=================================== __ /P▲ ◆ JPNIC News & Views vol.1273【臨時号】2015.1.19 ◆ _/NIC =================================== ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ News & Views vol.1273 です ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2015年2月24日(火)から3月6日(金)まで、福岡で開催される「APRICOT-APAN 2015」を間近に控え、実際にAPRICOTに参加されたことのある方からの生の声 をレポートとしてお届けしています。第3弾となる本号では、APRICOTの場で 「発表」するという、一歩踏み込んだ楽しみ方とその魅力について、シスコ システムズ合同会社の土屋師子生さんに語っていただきました。 □APRICOTへ行こう! [第1弾] APRICOTに参加して ~APRICOTの魅力~ (vol.1269) https://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2015/vol1269.html □APRICOTへ行こう! [第2弾] APNIC 36に初参加して ~国際会議の魅力~ (vol.1271) https://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2015/vol1271.html ぜひとも「APRICOT-APAN 2015」へご参加いただき、APRICOTの魅力を体感し てください!! ○APRICOT 2015 https://2015.apricot.net/home (英語) http://www.apricot-apan.asia/ (日本語) ○「福岡にきんしゃい!「APRICOT-APAN 2015 福岡会合」へのお誘い (vol.1250) https://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2014/vol1250.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ APRICOTへ行こう! [第3弾] APNIC/APRICOTに参加して ~APNIC/APRICOTの 魅力~ シスコシステムズ合同会社 土屋師子生 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ はじめに 今年2015年は、日本のインターネットエンジニアにとって、特別な年と言え るかもしれません。2月にAPNIC 39/APAN 39/APRICOT 2015が福岡で開催され ます。また11月には横浜にてIETF 94が行われます。インターネットの専門家 が集まるIETF、アジアのインターネット関係者が集まるAPRICOTが、共に地元 日本で行われる事を考えると非常に楽しみです。 今までのAPNIC/APRICOTの参加経験を見直してみると、 APNIC 32 (韓国・釜山) APNIC 33/APRICOT 2012 (インド・ニューデリー) APNIC 35/APRICOT 2013 (シンガポール) APNIC 38 (オーストラリア・ブリスベン) 以上の4回は直接現地にて参加させていただき、リモートで参加したAPNIC 37/ APRICOT 2014も加え、すべての回で、発表者としてプレゼンテーションもさ せていただきました。本稿では、APNIC/APRICOTの魅力の一つとして、発表す る事を中心に記事を書いてみようと思います。 ■ APRICOTで発表を行う方法 APNIC/APRICOTで発表を行うには、いくつかの方法があると思います。下記に 記載する方法は、私自身の経験によって得られた理解であることをご了承く ださい。 第一に、CFP (Call for Papers)に応募し、プレゼンテーション枠を取る方法 があります。ほとんどのプログラムが、この方法によって選択されているの ではないかと思います。応募期間は約3ヶ月と非常に長いですが、何度かに分 け、選考プログラムを決定しています。時間が経つと、枠がどんどん埋まっ てしまうため、なるべく早めに応募する事が有利と言えるかもしれません。 応募にはプレゼンテーション資料が必須となります。応募者は、プレゼンテー ション資料をシステムにアップロードします。その資料に対して、プログラ ム委員がレビューを行い、説明が不足していたり、自社の宣伝などが感じ取 れた時には、該当部分の修正が要求されます。応募者が要求を受け入れる場 合は、資料に修正を反映し、再提出を行います。再提出された資料をもとに プログラムの採否が決定され、合格の場合は日時や発表時間が指定されます。 ちなみに、今回のAPRICOT 2015のCFPは、2月7日まで行われています。興味の ある方は、ぜひトライしてみてください。 https://2015.apricot.net/program#papers 二つ目の方法は、他のイベント等で行われたプレゼンテーション内容などを 評価いただき、APNIC/APRICOTのプログラムとして推薦していただく事です。 私の場合は、JANOGで行ったSoftwire WGの活動内容や、JANOG 34で取り組ん だIPv6ULAを使った会場ネットワークの結果を推薦していただき、発表させて いただきました。この場合も、もちろん資料を提出する必要はありますが、 内容に関しての指定は特に無く、発表日時および発表時間が指定されます。 最後に、Lightning Talk(LT)です。Lightning Talkは、1人5分程度の短い時 間でプレゼンテーションを行います。APNIC/APRICOTの場合は、LTの応募開始 は会期中にアナウンスされ、プログラム開始直前までに合否が伝えられます。 若手や発表初心者には、非常に良いチャンスとして考えられている様です。 LTは、一つのプログラムとして1時間程度の枠が取られているため、10名程度 の採用が可能になります。LTの場は、本プログラムの敗者復活戦とも考えら れると思います。実際に私は、APNIC 33/APRICOT 2012の本プログラムでは応 募したプレゼンテーションが不採用となったため、その内容の一部を抜粋し、 LTで話させていただきました。 このやり方に影響を受け、私がプログラム委員を務めたJANOG 34では、「初 心者大歓迎! Light Lightning Talk大会」としてプログラムを募集/実施した 事もありました。 http://www.janog.gr.jp/meeting/janog34/program/lt4bg.html 今回、福岡への参加を既に決めている方も、ぜひLTに挑戦してみてはいかが でしょうか? ■ APRICOTの魅力 アジア地域には48の国があり、またそれぞれの国で話す公用語も英語/中国語/ 日本語/韓国語/ベトナム語などさまざまです。APNIC会期中の公用語は英語で あるため、発表や参加に気後れを感じる方もいらっしゃるかもしれません。 ですが、アジア地域においては、英語での会話はほとんどの人々にとって母 国語以外での会話になります。お互いが、言葉に対して大らかな気持ちで受 け入れている事を感じると思います。発表をする事で、プログラムコーディ ネーターやAPNICスタッフまたは質問者と会話するチャンスが広がります。ま た、発表を行うと、発表後の休憩時間に興味を持った方に話しかけられる事 も多いです。 日本のインターネットサービスの普及レベルや運用の考え方、コミュニティ の成熟度は、アジア地域のみならず、世界的にも進んでいると思います。普 段皆さんが行っている業務の内容などは、十分発表に値するのではないでしょ うか。違う国の同じような立場の方と会話したり、プレゼンテーションを通 して話を聞く事で、今まで見えなかったものが見えたり、自分たちがやって いる事を改善できるかもしれません。こういった相乗効果が、APNIC/APRICOT の1番の魅力であると感じています。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。 https://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ ◆◇◆◇◆ 本号のご感想をお聞かせください ◆◇◆◇◆ ┃ ┃良かった ┃ ┃→ http://feedback.nic.ad.jp/1273/507bc4ac4585648461a39e7479a477bd┃ ┃ ┃ ┃悪かった ┃ ┃→ http://feedback.nic.ad.jp/1273/bf4da3e271a7e3f1615e167fd9d33c01┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ___________________________________ ■■■■■ JPNICの活動はJPNIC会員によって支えられています ■■■■■ ::::: 会員リスト ::::: https://www.nic.ad.jp/ja/member/list/ :::: 会員専用サイト :::: https://www.nic.ad.jp/member/ (PASSWORD有) □┓ ━━━ N e w s & V i e w s への会員広告無料掲載実施中 ━━━┏□ ┗┛ お問い合わせは jpnic-news@nic.ad.jp まで ┗┛  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ =================================== JPNIC News & Views vol.1273 【臨時号】 @ 発行 一般社団法人 日本ネットワークインフォメーションセンター 101-0047 東京都千代田区内神田3-6-2 アーバンネット神田ビル4F @ 問い合わせ先 jpnic-news@nic.ad.jp =================================== ___________________________________ 本メールを転載・複製・再配布・引用される際には https://www.nic.ad.jp/ja/copyright.html をご確認ください  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 登録・削除・変更 https://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/ バックナンバー https://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/ ___________________________________ ■■■■■ News & ViewsはRSS経由でも配信しています! ■■■■■ ::::: https://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/index.xml :::::  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ■■◆ @ Japan Network Information Center ■■◆ @ https://www.nic.ad.jp/ ■■ Copyright(C), 2015 Japan Network Information Center