2010年1月20日
会員各位
社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター
IPv4アドレスIANA在庫が10%を切るも、JPNICのIPv4分配ポリシー変わらず
2010年1月19日未明に、IANAからAPNICに対し、 /8ブロック二つ分のIPv4アドレスが新たに割り振られました。 これにより、全IPv4アドレス256ブロック中、 今後割り振り可能な中央在庫は24ブロックを残すのみとなり、 全アドレスブロックの10%を切ったことになります。 現在、IANA在庫の枯渇時期は2011年後半と予測されており、 現時点で残りが24ブロックとなったことは、 その予測通りに推移しているものです。 本件については、NROでもアナウンス*が既に出されており、 今後、全RIRで世界的にIPv4アドレス在庫枯渇広報キャンペーンが行われます。
このように、 IPv4アドレスの中央在庫が無くなるまで後2年程度と予想されてはいますが、 JPNICでは、 必要なアドレスを過不足なく分配するという現行の割り振りポリシーに従い、 IPv4アドレスの在庫が無くなるまで、 これまで通り安定的にアドレスの分配を続けてまいります。
また併せて、 IPv4アドレス在庫枯渇に向けた対応の促進にも引き続き取り組みます。 各サービスプロバイダー、ハードウェアベンダー、 システムインテグレーター、アプリケーション開発者等、 インターネットに関わる皆様におかれましては、 IPv4アドレス在庫枯渇への影響を考慮し、各自対応策をご検討いただきたく、 お願い申し上げます。
- * Less than 10% of IPv4 Addresses Remain Unallocated, says Number Resource Organization
- http://www.nro.net/media/less-than-10-percent-ipv4-addresses-remain-unallocated.html
以上