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IPv4アドレス関連の新ドキュメント説明会 議事録

日時:1999年11月29日(月) 午前の部 10:00-12:00
                            午後の部 13:00-15:00

場所:お茶の水スクエアC館 4F C会議室
      東京都千代田区神田駿河台1-6

配布資料:
 - IPv4アドレス関連の新ドキュメント説明会 議事次第
 - ドキュメント改訂の背景と新ルールの概要
 - 新ドキュメント公開について

司会:IP+AS番号割り当て検討部会(廣海)

議事:
1.挨拶
  事務局長より説明会開催にあたり挨拶があった。(10:00-10:10/13:00-13:10)

2.ドキュメント改訂の背景と新ルールの概要および新ドキュメント公開について
                                               (10:10-10:40/13:10-13:40)
  事務局より資料に基づき説明があった。

-ドキュメント改訂の背景と新ルールの概要(江面)

・ APNIC ポリシドラフトに基づき、JPNIC はポリシをあわせていく。
・ APNIC ルールとの整合性を確保するためにドキュメント改訂をおこなった。
・ JPNIC ポリシの明確化

-割り振り/割り当ての方針変更

・ /29 の簡易割り当てフォーム廃止
・ network-plan 簡略記述方法の廃止
・ remark 欄の記述を必須
・ 審議方法の変更

-ドキュメント体系について

・ ポリシ/プロシージャ/フォーム/技術参考資料に分類
・ 用語の定義を明確に行う。
   - 割り当て:業務委任会員から顧客へ分配
   - 割り振り:APNIC から JPNIC へ、JPNIC から業務委任会員へ分配

-検討課題

・ 大量データを含む申請への対応
・ 審議情報の扱い
・ /29の簡易割り当て。

[質疑応答]

Q1    アサイメントウインドウサイズの初期値は、どう通知されるのか。

A1    12月中旬から段階的に通知予定。

Q2    熟達度に応じて拡大・縮小するとのことだが、アサイメントウインドウ
      サイズの更新は、どれくらいの期間毎に行われるのか。

A2    アサイメントウインドウサイズの決定方法は内規として作成中。
      またアサイメントウインドウサイズの拡大は、それほど厳しくは
      ならないものと想定している。
      更新は、審議依頼の結果をお知らせする時と割り振り依頼の結果を
      お知らせする時です。

Q3    network-plan に YES, NO, PART があるが、同一セグメントに
      Static と Dial-up が混在する場合の記述はどうすればよいのか。

A3    機能が分かれている場合は、別サブネットとして記述頂きたいが、
      混在の場合には、remark に書いて説明頂ければ、職員が目チェック
      を行うので、その際に確認します。

3.新ドキュメント公開について(戸屋) (10:40-11:10/13:40-14:10)

・ 説明内容について

-第11回事務連絡担当者会議の補足説明

・ network-plan の connect 記述について
   - PART の追加
・ 前回までの議事録は、公開しています。

-ドラフト版公開時に頂いたご意見と回答

・ ご意見および回答は公開していますので、参照ください。

-ドラフト版からの主な変更点

・ プロシージャ/フォーム/申請窓口等について、主な変更点の説明

-施行に当たってのスケジュールと注意点

・ 12/中旬にアサイメントウインドウサイズを通知。
・ 現行ルール最終日(2000/1/28)
・ 新ルール施行日(2000/1/29)
・ 現行/新ルールの平行運用期間は設けない。

[質疑応答]

Q4    AWについての改定時期と他会員のAWについての情報は知ることができるのか。

A4    各会員毎のAWサイズは公開しない。また NDAを強化してその中で運用したい。
      サイズの変化する単位期間(見直し単位)については、内規に定めており、
      その内規も極端に厳しいものではない。淡々とあげていくことを想定して
      いる。また、いきなり申請レベルがさがったりした場合は調整をすることに
      なるでしょう。

Q5    短期間の割り当て申請については、考慮頂けるのか。

A5    ポリシとして1年のプランを練ってほしいが、突然にサービス等に使用したい
      場合は情報をもらえれば判断することはできるので、単純に拒否することは
      無い。

Q6    network-plan に PART が追加されたが、同一セグメント内で固定の部分と
      PART が混在する場合はどう書くのか。

A6    分けれる範囲は分けてほしい。混在するのであれば、remark に補足説明を
      お願いしたい。

Q7    イベント用の短期間アドレス割り当てにも現在の方法を用いるのはわかるが、
      AWを超える場合が考えられるので、その部分への対応は考えているのか。

A7    イベントの種類にもよるが、ビジネス的な部分で開催されるのは会員毎に対応
      することとしてお願いしたい。

Q8    apply@nic.ad.jp 宛の申請は事前登録が必要か。

A8    DB登録と同じです。(補足:申請フォームによっては、エンドユーザの申請
      も許しているので、詳しくはドキュメントを参照願います)

Q9    /29 の簡易割り当てが廃止されたのはJPNICのローカルルールであったため、
      今回 APNIC のルールに合わせたと認識しているが、それを ICANN ASO に提案
      しているのか。また、提案済みであればいつ頃実現できそうか。

A9    現在 ICANN ASO および AC の組織ができあがったばかりで、議論はこれから
      である。APRICOT で議論することを想定しているが、現在準備中である。

Q10   前回の事務連絡担当者会議で Y2K に関する話があったが、以下について教えて
      頂きたい。
       - ステートメントの公開が行われるはずであったが、どうなっているのか。
       - 対応の進行具合。
       - 年末年始の対応窓口は、どうなるのか。

A10   すべて持ち帰って事務局内で調整した上、今週来週にはご連絡できるかと
      思います。

Q11   network-plan の connect について PART の使い方は、動的割り当てや間欠
      接続だと思うのですが、どう使うのか。また登場した背景は何か。
      proxy arp で同一LAN接続の場合は PART と考えたほうがよいのか。

A11   動的割り当てでも、常時接続しつづける場合は静的な割り当てであって PART
      ではない。登場背景は、APNICのルールとして登場している、PART だと ping
      には返事しないだろうし、常時接続では返事するであろう的な考え方になって
      いる。
      proxy arpについては、PARTでよいです。

4.閉会の挨拶
  IP+AS番号割り当て検討部会主査/副査より閉会の挨拶があった。
            

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