=================================== __ /P▲ ◆ JPNIC News & Views vol.506【臨時号】2007.12.20 ◆ _/NIC =================================== ---------- PR -------------------------------------------------------- ◆あなたはもうアクセスしましたか? JPドメイン名の周知キャンペーンサイト「JPRS24」<http://jprs24.jp/>で ドメイン名の重要性をわかりやすく体験! 株式会社日本レジストリサービス(JPRS) ◆ ---------------------------------------------------------------------- ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ News & Views vol.506 です ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 本号では、vol.505に引き続き、第70回IETFのレポート[第2弾]として、DNS関 連WGの動向についてお届けします。 □第70回IETF報告 特集 ○[第1弾] 全体会議報告 (vol.505) http://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2007/vol505.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 第70回IETF報告 [第2弾] DNS関連WG報告 JPNIC DNS運用健全化タスクフォースメンバー 東京大学 情報基盤センター 関谷勇司 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆dnsop WG (Domain Name System Operations WG)報告 今回のIETF70では、dnsop WGミーティングが開催され、約2時間の議論が行わ れました。いつも通り、まずdraftの状態が確認され、respsizeならびに reverse-mapping-considerations、as112-under-attack-help-help、 as112-ops draftに対して、WG Last Callの確認がなされました。また、 reflectors-are-evil draftに関しては、IETF Last Callにて返ってきたコメ ントに対する議論が行われました。単にresolverに対してアクセス制限をかけ てしまうと、mobileユーザーは困るのではないかというコメントや、SIG(0)を 使えば良いという意見、また、多くのユーザーは、VPNを利用してホームネッ トワークに接続して使うので問題ないのでは、といったコメントがありまし た。 次に、前回に行われた提案である、NSCP(Name Server Control and Configuration Protocol)に関する議論がありました。デザインチームから、 プロトコル概要と要求事項に関する発表が行われました。具体的には、ネーム サーバ自体を制御するコマンド、ならびに情報を取得するコマンド、ゾーンの 中身を操作するコマンド等が定義されていました。この提案に対して、ゾーン の中身を操作するコマンドを定義する必要はないのではないか、という意見が 出されていました。今後、引き続き議論が行われる予定です。 その他には、DNSSECにて利用している、AD bitが有効になっているクエリを通 さないDNSプロキシを組み込んだ、安価なブロードバンドルータがあるといっ た話題や、多量のDNSクエリによるDoS攻撃をどう防ぐか、といった、散発的な 話題が挙がっていました。dnsop WGは、次回IETF以降も、ミーティングを開催 する予定です。 ◆dnsext WG (DNS Extensions WG)報告 dnsext WGは、前回同様、今回もミーティングは開催されませんでした。その ため、前回のIETF69から今回のIETF70までの間に、メーリングリストにて活発 に議論された事項に関して報告します。 メーリングリストにて議論された話題の一つとして、forgery-resilienceの話 題が挙げられます。これは、DNSSECが普及するまでの間にも、偽DNSクエリに よる詐称を防ぐために注意すべき点、守るべき点について言及したものです。 このdraftに関して、メーリングリストで意見が交換されました。追加すべき 点、加筆すべき点等について活発な議論が行われ、送信側におけるUDPポート 番号の使い方に関しては、多くの意見が出されました。 また、NSEC3(*)に関しては、draftの第12版ならびに第13版が出され、RFC発行 の手続き段階に入りました。RFCとして発行されることにより、NSEC3に対応し た実装が公開されれば、次はNSECからNSEC3への移行に関する議論が進むと思 います。 (*)http://www.nsec3.org/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。 http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ___________________________________ ■■■■■ JPNICの活動はJPNIC会員によって支えられています ■■■■■ ::::: 会員リスト ::::: http://www.nic.ad.jp/ja/member/list/ :::: 会員専用サイト :::: http://www.nic.ad.jp/member/(PASSWORD有) □┓ ━━━ N e w s & V i e w s への会員広告無料掲載実施中 ━━━┏□ ┗┛ お問い合わせは jpnic-news@nic.ad.jp まで ┗┛  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ =================================== JPNIC News & Views vol.506 【臨時号】 @ 発行 社団法人 日本ネットワークインフォメーションセンター 101-0047 東京都千代田区内神田2-3-4 国際興業神田ビル6F @ 問い合わせ先 jpnic-news@nic.ad.jp =================================== ___________________________________ 本メールを転載・複製・再配布・引用される際には http://www.nic.ad.jp/ja/copyright.html をご確認ください  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 登録・削除・変更 http://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/ ■■◆ @ Japan Network Information Center ■■◆ @ http://www.nic.ad.jp/ ■■ Copyright(C), 2007 Japan Network Information Center