フィルタリングとは
インターネットで一般的なフィルタリングとは、 「閲覧をできないようにする」「不要な情報を遮断する」などの何らかの意図を有し、 一定条件に基づいて情報を分類/制限することです。
例えば、IPベースのネットワークでは、 プライベートIPアドレスを宛先とするパケットがインターネットに流れないよう、 ルータでフィルタリングしています。迷惑メール対策として、 DNSへの登録情報によってSMTPの通信を拒絶する設定なども使われています。
一般ユーザーにわかりやすいところでは、広告など特定のURLを遮断できるWebブラウザや、 迷惑メールを自動的に削除してくれるメールクライアントがあります。 いわゆる青少年ネット規制法でも有害情報に到達できないよう、 フィルタリングサービスの提供が求められています。
ただフィルタリングは万能ではなく、文脈まで含めた情報を機械的に判断する技術上の難しさや、 誰かの判断により情報が意図的に選択されうる危うさもあります。