することは避 けるべきである。つまり、ISP はアドレスの割り当てを、接続サービ スを提供する期間中だけ貸し出すものとして取り扱うことが推奨され る。インターネットへの接続契約が終了した場合、つまり、顧客が他 のサービスプロバイダに移行した時には、その顧客は使用中のアドレ スを返却し、新たなプロバイダのアドレス空間に renumber すること が要請されている。ISP はそのIP アドレスを再利用する前に、 renumber のための十分な時間を提供しなければならない。 2. CIDR の効率的な実現と利用のために、地域レジストリは CIDR でサポー トされている適切なビット境界に従ってアドレスを発行する。 3. ISP はアドレス空間を効率的に利用することが要求される。このため ISPは、各割り当てに対して文書で根拠を提示できるようにしておかなけ ればならない。地域レジストリは、いつでも、その情報を要求すること ができる。 この情報が提示されない場合には、将来の割り振りに影響 が及ぶことがある。極端な場合には、既に貸し出されたアドレスに対 しても影響が及ぶことがある。 4. IP アドレスは "slow-start" 手順によって ISP に割り振られる。新 しいISP は現在の要求に基づいた最低量の割り振りを受ける。その後、 レジストリに提示された利用確認によって、ブロックが大きくなるこ ともある。上位レジストリは、適切な量の初期割り振りや、追加割り 振りを決定する責任を持つ。アドレスの追加の際には、ISP が上位レ ジストリから3ヵ月はアドレス割り振りを受けなくてもすむような十分 な量が割り振られる。ここで、予想された顧客数は、上位レジストリ によるアドレス割り振りにはほとんど影響しないことに注意されたい。 初期割り当ては、現在および将来の経路制御上の制約に基づいて行わ れるのではなく、提示された必要量に基づいて行われる。 5. IPv4 アドレス空間の利用効率を上げるため、全ての割り当ては、各サ イトでは可変長サブネットマスク(VLSM)およびクラスレスな技術を 使用することができるという仮定に基づいて行われる。クラスフルな 条件によるアドレス要求は、詳細な理由が必要である。管理の容易さ のためにクラスフルな技術を用いることは、残りの IPv4 アドレス空 間が限られているため、一般には認められない。 6. 地域レジストリは割り当てサイズの上限を設け、そのサイズを越える 割当に際しては(ISPの判断のみではなく)地域レジストリの判断が要求 されるようにしても良い。 7. IPv4 アドレス空間の残りが限られているため、ダイアルアップユーザ に静的にアドレスを割り当てること(例えば、顧客毎にアドレスを一 つづつ)は止めるべきである。静的なアドレス割り当てによって管理 が容易になることは理解できるが、IPv4 アドレス空間の現在の消費率 は、管理上の容易さのためのアドレス割り当てを許すものではない。 静的なアドレス割り当てを計画している組織は、可能な限り動的に割 り当てる技術を導入することが期待されている。 2.2 割り当て情報の提出 データベースの管理およびデータベースの完全性確保を促進するために、割り 当て情報は迅速かつ効果的に提出されなければならない。そのため、割り当て の直後に割り当て情報を地域レジストリに提出しなければならない。次の理由 により割り当て情報の送信が必要になる: a) 運用上あるいはセキュリティ上の問題が発生した場合に、誰がその ネットワーク番号を使用しており、コンタクトは誰かという情報を 運用スタッフに提供するため b) プロバイダが現在割り振られているCIDRブロックの大半を消費して いることを確認し、それにより次の割り振りの必要性を判断するた め c) IP アドレスの割り振り状況の調査をしやすくするため 割り当て情報を提出する手続きは、各地域レジストリによって、それら独自の 要求に基づいて決定される。 全てのサブレジストリ(ISP やローカルレジストリなど)は、再割り当てガイ ドラインに関する情報を得るため、対応する地域レジストリに登録を行わなけ ればならない。およそ 80% の再割り当て情報が登録されるまでは、追加の CIDR ブロックが地域レジストリや上流プロバイダから割り当てられることはな い。 3. 割り当てのフレームワーク 割り当てはあるブロックの IP アドレスに対する権限が各組織に委譲されるこ とである。各組織は割り当てられたアドレスを内部のみで使用することができ る。アドレスを更に別な組織に委譲してはならない。ここでは、アドレスの割 り当てやアドレス割り当てのフレームワークに関わるいくつかの事項について 議論する。 インターネットが現存する技術を用いて規模が拡大していくため、地域レジス トリのサービスの利用は、以下の条件を一つ以上満たす組織の IP アドレスの 割り当てに限られる: a) 組織が、現在も将来も、インターネットに接続する意志がなく、し かも世界的にユニークな IP アドレスが必要な場合。このような組 織は RFC1918 で予約されたアドレスを利用することを考慮しなけ ればならない。これが不可能であると判断された場合、ユニークな (インターネットで経路制御の対象にはならないだろうが)IP アド レスが割り当てられる。 b) 組織がマルチホームしており、全ての接続を均等に利用する場合。 c) 組織の要求が非常に大きく、例えば要求をカバーするネットワーク プリフィックス長が /18 以下である場合。 この他の全ての組織は、アドレス空間に関してはそれぞれの ISP に相談しな ければならない。あるいは、インターネットへの接続が確立するまで RFC1918 に記述された、接続されていないネットワークのために予約されたアドレスを 使用する。注意しなければならないのは、IR から(プロバイダとは独立に)発 行されたアドレスは、インターネットではもっとも経路制御性が低いというこ とである。 3.1 レジストリに共通な要求点 インターネットにおける IP アドレスは限られているため、アドレス空間の利 用率がネットワーク番号の割り当てにおいては重要なキーになる。それゆえ、 インターネット全体として最も重要な関心事として、利用率に基づいてアドレ ス割り当てを管理するような指針が作成されてきた。 トポロジを考慮した場合には例外措置が必要にはなるが、ネットワーク番号を 得るための基本的な基準は以下のようになる: 割り当て直後に 25% の利用率 一年以内に 50% の利用率 上の数字は指針として利用されるべきものであり、一年後の数字がこの範囲に ぴったりと収まらない場合もある。各組織は一年後の利用率に関して高い確実 性を示す必要があり、その確実性を立証する文書を提示しなければならない。 各組織は、現在の利用率と一年後の利用率の予測に基づいてアドレス割り当て を受ける。妥当な場合には、/24 より長いプリフィックスが割り当てられる。 128 ホスト未満の組織に対しては、IR は直接 IP アドレスの割り当てを行わな い。レジストリから承認されたプロバイダが、長いプリフィックスを世界的な 経路制御システムにアナウンスすることを承認した旨の文書が提示された場合 には、/24 より長いプリフィックスが発行される。 詳細な理由を提示しない場合には、機器が対応していないことによる例外措置 は適用されない。各組織は、アドレスの利用率を最大にするために、内部で可 変長サブネットマスク(VLSM)を実装するべきである。アドレスの割り当ては、 VLSM が実装されているか、実装予定であることを仮定して行われる。 IP アドレスは基準に適合している限り有効である。アドレス空間に対する要 求がもはや存在していないと判断した場合、IANA はそのアドレスを回収する 権限を有する。アドレスを回収する場合、該当するレジストリは、アドレスが 未使用 IPv4 アドレス空間に返還されたことを通知するように努力する。 3.2 ネットワーク技術計画 レジストリは割り当てを行なう前に、各アドレス空間の申請を、アドレス空間 を要求している組織のネットワーク計画の観点からを調査しなければならない。 この計画は次の情報を含むように文書にしなければならない: 1. サブネットマスクや、少なくとも一年間の各サブネットのホスト数 を含むサブネット計画。 2. ネットワークトポロジの記述。 3. 使用する経路制御プロトコルや制約事項を含むネットワークの経路 制御計画の記述。 サブネット計画には次のことが含まれなければならない: a) ネットワーク中の全てのサブネットの表 b) それぞれのサブネットマスク c) サブネット毎のホスト数の予測 d) 各サブネットの概要の簡単な説明 もしサブネット化を実施しない場合には、それが出来ない理由の説明が必要で ある。ここで注意したいのは、ホスト数やサブネット数の予測は現実の要求に 基づくものであって、管理の容易さに基づくものであってはならないことであ る。 3.3 以前の割り当て履歴 アドレス空間の利用率向上のため、レジストリは、以前にその組織に対してア ドレスの割り当てが行なわれていた場合には、そのアドレス空間の利用に関す る情報を要求する。アドレス空間の割り振りにおいては、ある「組織」は、共 通の親組織の元の全ての部門や子会社を含んだものと考える。過去の割り当て 履歴には、その組織に割り当てられた全てのネットワーク番号と、それらのネッ トワークのマスク、および、各(サブ)ネットワーク毎のホスト数が含まれてい なければならない。割り当てを行うレジストリが、提示されたネットワークの 記述が正確であることを確信するに足る裏付け情報が添付されるべきである。 地域レジストリは、経路表の効率性を考慮し、各申請はケースバイケースに取 り扱われる。 3.4 ネットワーク構築計画 必要な時期に適切な大きさの空間を割り当てるため、レジストリはネットワー クの構築計画を求めることがある。構築計画には各期間に接続するホスト数、 その期間の成長率の予測および成長に対応するネットワークトポロジの変化が 含まれていなければならない。 3.5 組織情報 レジストリは、組織が申請に記述された通りの組織である事を確認できるよう な公にされた文書類の提供を要求することがある。これは、パンフレット、会 社案内やそれらに類する文書でよい。 3.6 予測された利用率 前に述べたように、ある組織にどのぐらいのアドレス空間が適当かを決定する キーは、予測されたネットワークの利用率である。予測利用率はネットワーク に接続されるホスト数をネットワークに接続可能なホスト数で割った値である。 さらにホスト数の予測は、妥当な期間に対して行なわれるべきである。妥当な 期間とは、要求している組織が強い確信をもって予測できるような期間にであ る。利用率の下限は IANA によって指定され、いつでも変更されることがある。 新しい利用率は文書化されたポリシを更新する前に、地域レジストリによって 施行されることもある。 4. レジストリの運用ガイドライン 1. 地域レジストリは、主な機能として登録サービスを行う。そのため、 地域レジストリは行なったサービスに対して課金を行なう事がある。 課金は一般的にはサービスを提供するためにかかったコストに比例し て行なわれる。 2. アドレス空間の割り当て元に関わらず、サブレジストリ(ローカル IR や ISP など)は対応する地域レジストリのガイドラインに従わなけれ ばならない。つまり、これらの顧客もそのガイドラインに従うことに なる。 3. アドレス空間の効果的な利用のため、IP アドレスはクラスレスなブロッ ク単位で割り振り・割り当てを行われなければならない。すなわち、割 り当ては Class C や Class B という単位ではなく、プリフィックス 長によって行われる。したがって、以前ならば Class B を割り当てら れたような組織には、実際のアドレスクラスに関わらず、現在は/16 プリフィックスが割り当てられる。 4. すべての IP アドレス申請は、地域レジストリによって適切であると 認められる全ての方法を用いて、検査や確認の対象となる。もし割り 当てが偽の情報に基づくものであれば、レジストリは申請を無効にし、 割り当てられたアドレスを未割り当てアドレスとして回収することで きる。 5. インターネットの経路制御システムの技術的および実現上の制約や経 路制御上のオーバヘッドのため、世界的にアナウンスされている経路 数を減らすために主要な通過プロバイダは制約を設けてもよい。これ には経路表に登録される CIDR プリフィックスの長さを制限したり、 集成されていない経路を排除することなどが含まれる。それゆえ、地 域レジストリから直接取得したアドレス(プロバイダに依存しないも の。いわゆる portable と呼ばれるもの)は、インターネットで経路 制御される保証はない。 6. アドレス空間を要求するために提出する情報は、その組織にとって機 密情報とみなされる場合が多い。割り当てを行うレジストリは、要求 する組織が特に機密であると示したあらゆる全ての情報は秘密にして おかなければならない。もし要求する組織にとってプライバシの保証 を得られない場合には、割り当てを行うレジストリの親レジストリに 割り当てを要求してもよい。この場合、親レジストリは割り当てを行 うレジストリに対して、割り当てるべきアドレスの大きさを指示する。 7. IP アドレスの譲渡は地域レジストリの承認を必要とする。譲渡を受け る組織は、直接 IR からアドレスを取得する場合と同じ基準を満足し ていなければならない。 5. IN-ADDR.ARPA ドメインの管理 地域レジストリは、ISP に直接割り振ったアドレスの親ブロックあるいは /16 より短いプリフィックス長の CIDR ブロックに対する IN-ADDR.ARPA レコード のみの管理を行う。ローカル IR や ISP で /16 以下のプリフィックスを有す るものは、顧客の IN-ADDR.ARPA リソースレコードを全て管理する必要がある。 特定のプロバイダと関係のない IN-ADDR.ARPA リソースレコードは地域レジス トリによって管理される。 6. 抗議の権利 もしアドレスを割り当てたレジストリが必要な手順に従っていない場合には、 その組織は親レジストリに抗議する権利がある。 このような場合、割り当てを行うレジストリは、すべての関連する文書を親レ ジストリに提出し、親レジストリの判断を最終判断とみなさなければならない (親の親レジストリに対する抗議がない場合)。他に方法が無くなった場合に は、必要であればIANAに最終判断を求めることができる。各レジストリはポリ シの一部として、そのレジストリによる割当の判断に対して抗議を行なう方法 を文書により明示化しておかなければならない。 7. 参考文献 [RFC 1519] V. Fuller, T. Li, J. Yu, K. Varadhan, "Classless Inter-Domain Routing (CIDR): an Address Assignment and Aggregation Strategy". [RFC 1518] Y. Rekhter, T.Li, "An Architecture for IP Address Allocation with CIDR". [RFC 1918] Y. Rekhter, B. Moskowitz, D. Karrenberg, G. de Groot, "Address Allocation for Private Internets". [RFC 1814] E. Gerich, "Unique Addresses are Good" [RFC 1900] B. Carpenter, Y. Rekhter, "Renumbering Needs Work" 8. 著者のアドレス Kim Hubbard InterNIC Registration Services c/o Network Solutions 505 Huntmar Park Drive Herndon, VA 22070 Phone: (703) 742-4870 email: kimh@internic.net Jon Postel USC/Information Sciences Institute 4676 Admiralty Way Marina del Rey, CA 90292 Phone: 310-822-1511 EMail: Postel@ISI.EDU Mark Kosters InterNIC Registration Services c/o Network Solutions 505 Huntmar Park Drive Herndon, VA 22070 Phone: (703) 742-4795 email: markk@internic.net David Conrad Asia Pacific Network Information Centre c/o United Nations University 53-70 Jingumae 5-chome, Shibuya-ku, Tokyo 150 JP Phone: +81-3-5467-7014 email: davidc@APNIC.NET Daniel Karrenberg RIPE NCC Kruislaan 409 SJ Amsterdam NL-1098 NL Phone: +31 20 592 5065 email: dfk@RIPE.NET 有効期限 6ヵ月 [以下原文]------------------------------------------------------------------- INTERNET-DRAFT K. Hubbard InterNIC M. Kosters InterNIC D. Conrad APNIC D. Karrenberg RIPE J.Postel IANA June 1996 INTERNET REGISTRY IP ALLOCATION GUIDELINES draft-hubbard-registry-guidelines-02.txt Status of this Memo "This memo provides information for the Internet community. This memo does not specify an Internet standard of any kind. Distribution of this memo is unlimited." This document is an Internet Draft. Internet Drafts are working documents of the Internet Engineering Task Force (IETF), its Areas, and its Working Groups. Note that other groups may also distribute working documents as Internet Drafts. Internet Drafts are draft documents valid for a maximum of six months. Internet Drafts may be updated, replaced, or obsoleted by other documents at any time. It is not appropriate to use Internet Drafts as reference material or to cite them other than as a ``working draft'' or ``work in progress.'' To learn the current status of any Internet-Draft, please check the ``1id-abstracts.txt'' listing contained in the Internet- Drafts Shadow Directories on ftp.is.co.za (Africa), nic.nordu.net (Europe), munnari.oz.au (Pacific Rim), ds.internic.net (US East Coast), or ftp.isi.edu (US West Coast). Abstract This document describes the registry system for the distribution of globally unique Internet address space and registry operations. Particularly this document describes the rules and guidelines governing the distribution of this address space. This document replaces RFC 1466, with all the guidelines and procedures updated and modified in the light of experience. This document does not describe private Internet address space and multicast address space. It also does not describe regional and local refinements of the global rules and guidelines. This document can be considered the base set of operational guidelines in use by all registries. Additional guidelines may be imposed by a particular registry as appropriate. Expiration Date 6 Mos. [Page 1] INTERNET-DRAFT June 1996 Table of Contents 1. Introduction.......................................3 2. Allocation Framework...............................4 2.1 Guidelines for Internet Service Providers.........4 2.2 Submission of Reassignment Information............7 3. Assignment Framework..............................7 3.1 Common Registry Requirements......................8 3.2 Network Engineering Plans.........................9 3.3 Previous Assignment History.......................10 3.4 Network Deployment Plans..........................10 3.5 Organization Information..........................10 3.6 Expected Utilization Rate.........................10 4. Operational Guidelines for Registries.............10 5. In-Addr.Arpa Domain Maintenance...................12 6. Right to Appeal...................................12 7. References........................................12 8. Authors' Addresses................................13 Expiration Date 6 Mos. [Page 2] INTERNET-DRAFT June 1996 1. Introduction The registry procedures described in this document are largely defined by the nature and limitations of current routing and router technology. After extensive review and discussion, the authors of this document, the IETF working group that reviewed it and the IESG have concluded that there are no other currently deployable technologies available to overcome these limitations. In the event that routing or router technology develops to the point that adequate routing aggregation can be achieved by other means or that routers can deal with larger routing and more dynamic tables, different registry procedures may become appropriate. Internet address space is distributed according to the following three goals: 1) Conservation: Fair distribution of globally unique Internet address space according to the operational needs of the end-users and Internet Service Providers operating networks using this address space. Prevention of stockpiling in order to maximize the lifetime of the Internet address space. 2) Routability: Distribution of globally unique Internet addresses in a hierarchical manner, permitting the routing scalability of the addresses. This scalability is necessary to ensure proper operation of Internet routing, although it must be stressed that routability is in no way guaranteed with the allocation or assignment of IPv4 addresses. 3) Registration: Provision of a public registry documenting address space allocation and assignment. This is necessary to ensure uniqueness and to provide information for Internet trouble shooting at all levels. It is in the interest of the Internet community as a whole that the above goals be pursued. However it should be noted that "Conservation" and "Routability" are often conflicting goals. All the above goals may sometimes be in conflict with the interests of individual end-users or Internet service providers. Careful analysis and judgement is necessary in each individual case to find an appropriate compromise. The Internet Registry system In order to achieve the above goals the Internet Registry (IR) hierarchy was established. The Internet Registry hierarchy consists of the following levels of hierarchy as seen from the top down: IANA, Regional IRs, Local IRs. Expiration Date 6 Mos. [Page 3] INTERNET-DRAFT June 1996 IANA The Internet Assigned Numbers Authority has authority over all number spaces used in the Internet. This includes Internet Address Space. IANA allocates parts of the Internet address space to regional IRs according to its established needs. Regional IRs Regional IRs operate in large geopolitical regions such as continents. Currently there are three regional IRs established; InterNIC serving North America, RIPE NCC serving Europe, and AP-NIC serving the Asian Pacific region. Since this does not cover all areas, regional IRs also serve areas around its core service areas. It is expected that the number of regional IRs will remain relatively small. Service areas will be of continental dimensions. Expiration Date 6 Mos. [Page 4] INTERNET-DRAFT June 1996 Regional IRs are established under the authority of the IANA. This requires consensus within the Internet community of the region. A con- sensus of Internet Service Providers in that region may be necessary to fulfill that role. The specific duties of the regional IRs include coordination and representation of all local IRs in its respective regions. Local IRs Local IRs are established under the authority of the regional IR and IANA. These local registries have the same role and responsibility as the regional registries within its designated geographical areas. These areas are usually of national dimensions. 2. Allocation Framework 2.1 Guidelines for Internet Service Providers (ISPs) This document makes a distinction between the allocation of IP addresses and the assignment of IP addresses. Addresses are allocated to ISPs by regional registries to assign to its customer base. ISPs who exchange routing information with other ISPs at multiple loca- tions and operate without default routing may request space directly from the regional registry in its geographical area. ISPs with no designated regional registry may contact any regional registry and the regional registry may either handle the request or refer the request to an appropriate registry. To facilitate hierarchical addressing, implemented using Classless Inter-Domain Routing (CIDR), all other ISPs should request address space directly from its upstream provider. ISPs only request address space directly from regional registries if their immediate requirement, when satisfied with a contiguous block allocation, has a reasonable probabil- ity of being routable on the Internet, and they meet one or more of the following conditions. a) the ISP is directly connected to a major routing exchange (for purposes of this document, a major routing exchange is defined as a neutral layer 2 exchange point connecting four or more unrelated ISPs.) b) the ISP is multi-homed, that is, it has more than one simultaneous connection to the global Internet and no connection is favored over the other Note that addresses issued directly from the IRs, (non-provider Expiration Date 6 Mos. [Page 5] INTERNET-DRAFT June 1996 based), are the least likely to be routable across the Internet. The following are the IP allocation guidelines for ISPs: 1. CIDR addresses are allocated to ISPs in blocks. It is recommended that those blocks remain intact. Fragmentation of CIDR blocks is discouraged. More specifically, ISPs are encouraged to treat address assignments as loans for the duration of the connectivity provision. At the termination of the Internet connectivity contract, e.g., the customer moves to another service provider, it is recommended the customer return the network addresses currently in use and renumber into the new provider's address space. The ISP should allow sufficient time for the renumbering process to be completed before the IP addresses are reused. 2. To ensure efficient implementation and use of Classless Inter-Domain Routing (CIDR), the Regional Registries issue address space on appropriate "CIDR-supported" bit boundaries. 3. ISPs are required to utilize address space in an efficient manner. To this end, ISPs should have documented justification available for each assignment. The regional registry may, at any time, ask for this information. If the information is not available, future allocations may be impacted. In extreme cases, existing loans may be impacted. 4. IP addresses are allocated to ISPs using a slow-start procedure. New ISPs will receive a minimal amount based on immediate requirement. Thereafter, allocated blocks may be increased based on utilization verification supplied to the regional registry. The parent registries are responsible for determining appropriate initial and subsequent allocations. Additional address allocations will provide enough address space to enable the ISP to assign addresses for three months without requesting additional address space from its parent registry. Please note that projected customer base has little impact on the address allocations made by the parent registries. Initial allocation will not be based on any current or future routing restrictions but on demonstrated requirements. 5. Due to the requirement to increase the utilization efficiency of IPv4 address space, all assignments are made with the assumption that sites make use of variable length subnet mask (VLSM) and classless technologies within their network. Any request for address space based on the use of classfull assumptions will require a detailed justification. The use of Expiration Date 6 Mos. [Page 6] INTERNET-DRAFT June 1996 classfull technologies for the purposes of administrative convenience is generally insupportable due to the limited availability of free IPv4 address space. 6. Regional registries may set a maximum limit on assignment sizes such that a second opinion of the regional registry is required. 7. Due to constraints on the available free pool of IPv4 address space, the use of static IP address assignments (e.g., one address per customer) for dial-up users is strongly discouraged. While it is understood that the use of static addressing may ease some aspects of administration, the current rate of consumption of the remaining unassigned IPv4 address space does not permit the assignment of addresses for administrative ease. Organizations considering the use of static IP address assignment are expected to investigate and implement dynamic assignment technologies whenever possible. 2.2 Submission of Reassignment Information It is imperative that reassignment information be submitted in a prompt and efficient manner to facilitate database maintenance and ensure database integrity. Therefore, assignment information must be submitted to the regional registry immediately upon making the assignment. The following reasons necessitate transmission of the reassignment information: a) to provide operational staff with information on who is using the network number and to provide a contact in case of operational/ security problems, b) to ensure that a provider has exhausted a majority of its current CIDR allocation, thereby justifying an additional allocation, c) to assist in IP allocation studies. Procedures for submitting the reassignment information will be determined by each regional registry based on its unique requirements. All sub-registries (ISPs, Local registries, etc.) must register with their respective regional registry to receive information regarding reassignment guidelines. No additional CIDR blocks will be allocated by the regional registry or upstream providers until approximately 80% of all reassignment information has been submitted. 3. Assignment Framework Expiration Date 6 Mos. [Page 7] INTERNET-DRAFT June 1996 An assignment is the delegation of authority over a block of IP addresses to an end enterprise. The end enterprise will use addresses from an assignment internally only; it will not sub-delegate those addresses. This section discusses some of the issues involved in assignments and the framework behind the assignment of addresses. In order for the Internet to scale using existing technologies, use of regional registry services should be limited to the assignment of IP addresses for organizations meeting one or more of the following condi- tions: a) the organization has no intention of connecting to the Internet-either now or in the future-but it still requires a globally unique IP address. The organization should consider using reserved addresses from RFC1918. If it is determined this is not possible, they can be issued unique (if not Internet routable) IP addresses. b) the organization is multi-homed with no favored connection. c) the organization's actual requirement for IP space is very large, for example, the network prefix required to cover the request is of length /18 or shorter. All other requestors should contact its ISP for address space or utilize the addresses reserved for non-connected networks described in RFC1918 until an Internet connection is established. Note that addresses issued directly from the IRs,(non-provider based), are the least likely to be routable across the Internet. 3.1 Common Registry Requirements Because the number of available IP addresses on the Internet is limited, the utilization rate of address space will be a key factor in network number assignment. Therefore, in the best interest of the Internet as a whole, specific guidelines have been created to govern the assignment of addresses based on utilization rates. Although topological issues may make exceptions necessary, the basic criteria that should be met to receive network numbers are listed below: 25% immediate utilization rate 50% utilization rate within 1 year The utilization rate above is to be used as a guideline, there may be be occasions when the 1 year rate does not fall exactly in this range. Organizations must exhibit a high confidence level in its 1 year utili- zation rate and supply documentation to justify the level of confidence. Expiration Date 6 Mos. [Page 8] INTERNET-DRAFT June 1996 Organizations will be assigned address space based on immediate utiliza- tion plus 1 year projected utilization. A prefix longer than /24 may be issued if deemed appropriate. Organizations with less than 128 hosts will not be issued an IP address directly from the IRs. Organizations may be issued a prefix longer than /24 if the organization can provide documentation from a registry recognized ISP indicating the ISP will accept the long prefix for injection into the global routing system. Exceptions to the criteria will not be made based on insufficient equip- ment without additional detailed justification. Organizations should implement variable length subnet mask (VLSM) internally to maximize the effective utilization of address space. Address assignments will be made under the assumption that VLSM is or will be implemented. IP addresses are valid as long as the criteria continues to be met. The IANA reserves the right to invalidate any IP assignments once it is determined the the requirement for the address space no longer exists. In the event of address invalidation, reasonable efforts will be made by the appropriate registry to inform the organization that the addresses have been returned to the free pool of IPv4 address space. 3.2 Network Engineering Plans Before a registry makes an assignment, it must examine each address space request in terms of the requesting organization's networking plans. These plans should be documented, and the following information should be included: 1. subnetting plans, including subnet masks and number of hosts on each subnet for at least one year 2. a description of the network topology 3. a description of the network routing plans, including the routing protocols to be used as well as any limitations. The subnetting plans should include: a) a tabular listing of all subnets on the network b) its associated subnet masks c) the estimated number of hosts d) a brief descriptive remark regarding the subnet. If subnetting is not being used, an explanation why it cannot be imple- mented is required. Care must be taken to ensure that the host and Expiration Date 6 Mos. [Page 9] INTERNET-DRAFT June 1996 subnet estimates correspond to realistic requirements and are not based on administrative convenience. 3.3 Previous Assignment History To promote increased usage of address space, the registries will require an accounting of address space previously assigned to the enterprise, if any. In the context of address space allocation, an "enterprise" con- sists of all divisions and/or subsidiaries falling under a common parent organization. The previous assignment history should include all net- work numbers assigned to the organization, plus the network masks for those networks and the number of hosts on each (sub-)network. Suffi- cient corroborating evidence should be provided to allow the assigning registry to be confident that the network descriptions provided are accurate. Routing table efficiency will be taken into account by the regional registries and each request will be handled on a case by case basis. 3.4 Network Deployment Plans In order to assign an appropriate amount of space in the required time frame, a registry may request deployment plans for a network. Deploy- ment plans should include the number of hosts to be deployed per time period, expected network growth during that time period, and changes in the network topology that describe the growth. 3.5 Organization Information A registry may request that an organization furnish a published descrip- tion verifying that the organization is what it claims to be. This information can consist of brochures, documents of incorporation, or similar published material. 3.6 Expected Utilization Rate As stated in the foregoing text, one of the key factors in determining how much address space is appropriate for an organization is the expected utilization rate of the network. The expected utilization rate is the number of hosts connected to the network divided by the total number of hosts possible on the network. In addition, the estimated number of hosts should be projected over a reasonable time frame, i.e., one in which the requesting enterprise has a high level of confidence. The minimal utilization rate is set by the IANA and may be changed at any time. New utilization rates may be enforced by the regional regis- tries prior to updating the written policy. Expiration Date 6 Mos. [Page 10] INTERNET-DRAFT June 1996 4. Operational Guidelines For Registries 1. Regional Registries provide registration services as its primary function. Therefore, regional registries may charge some fee for services rendered, generally in relation to the cost of providing those services. 2. Regardless of the source of its address space, sub-registries (Local IRs, ISPs, etc.) must adhere to the guidelines of its regional registry. In turn, it must also ensure that its customers follow those guidelines. 3. To maximize the effective use of address space, IP addresses need to be assigned/allocated in classless blocks. With this in mind, assignments will not be made in Class Cs or Bs but by prefix length. Consequently, an organization that would have been assigned a Class B in the past will now be assigned a /16 prefix, regardless of the actual address class. 4. All IP address requests are subject to audit and verification by any means deemed appropriate by the regional registry. If any assignment is found to be based on false information, the registry may invalidate the request and return the assigned addresses back to the pool of free addresses for later assignment. 5. Due to technical and implementation constraints on the Internet routing system and the possibility of routing overload, major transit providers may need to impose certain restrictions to reduce the number of globally advertised routes. This may include setting limits on the size of CIDR prefixes added to the routing tables, filtering of non-aggregated routes, etc. Therefore, addresses obtained directly from regional registry (provider-independent, also known as portable) are not guaranteed routable on the Internet. 6. Information provided to request address space is often considered sensitive by the requesting organization. The assigning registry must treat as confidential any and all information that the requesting organization specifically indicates as sensitive. When a requesting organization does not have assurance of privacy, the parent of the assigning registry may be required to do the assignment. In such cases, the parent registry will provide the assigning registry with information regarding the appropriate amount of address space to allocate. 7. The transfer of IP addresses from one party to another must be approved by the regional registries. The party trying to obtain Expiration Date 6 Mos. [Page 11] INTERNET-DRAFT June 1996 the IP address must meet the same criteria as if they were requesting an IP address directly from the IR. 5. In-ADDR.ARPA Domain Maintenance The regional registries will be responsible for maintaining IN-ADDR.ARPA records only on the parent blocks of IP addresses issued directly to the ISPs or those CIDR blocks of less than /16. Local IRs/ISPs with a pre- fix length of /16 or shorter will be responsible for maintaining all IN-ADDR.ARPA resource records for its customers. IN-ADDR.ARPA resource records for networks not associated with a specific provider will continue to be maintained by the regional regis- try. 6. Right to Appeal If an organization feels that the registry that assigned its address has not performed its task in the requisite manner, the organization has the right of appeal to the parent registry. In such cases, the assigning registry shall make available all relevant documentation to the parent registry, and the decision of the parent registry shall be considered final (barring additional appeals to the parent registry's parent). If necessary, after exhausting all other avenues, the appeal may be forwarded to IANA for a final decision. Each registry must, as part of their policy, document and specify how to appeal a registry assignment decision. 7. References [RFC 1519] V. Fuller, T. Li, J. Yu, K. Varadhan, "Classless Inter- Domain Routing (CIDR): an Address Assignment and Aggregation Strategy". [RFC 1518] Y. Rekhter, T. Li, "An Architecture for IP Address Allocation with CIDR". [RFC 1918] Y. Rekhter, B. Moskowitz, D. Karrenberg, G. de Groot, "Address Allocation for Private Internets". [RFC 1814] E. Gerich, "Unique Addresses are Good" [RFC 1900] B. Carpenter, Y. Rekhter, "Renumbering Needs Work" Expiration Date 6 Mos. [Page 12] INTERNET-DRAFT June 1996 8. Authors' Addresses Kim Hubbard InterNIC Registration Services c/o Network Solutions 505 Huntmar Park Drive Herndon, VA 22070 Phone: (703) 742-4870 email: kimh@internic.net Jon Postel USC/Information Sciences Institute 4676 Admiralty Way Marina del Rey, CA 90292 Phone: 310-822-1511 EMail: Postel@ISI.EDU Mark Kosters InterNIC Registration Services c/o Network Solutions 505 Huntmar Park Drive Herndon, VA 22070 Phone: (703) 742-4795 email: markk@internic.net David Conrad Asia Pacific Network Information Centre c/o United Nations University 53-70 Jingumae 5-chome, Shibuya-ku, Tokyo 150 JP Phone: +81-3-5467-7014 email: davidc@APNIC.NET Daniel Karrenberg RIPE NCC Kruislaan 409 SJ Amsterdam NL-1098 NL Phone: +31 20 592 5065 email: dfk@RIPE.NET Expiration Date 6 Mos. [Page 13]