2004年11月12日
Whois関連ポリシーとレジストラ変更ポリシーが施行へ
ICANNによって策定された以下の3つのポリシーが、 本日2004年11月12日より施行されます。 これらはgTLDドメイン名を対象としたポリシーであり、 すべてのICANN認定レジストラに適用されるものです。
Whois関連ポリシー(1):
Whois情報のマーケティング利用禁止に関するポリシー
(Whois Marketing Restriction Policy)
第三者がバルクアクセスにより一括入手したWhois情報のマーケティング利用、 転売、再配布が禁止されることになりました。
Whois関連ポリシー(2):
削除後請戻されたドメイン名の正確性に関するポリシー
(Restored Names Accuracy Policy)
登録者が虚偽の連絡先を提出したか、 もしくはレジストラからの問合せに返答しなかったことを事由にドメイン名の登録が削除された場合は、 「請戻猶予期間」が適用されます。 ただし、請戻されたドメイン名は、 登録者がWhois情報を更新するまでレジストラ側で保留状態(Registrar Hold status)に置かれます。
レジストラ変更(レジストラ間のドメイン名移転)に関するポリシー
(Inter-Registrar Transfer Policy)
登録者の知らない間に第三者によって行われる不正なレジストラ変更を防止するために、 登録者へ意思確認を行うプロセスの明確化や本人確認の徹底が図られることになりました。 また、レジストラ変更を円滑に行うための新たな仕組みも導入されています。
※「レジストラ変更(レジストラ間のドメイン名移転)に関する新ポリシー」解説ページ
<参照>
ICANNからのアナウンス(2004年9月21日)
"Update: Implementation of New Consensus Policies Applicable to gTLD Registrars"
JPNICニュースレター No.24(2003年7月発行)
「インターネットトピックス:ICANNリオデジャネイロ会議」
以上