=================================== __ /P▲ ◆ JPNIC News & Views vol.452【臨時号】2007.5.18 ◆ _/NIC =================================== -------- PR ---------------------------------------------------------- ◆JPRSが「Interop Tokyo 2007」(2007.6.11~15開催)に出展!! 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.xxxの否決について 伊藤氏は.xxx導入に賛成票を投じた一人であり、その理由が紹介されまし た。過去に審議した契約案とは内容面で大きな差がないにも関わらず、今回 の契約案を却下するということは、GACの公式声明やパブリックコメントと いった周囲のプレッシャーに屈したと理解されかねず、それは好ましくない と感じたことが理由の一つとしてあるとのこと。また、ICANNが提出したRFP (*7)に沿った申請であるかどうかは理事会が判断すべきものであり、それに 適っているのであれば承認すべきであったと考えたことも賛成の理由として 挙げられるとのことです。 - RAAレビューに関する議論 オペレーション上の問題を抱える認定レジストラに対しては、認定者である ICANNが然るべき措置を取るべきとの議論があった中で、米国RegisterFly社 とのRAAを解約したことは、場合によってはICANNが実力行使も辞さないとい うことを示す機会となったと考えられる、との見解が示されました。 しかしながら、RAAのレビューに関する議論がPDPを開始するといった話に展 開すると、正常なオペレーションを行うレジストラに負荷として影響が及ぶ ことも考え得るため、それは好ましくないといった批判もあったとのことで す。 (*6) http://www.icann.org/minutes/resolutions-30mar07.htm (*7) Request for Proposal:提案要求 ◆ICANN政府諮問委員会(GAC)報告 総務省の辰川晶子氏より、政府諮問委員会(GAC)に関する報告がありました。 ご報告いただいた内容のうち、次の3点をお伝えします。 WHOISに関する議論では、GACの見解がまとめられGAC原則として採択されたこ と、また「WHOISデータの正確性確保」と「gTLDの登録やWHOISの利用に関する 情報収集」が提言され、WHOISサービスの適切な在り方を総意に基づく提案と してまとめるよう、GNSOに要請したことが伝えられました。 また、新gTLDの導入・委任・運用に関するGAC原則も採択され、公共政策的側 面への取り組みについて、GNSOと対話を促進していく意向にあることが表明さ れたとのことです。 IDNに関しては、IDN ccTLDで使用する言語や文字について、社会政治的・文化 的観点から評価・検討を行うことを確認し、ccNSO・GNSOとともにIDNの世界展 開に向けて取り組むことも確認されたとのことです。 ◆ICANN At-Large諮問委員会(ALAC)報告 財団法人ハイパーネットワーク社会研究所の会津泉氏より、At-Large諮問委員 会(ALAC)の活動報告がありました。 前回のサンパウロ会合で、ラテンアメリカおよびカリブ海地域にRALOの第1号 であるLAC-RALOが設立されたことにより、RALO設立に拍車がかかり、本会合で はアジア太平洋地域、アフリカ地域、ヨーロッパ地域のRALOが設立されまし た。 ICANNはマルチステークホルダーの参画を求めており、個人ユーザーが参画す るための枠組みが暫定委員会のままでは好ましくないという考えもあるよう で、RALO設立に対して力を入れてきているとのことです。ICANNスタッフの助 力を必要とするALACとしても、活動を行いやすくなってきたようです。 設立が進むRALOですが、実体ある組織となり得るかといった懸念も残ってお り、今後の課題の一つとして検討されるとのことです。 ◆アドレス支持組織(ASO)報告 ~IPv4アドレス枯渇に関する議論 IPアドレス関連のポリシーは主にRIRの会議で議論されるため、ICANNの場でIP アドレス関連の話題が議論されることは少ないのですが、IPv4アドレスの枯渇 については喫緊の問題とも言えるため、広報の場としてASOのワークショップ が開催されました。同ワークショップの模様について、JPNICの穂坂俊之より 報告を行いました。 APNICのGeoff Huston氏の予測(*8)によれば、IANAにおけるIPv4アドレスの在 庫は2011年6月に、各RIRの在庫は2012年6月に尽きるとのことで、IPv4アドレ ス枯渇に対応するポリシーの提案がAPNIC/ARINへ提出され(*9)議論されている ことが伝えられました。 IPv4アドレス枯渇に対応するポリシーを検討すべき時が来た、と認識されるよ うにはなったものの、世界規模での議論は始まったばかりとのことです。 (*8) IPv4 Address Report http://www.potaroo.net/tools/ipv4/ (*9) IPv4 countdown policy proposal http://www.apnic.net/docs/policy/proposals/prop-046-v001.html ◇ ◇ ◇ ICANN報告会の資料と動画は、JPNICウェブサイトにて公開しています。 http://www.nic.ad.jp/ja/materials/icann-report/index.html 第18回の内容についても近日公開予定ですので、ご期待ください。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。 http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ___________________________________ ■■■■■ JPNICの活動はJPNIC会員によって支えられています ■■■■■ ::::: 会員リスト ::::: http://www.nic.ad.jp/ja/member/list/ :::: 会員専用サイト :::: http://www.nic.ad.jp/member/(PASSWORD有) □┓ ━━━ N e w s & V i e w s への会員広告無料掲載実施中 ━━━┏□ ┗┛ お問い合わせは jpnic-news@nic.ad.jp まで ┗┛  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ =================================== JPNIC News & Views vol.452 【臨時号】 @ 発行 社団法人 日本ネットワークインフォメーションセンター 101-0047 東京都千代田区内神田2-3-4 国際興業神田ビル6F @ 問い合わせ先 jpnic-news@nic.ad.jp =================================== 登録・削除・変更 http://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/ ■■◆ @ Japan Network Information Center ■■◆ @ http://www.nic.ad.jp/ ■■ Copyright(C), 2007 Japan Network Information Center