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PoEとは

PoEはPower over Ethernetの頭文字をとったもので、 イーサネットに使われるケーブル、いわゆるLANケーブルを通して電力を供給する技術です。 電源ケーブルや電池が不要となり、LANケーブルの配線のみで機材を動かせるのが利点です。 欠点としては機材が高価になりがちなこと、 給電側(スイッチングハブなど)と受電側(VoIP電話機やWebカメラなど)の双方がPoEに対応していないと使えない点が挙げられます。

PoEには、PoE (IEEE 802.3af)、PoE+ (IEEE 802.3at)、PoE++ (IEEE 802.3bt)という三つの仕様があり、 電力供給量に応じて、必要なLANケーブルのカテゴリが変わってきます。 大電力を利用する場合は、なるべく抵抗値の低い、よりカテゴリの高いケーブルの利用が推奨されています。

また、供給可能な電力は、機器がどの仕様に対応してるかで決まりますが、 給電装置に複数のポートがある場合は、個々のポートへの給電がそれぞれの限度内であると同時に、 その合計が装置全体の給電能力を超えることができないという制限があります。

JPNIC News & Views vol.1705(2019年8月15日発行)より

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