メインコンテンツへジャンプする

JPNICはインターネットの円滑な運営を支えるための組織です

ロゴ:JPNIC

WHOIS 検索 サイト内検索 WHOISとは? JPNIC WHOIS Gateway
WHOIS検索 サイト内検索

HTTP/2とは

HTTP/2とは、Hyper Text Transfer Protocol 2の略で、 WWWでデータをやり取りする方法の取り決め(プロトコル)です。 2015年5月に正式なドキュメントがRFC 7540として公開されました。 その後、修正版として2022年6月にRFC9113が公開されています。

前身のHTTP 1.1が1997年1月に公開されて以来長らく使われてきましたが、 インターネットの普及に伴うトラフィックの増加や、 HTTP策定当時に想定していなかった使われ方によって問題点が生じました。 端的に言えば、データ量と通信頻度の増大です。

HTTP 1.1ではシンプルに1度の通信で一つのデータを取得していました。 そのため大量の画像を掲載したページなど、 数多くのデータを取得する時にその都度通信の開始と終了の手順が必要で、 これが無駄であると認識されるようになりました。

そこでHTTP/2では1度の通信で複数のデータをやり取りできようにしました。 またHTTP 1.1ではテキストデータによる通信でしたが、 HTTP/2ではより効率の良いバイナリデータを使って通信します。

2023年12月現在、HTTP/2は主要なWebサーバ、 Webブラウザに採用され、広く使われる技術となっています。

なお、さらなる速度向上と信頼性の確保を目的に、 下位プロトコルとしてQUICを利用するHTTP/3が、 RFC 9114として2022年6月に公開されました。 しかし普及にはまだしばらくかかりそうです。

■参考

RFC 7540: Hypertext Transfer Protocol Version 2 (HTTP/2)
https://datatracker.ietf.org/doc/html/rfc7540

RFC 9113: HTTP/2
https://datatracker.ietf.org/doc/html/rfc9113

JPNIC News & Views vol.2044(2023年12月15日発行)より

このページを評価してください

このWebページは役に立ちましたか?
よろしければ回答の理由をご記入ください

それ以外にも、ページの改良点等がございましたら自由にご記入ください。

回答が必要な場合は、お問い合わせ先をご利用ください。

ロゴ:JPNIC

Copyright© 1996-2024 Japan Network Information Center. All Rights Reserved.