座学 エンジニア向けIPv6技術解説
※ 本講座は、2017年度まで「IPv6基礎技術解説」として開催していたものです。
講師
JPNIC 技術部 塩沢 啓
概要
国内ではコンシューマ向けIPv6サービスが提供され始めてから既に数年が経過し、 企業等でのIPv6導入の検討も活発化してきました。 しかしながら、IPv6の基礎に関するまとまった情報は、 書籍等も含めそれほど多くありません。 本セッションでは、 IPv4と異なるIPv6の基本機能の解説を重点的に行い、 IPv6導入にむけた設計・構築・運用の考え方について解説します。
対象
- これからIPv6を始めようというエンジニアの方
- IPv6を職場・自宅に入れようと考えているエンジニアの方
- IPv6対応検討中のネットワーク設計、構築、運用に携わっている方
前提
- IPv4アドレスを利用したネットワークを利用した経験、知識がある
- IPv4アドレスを利用したネットワークの管理運用した経験、知識がある
専門性の度合い
★★★☆☆
学習内容
-
IPv6概要
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IPv6の主な機能や特徴
- IPv6アドレスを取得する方法
- IPv6の特徴と利用上の注意
- IPv6アドレス表記
- IPv6アドレスタイプと通信形態
- ユニキャスト通信
- ユニキャストアドレス
- エニーキャスト通信
- マルチキャスト通信
- マルチキャストアドレス
-
ICMPとアドレス自動設定
- ICMPv6とは
- 基本のICMPv6メッセージ
- Path MTU Discovery
- NDP(近隣探索)プロトコル
- NS 近隣要請
- NA 近隣広告
- 要請ノードマルチキャスト
- リンクレイヤアドレス解決の流れ
- DAD
- 近隣キャッシュの状態
- RS ルータ要請
- RA ルータ広告
- RAの機能
- RS/RAの流れ
- ステートレス自動アドレス設定の流れ
- アドレスの自動設定 IPv4との違い
- RA/DHCPv6
- RDNSSオプション
- SLAACによるアドレス自動設定
- アドレスの生成方法
- DHCPv6
- Stateful DHCPv6の特徴
- Stateless DHCPv6の特徴
- DHCPv6-PDの特徴
-
IPv6の主な機能や特徴
-
IPv6導入のための設計・構築・運用
-
移行技術
- IPv6対応へのシナリオ
- NAT64/DNS64
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アドレッシングとDNS
- IPv6アドレス設計
- IPv6アドレスの視覚判別
- 複数アドレスの付与
- 各リンクへのアドレス設計
- ノードに対するアドレス割当方式
- DNS
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パケットフィルタリング
- フィルタリングの基本的な考え方
- 不正RAのフィルタ
- ICMPとICMPv6
- IPv4との違い
-
移行技術
参加者の声
- IPアドレスの仕組みをより知ることができました。
- 知らないことばかりで勉強になりました。IPv6の特徴の理解が進みました。
参加費
特別価格 2,600円(税込)
一般価格 5,200円(税込)
オンデマンド講座
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