2003年8月14日
各位
社団法人 日本ネットワークインフォメーションセンター
APNICアドレスプールからの割り振りについて
拝啓 平素は(社)日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC) の活動およびIPアドレス管理業務にご理解とご協力をいただきまして誠にありがとうございます。
さて、既にお知らせした通り、 NIR(国別インターネットレジストリ)の運用を定義したポリシー*1の施行に伴い、 JPNICは独自の割り振り用アドレスプールを持たず、 APNICのアドレスプールから直接IP指定事業者へ割り振りが行われます。
その実施時期が近づいてきましたので、あらためて変更点について、 お知らせします。
IP指定事業者の皆様にはできるだけご迷惑をお掛けしないようポリシーの施行を進めていきたいと考えておりますので、 ご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
敬具
記
施行日
JPNICの割り振りプールがなくなった時点より施行
- 割り振るアドレスの大きさに左右されますが、来週(2003/8/18~)を予定しています。
- 当面の間、JPNICのアドレスプールからの割り振りであるか、APNICのアドレスプールからの割り振りであるかどうかを、割り振り時にお知らせします。
変更点
1. IP業務関連の申請について
- 割り振り申請時にネットワーク不正利用に対応する電子メールアドレスが必要となります。こちらはフォームの備考欄にご記述ください。
2. 逆引きDNS更新について
- APNICから直接割り振りを受けたIPアドレスの逆引きは、通常、JPNICデータベース登録完了の通知が発行された翌日午前8時頃に反映されます。
3. APNIC Whoisでの表示
- 割り振り先の情報として、IP指定事業者の組織名、住所およびremark欄にIP指定事業者のネットワーク不正利用に対応する電子メールアドレスが表示されます。
4. 「/15」より大きな空間のアドレスの割り振り申請を行う場合
- JPNICのアロケーションウィンドウが「/15」であるため、「/15」より 大きな空間の割り振りを希望する場合、「/15を超えるアドレスの割り 振り申請」を行ってください。
- APNICのMAINTAINER OBJECTおよびPERSON OBJECTの取得は不用となります。
※APNIC Whois中の割り振り情報のadmin-c(運用責任者)、tech-c(技術連絡担当者)の項目には、JPNICの担当者の情報が表示されます。 - 申請書中のremark欄にネットワークの不正利用に対応する電子メールアドレスを記述してください。
※割り振り先情報とあわせて、APNIC Whoisで公開されます。
その他
- 各種申請の対応、データベースの管理や審議は現状通りJPNICが行います。
- 割り振りまでの期間はAPNICの休日に若干影響される可能性がありますが大きな変更は発生しません。
- これまで同様、「/15を超えるアドレスの割り振り申請」については、審議内容に変更はなく、JPNICに加えてAPNICによる審議が行われます。
- JPNICが管理を行っているIPアドレスの逆引き登録は現状通り、JPNICデータ ベース登録完了の通知が発行された翌日午前5時頃に反映されます。
- 『JPNICが逆引きの管理を行っているIPアドレス』
- http://www.nic.ad.jp/ja/dns/jp-addr-block.html
本件に関するお問い合わせ先
参考
- *1 「Operational policies for National Internet Registries in the APNIC region」
- http://www.apnic.net/docs/policy/operational-policies-nirs.html
- 「APNICアドレスプールからの割り振りに伴う変更について」
- http://www.nic.ad.jp/ja/topics/2002/20021122-01.html
- 「APNICアドレスプールからの割り振りに伴うその他変更について」
- http://www.nic.ad.jp/ja/topics/2002/20021213-01.html
以上