各位
一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)
IPアドレス管理業務に関するJPNIC文書公開のお知らせ
~AS番号割り当て基準の変更および、消費税率変更に伴う改定~
JPNICでは、2019年9月2日申請受付分より、AS番号の割り当て基準を変更いたします。 また、2019年10月1日より消費税率が8%から10%に変更されることに伴い、 同日以降のIPアドレス、AS番号等にかかるご請求分について、 消費税額を現在の8%から10%に変更いたします。 消費税を含まない本体価格は変更いたしません。
これらの変更に伴い、関連するJPNIC文書を改定し、 本日公開いたしましたのでご案内いたします。
現在JPNICにおいては、APNICでの対応にあわせ、 「/8相当の最後のAPNICにおけるIPv4未割り振り在庫」からの新規割り振りサイズを/23(512アドレス)とし、 「JPNICに返却済みIPv4アドレス在庫」からの新規割り振りは2019年7月3日もって終了いたしました。 これらの変更に伴うJPNIC文書の改定もあわせて実施いたします。
本件に関してご不明な点は、下記の窓口までお問い合わせください。
記
AS番号の割り当て基準変更について
- 従来は、申請組織のネットワークが、BGP (Border Gateway Protocol)を利用して、 他の複数の自律ネットワークとの間で外部経路制御情報を交換することを、 AS番号の割り当てを受ける条件としていました。
- BGPにより相互接続を行い、 外部経路制御情報を交換する必要性を証明できる場合には、 接続するAS番号が複数でなくとも、 AS番号の割り当てを受ける基準を満たすよう変更いたします。
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この基準の変更は、
2019年2月に開催されたAPNIC48カンファレンスで以下の通り提案されたポリシー変更が、
コンセンサスを経てAPNICにおいて実装されたため、JPNICにおいても実装するものです。
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prop-128 : Multihoming not required for ASN
(AS番号割り当てにおけるマルチホーム要件撤廃提案) - https://www.apnic.net/community/policy/proposals/prop-128
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prop-128 : Multihoming not required for ASN
2019年9月2日より有効となるJPNIC公開文書
改定点および具体的な変更内容は以下のWebページからご確認ください。
- 2019年9月2日より有効となるJPNIC公開文書一覧
- https://www.nic.ad.jp/ja/ip/doc/20190902.html
2019年10月1日より有効となるJPNIC公開文書
- IPアドレス割り当て等に関する規則
- プロバイダ非依存アドレス割り当て規則
- 歴史的経緯をもつプロバイダ非依存アドレス割り当て規約
- AS番号割り当て規約
- IPv4アドレス移転申請手続き(JPNIC契約組織間の移転用)
- IPv4アドレス移転申請手続き(移転対象レジストリ契約組織からJPNIC契約組織への移転用)
- 電子証明書を用いた申請者認証について(IPアドレス管理指定事業者用)
- 情報の開示請求方法
- AS番号移転申請手続き(JPNIC契約組織間の移転用)
- AS番号移転申請手続き(移転対象レジストリ契約組織からJPNIC契約組織への移転用)
改定点および具体的な変更内容は以下のWebページからご確認ください。
- 2019年10月1日から有効となるJPNIC公開文書一覧
- https://www.nic.ad.jp/ja/ip/doc/20191001.html
参考情報
- JPNICに返却済みIPv4アドレス在庫からの新規割り振り終了に関するお知らせ
- https://www.nic.ad.jp/ja/topics/2019/20190703-02.html
お問い合わせ窓口
JPNIC IPアドレス担当:ip-service@nir.nic.ad.jp
以上