各位
一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター
「マルチステークホルダー主義を支持する技術コミュニティ連合」によるグローバルデジタルコンパクトに関する公開書簡にJPNICも署名
2024年8月7日(協定世界時、日本時間8月8日)に、 グローバルデジタルコンパクト(GDC)の進め方に関する懸念を表明する内容の公開書簡が、 「マルチステークホルダー主義を支持する技術コミュニティ連合」(TCCM)により取りまとめられました。 JPNICを含む19組織が、その内容に賛同し署名しています。
書簡の内容の概要は、以下の通りです。
- GDCの策定に当たり、意見を提供してきたが、 意見がGDCの各版にどのようにして効果的にかつ有意義に貢献したかが不明瞭のままである
- 最近のマルチステークホルダーによる協議が、意見表明形式や日時設定など、 グローバルな参加を促すものになっていないことを懸念
- GDCの最新版(本アナウンス時点では改訂第3版)および今後のスケジュールが未公表であり、 GDC策定プロセスの透明性と公開性について引き続き懸念
- すべてのステークホルダーによる協議において、 マルチステークホルダーによるインターネットガバナンスが広く支持され、 多くの国連加盟国から強力な支持が表明されているにもかかわらず、 そのような支持がGDCに意味のある形で反映されない可能性が現実のものとなっている
- GDCのすべての版で概説されている国連主導のイニシアティブの範囲と広がりに、 依然として強い懸念を持つ
- 我々は世界情報社会サミット(WSIS)の成果の一部として創設されたマルチステークホルダーイニシアティブ、 特にインターネットガバナンスフォーラム(IGF)の強化を繰り返し求めてきた
- GDC策定プロセスが進展するにつれ、マルチステークホルダーコミュニティによる、 さらなる、時宜を得た、有意義な関与を求めるとともに、 これらの意見がGDCの成果にどのように統合されたかを明確に示すことを求める
提出意見の全文は、以下からご覧いただけます。
https://www.nic.ad.jp/ja/topics/2024/tccm-gdc-20240808.pdf
以上